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基本オリジナル読みで二次創作は滅多に読まないのですが、大好きな原作だから読んでおこうとこのアンソロジーに手を出してみました。
【暗】
月村教授と要のお話。
あの…「私もああしたいと思ってしまった」って思ってる人、犯人のかたですよね? したい、じゃなくて、しましたよね?
このお話を書いた作家さんは、ゲームをプレイしてないのかな…と、アンソロジー一話目から不信感を持ってしまいました。
【掌に落つ、満ちる星】
抱月と真弓のお話。
私がこのゲームで二番目に好きなキャラが真弓ということもあって、かわいらしいお話にほのぼのしました。ただ真弓はもっと伏し目がちな感じなので、ちょっと目がぱっちりしすぎかな~と思いました。それ以外はよかったです。金平糖を食べたくなりました。
【詩と真実】
光伸と土田のお話。
悪くなかったんですが、なんだろう、私、土金土が好きすぎるんだなぁ…と思いました(上でこのゲームで二番目に好きなのが真弓と書きましたが、一番好きなのは光伸です)。原作の土金土が好きすぎて、どうもピンと来ませんでした。でもそういうこだわりを抜いて見たら多分悪くないお話だと思います。
【薔薇ノ木ノ下デ素振リ】
要と土田と月村教授のお話。
要のドジっ子加減がかなり強調されていました。そしてさらに強調されていたのが、月村教授の要大好き要バカ加減。原作の月村教授とは全然違いますが、あまりに大人げない要バカっぷりをかわいいと思ってしまいました。原作の月村教授のイメージを崩したくない人にはNGかもしれませんが、個人的にはおもしろかったです。
【キスが熱い】
土田と抱月のお話。
ちょっと土田のデレかたがストレートすぎてなんか違うな~と思ってしまいました。照れても表情はあまり変わらないでいてほしかった…。
【かくしごと】
あずさと真弓のお話。
この二人は「受け×受け」っぽくてかわいいなぁ~。原作のイメージも壊す感じではなくてよかったです。あずさも真弓もかわいいです。
【嘘と蝋燭】
抱月と光伸のお話。
光伸、演技派だな!と思いました。かわいげないところがかわいい感が出ていてよかったです。
【君だけに伝わらない】
あずさと要のお話。真弓の出番も多め。
あずさがとてもかわいかったです。こういう言動とりそうだな~という感じで原作のイメージも壊しません。わがままでツンデレなあずさ、かわいいです。
【Libera me】
要と誠司のお話。
絵がこのアンソロジーで一番好みでした。お話は、BL未満という感じです。でも誠司好きなのでおいしかったです。
「もらうからな」「いうんだな」等、要の喋り方が原作と違ってちょっと男っぽいです。
【華の日々】
光伸と土田のお話。
このカップルはもうちょっとラブ度が低いほうが好みかな~と思いました。やっぱり原作の土金土が好きすぎるせいか入り込めず…。
【闇夜の脅迫者】
これ犯人誰なんだろう…月村教授も引いてるしw
【あずあずと真弓ちゃん】
あずさも真弓もかわいい…。最後のコマで土田がまんざらでもなさそうな顔してるのがうけました。
【意外とムッツリな土田さん】
要が好きな土田、それをからかう光伸という関係が好きなので萌えました。
【路傍の花】
要と光伸と抱月のお話。
要の、一見女々しいように見えて実は強い感じが出ていてよかったです。光伸→要←抱月っぽい感じですが、あえてこの展開からの水金水もいいかも…と思いました。
【楽園-エデン-】
抱月と月村教授のお話。
原作にはないカップリングです。抱月がまだ月村教授を好きというお話。原作にないカップリングは二次創作ならではですが、月村教授が要以外を好きになるのは想像できないですね~。
【其は誰ぞ】
要と土田と光伸の三人揃ってるのが好きなので萌えました。
【安静に】
要とあずさの話だけど、脇の土田と光伸がいい味出してます。
【錯誤と誤算】
月村教授…!原作ではクールなキャラが二次創作ではおバカってなんか萌えるかも…と思いました。
【伝言】
外国語での伝言では本当にこういうことありそうです。
【土蔵と和菓子と私】
「ゆべし」がなんだかわからなくてググりました。甘いもの好きな抱月がかわいいです。
【このこねこねこ】
要とあずさ+誠司のお話。
あずさと誠司は原作では面識ないですが、確かに相性は悪そうです。
【おてんばメートヒェン】
タイトルはメートヒェンとなっていますが、あずさがメインの4コマが4本です。最初の光伸との4コマが特に好きです。
【真弓の陰謀】
真弓+土田とあずさのお話。
真弓の性格の悪さのベクトルが原作と違うけどかわいいです。ツッチー…。
【キスの値段】
光伸と真弓のお話。
原作よりラブラブ。だけどイメージを壊すほどでもなく、よかったです。
全部の感想を書いたので長くなってしまいました…。たまには二次創作もいいかなと思いましたが、やっぱり一話目の、明らかにゲームをやらずに描いているお話が残念でした。
人気カプや主人公カプに偏らず、いろんなカップリングがあったのはよかったです。