ハゴロモ少年 1

ハゴロモ少年 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
須貝あや 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

作画
須貝あや 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's-LOG COMICS
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784757729568

あらすじ

布にこだわるデザイナー・宗一朗が手にした、この世のものとは思えない麗しき布。それは目の前で唯という少年に変化した!唯の正体は、天界から舞い降りた羽衣。悪い人間から逃げるため、人の姿になるのだという。どうやら「やさしくされれば布に戻る」らしいのだけど!?
出版社より

表題作ハゴロモ少年 1

こだわりのデザイナー
ハゴロモ少年

その他の収録作品

  • NOS CREW過去編 服飾学生中島くんの一日

レビュー投稿数2

やさしくなってね

最初に、これはBLではないと思いますが、多分にBL的要素は含まれております。エッチ無しの可愛くて優しいおはなし(しかもBL)が読みたい人向けと言っていいでしょう。

素材にこだわりがあるばかりに行き詰っているデザイナー・宗一郎のところに現れた布は、創作意欲を駆り立てる美しさだったのですが、目の前で少年・唯に変身してしまったので店に連れ帰ってきます・・・。
唯は天界で織られた羽衣で、人型になるのは悪い人間から逃げるため、やさしくされれば布に戻るらしいことが分かると、なんとか布に戻ってもらおうとあれこれ工夫してみるのですが・・・。

唯少年はいつもニコニコ笑って純粋でいじらしく健気で、宗一郎たちの役に立とうと頑張りますがなかなか上手くいきません。
宗一郎は、服作りだけがとりえの寡黙で真面目な青年です。喜怒哀楽を上手く表せないタイプだと思います。羽衣に未練はあるものの、何事にも一生懸命な唯を布として扱うことには後ろめたさもあり、かといって新しい作品はなかなか生まれず、葛藤の日々が続きます。
ただ、店(NOS CREW)の仲間たち(店長と中島くん)が宗一郎よりもはるかにおおらかで、無条件に優しく見守ってくれているのと、天女のミミちゃんとその羽衣・サヤちゃんがフォローに現れてくれたので安心しました。

お互いを思いやる気持ちが通じ合ったとき、唯は羽衣に戻り天界に帰ってしまいますが、それでお終いではないので2巻に続いちゃうわけです。

何が萌えるかって言うと、唯が椅子に座っているシーン。必ずちょこんと正座をしています。んー、そこが唯らしい。
あと、唯が着ている数々の服が可愛いのでそこも見所。男の子が着るには無理があるんじゃ?っていうようなデザインですが、そもそもが女物だし似合ってるし、いいとおもいます。とにかく唯が健気で可愛いんです。よく転ぶし。

描き下ろしは学生時代の中島くんと宗一郎のお話。ただそれだけだけど、なんだかいい。カバー裏にもお楽しみがあってお得感倍増。

3

やさしく扱ってください。

 デザイナーの宗一郎が手にした麗しき布が少年に変化。その正体は天界から舞い降りた羽衣で、優しくされれば布に戻る、な話。
 非BL。ほんわかする話。温かいです。健気でかわいいです、ハゴロモ少年(唯)。宗一郎もかっこいい。
 ただ・・・。
 最初は自分の作る服のために、唯を布として使おうと思っていた宗一郎に惹かれる理由は「?」。むしろ、

 中 島 の 方 が 全 然 優 し い 

 という事実。惹かれるならこっちだろう、と思った。
 だんだんお互いの思いが通じ合っていくのは微笑ましくて良いのですが。最初に出会った、という絆の問題なのですかねぇ。

 こういう純粋な話を読むと心が休まりますよね。かわいい系で萌えたい方は是非。

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