乱菊
新作のブッシュ・ド・ノエルのアイデアが出ずに、少し煮詰まっている小野。
そんな様子を見たエイジは、先生の脳を活性化させるべく千影×小野のアハーンな妄想話を語り出す。
お陰で翌日には橘も大喜びの新作が見事完成!というお話なのだが、濡れ場シーンが妄想だという点でちょっとはマイルドになっている・・・のか?
シリアスなものが続いていたので、ちょっと息抜きといった感じの軽いお話で読みやすいかとは思う。
まあぶっちゃけ小野の夢ではなく、夜のオカズなお話。
激しいBLを読み慣れている読者なら、バッカだなー!と笑い飛ばせる内容なのかとは思うが、ただの「西洋骨董洋菓子店」ファンだと、少々度肝を抜かれる内容となっている。
というか・・・西洋骨董同人誌は全て、初心者が読むとドン引きすること間違いなしの内容と言った方が正確かも。
小野の目から見た橘という視点で彼の別な顔も垣間見れるので、橘びいきな方にとっては少々納得いかない部分もあるかもしれないが、ぜひ手に取ってみてほしい。
もちろんエイジや千影の思わぬ一面というのも発見できて、西洋骨董マニアにとってはやはり避けては通れないところ。
とにかくエロが半端ないと言う事はお伝えしておきたいと思う(;´Д`A ```
『西洋骨董洋菓子店』の同人誌、第三弾。
今回はクリスマスを控えて、新作ブッシュドノエルのアイディアが浮かばない小野に
エイジが脳細胞活性化の為に、「じゃ先生、俺が一発元気の出る話を!!」と語った
妄想エロ話。
お相手はちい=小早川千景氏。
なんたって、小野にとってちいの外見はすんごく好みだからね。
舞台は厨房。
一気に語られずに、時々「ヤダ〜〜!!」と小野がノリノリで照れてたり
「ん?僕がネコなの?」と設定をすりあわせたり、
そして妄想の中でもエプロンがほどけなくてちいが戸惑っていたり(爆)
アンティークの同人誌は、コミカルな側面を持ちながら
実はヘビーな世界を描いているので(って原作も結構ヘビーかな?)
時々、お口直し的にこういう小休止が入るんだなぁ。
その辺の緩急の付け方も、上手いと感心します。
よしながさんには、「彼は花園で夢を見る」という美しい作品があるなぁ、と
タイトルでそんな連想をしたり、
この師弟なんともいいコンビなんだな、と微笑ましかったり。
楽しく読了。
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