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表紙折り返しに「兄弟」の定義?が5つ書いてあります。端折って説明しますと、
1実の兄弟
2義理の兄弟
3絆で結ばれた兄弟分
4親しさこめた呼び名
5必要以上に愛情がわいてしまう愛おしい関係
この5!そういう意味ではBLってみんな兄弟?!と妙な方向に興奮してから読み始めたアンソロジーです。
私が印象に残ったのはTATSUKI先生の「砂の城」。有名な某推理小説と見まごうてしまった作品ですが、内容は異母兄弟の交流でほんわかとしたラストでした。コミック「もしも願いが」に収録されています。
発売から年月が経っていますので、コミックに収録されている作品も結構あるようです。千葉リョウコ先生の「真夜中を過ぎた頃」やヤマシタトモコ先生の「 イッツ マイ チョコレート!」などなど。
そんな中、草間さかえ先生の「食わせ者」は現在のところは単行本未収録の作品だと思います。表紙にもなっている二人が兄弟で、笑んでいるのが昭夫で、道夫と二卵性双生児です。昭夫は朝の弱い道夫の世話をするので、恋人と甘い朝を過ごす事はないという内容です。昭夫の手際の悪さを見かねて手伝った、恋人の洋二に道夫がキスをして…と8ページという短さの中にもひとひねり入ってある展開がさすがだと思いまいました。あと余談ですが二人とも眼鏡なんで、眼鏡萌え的にもおいしい話でした。
shiwo先生の「CROS SOVER」は愛憎あふれるといった感じで、いくつかのコミックスを所持していて既読の作品があってもやっぱり豪華だなぁと思うアンソロジーでした。
兄弟かぽーだったり、兄弟がいっぱいだったり、いろいろです。
中でもヤマシタトモコさんの作品がお気に入りです。
兄弟がたくさんいて大変な長男の話で、
チョコレートを分けるのも大変で、自分も食べたいに、妹や弟に分けなくちゃいけなくて、自分も悩みだってあるのに、世話しなくちゃいけなくてみたいな、ほのぼのとしとるかんじで、切ない感じがいいですっ
お兄ちゃんは大変なんです。
是非読んでみてください
兄弟かぽぉもあるので苦手な方は注意です。