十架
今日は夏祭り~。七夕と言えば浴衣だよねっ!ってことで皆、浴衣姿に。
千影はデコちゃんと二人で。
橘はエイジと小野の着付けをするんですが、着付けって恥ずかしいよなぁ。
自分もやってもらったことあるけど恥ずかしいよアレって。
橘って何でも出来るんだなぁ。でも出来るのは彼女のお陰っていうのが殆どなのが橘らしいというか…。振った彼女がプロダンサーでスペインへ行く、と言った時の橘のフラメンコも出来ちゃうぜ俺っていうのに思わず頷いちゃう。
振った理由がお店ってのもなぁ…。
小野もそれに気づいて嬉しく思ってしまうのが切ない。
ケーキが食べたくなるけど、小野の言葉で一瞬嫌になる(笑)
橘に千影と付き合っていることがバレた…。怒るのかなぁと思いきや、心配されただけ。
小野っていつでも橘に構われたいのかな、それって恋をしたら気にして欲しいっていうホント初歩の初歩の恋だよなぁ。
愛じゃなくてずっと恋のままで、好きだともう一度気付いてももう後戻り出来ない状態に…って切ないなぁ。千影は二番目に好きな人ってことなのかな。永久に橘は一番。
でもその一番好きな人にはもう一度想いを伝えることも出来ないってのは切ないよな。
想いを閉じ込めて殺すしかない、殺さなければ千影を傷つけることになるから。
…これだけ泣いた同人誌も珍しい。これは本誌として出すべきな気がするよ…。
うっそ∑(*゚д゚*)
こうくるかー!!!
橘に、千影とつきあっていること話す小野。
もうそれでいーじゃん、千影とお幸せにv
じゃ!ないんだっ!!!
小野という魔性のゲイは、どこまでも背徳的で
どこまで報われない恋に身を焦がし続けるのでしょうか?
ドMで、ドSって性質わるぅー。
『七夕の夜』なんで、商店街のお祭りムードにのっかって
アンティークのみんなも浴衣にお着替えをします。
でこちゃん登場で、ほっこりv
でこちゃんが橘と結婚すれば、千影は橘のお父さんになれるv
と、いう仕組みに父娘できゃいきゃいするのがかわいらしかったv
そんな楽しい夏の夕べに、決定的な恋心に気付く小野なんですよ。
織姫と彦星みたいに年1で
橘と小野が寄り添うなんてことはなく・・・
ずっとふたりはアンティークでケーキを売り続けていくのかな。
しっかし最後は、千影と浴衣えっちv
エロ〆であります。
浴衣で夏祭り
千影と小野がくっついてしまった後、橘がそれに気づくお話。
商店街の催しに合わせて、アンティークの面々も、それぞれ橘の見立てた浴衣姿に、
千影の浴衣姿を見たときの小野の様子で、二人の間に変化があったと気づいてしまう橘。
そんな橘に、小野は改めて恋してしまうが、、、
恋心は恋心として、どうにもならないし、好きだから抱き合っていて、離れられないのもどうしようもない。
それにしても、いくら浴衣姿が色っぽいからって、いきなり厨房でくわえちゃうのはまずいよ、
橘が知ったら、怒るよ
やられた、といった感じでした。
自分の中ではベストオブアンティーク。
橘と小野と千影のなんともいえない微妙な関係性の中で小野祐介という非常に人間臭い恋愛がすごく生きていて涙が止まらないにも程がありました。これほど魅力的に生々しくキャラクターが動く同人誌は読んだことないです。
お互いがお互いを大切なのにその大切さが違う切なさと、大人の苦さ。
誰が好き、とか誰が大切、とかそういう順位をつけることを許されない苦しさが余りに切なくて泣けてきます。
よしながふみ先生の作品はどれも余白が大きな魅力だとは思いますが橘が特別だと自覚してしまった小野の手書きの文字で綴られた真摯な思いと、過去とシンクロして描かれた小野祐介の表情。
読み終わった瞬間もう一回読んでしまいました。
「西洋骨董洋菓子店」同人誌その11。
本日は7月7日、リアル七夕。
しばらく前から順に細々「西洋〜」同人誌のレビューを書いていたのですが、
なんとかこの日にここまで行き着けたらいいなぁと思っていたのですよ。
どうでもいい個人的な拘りですが……
閑話休題。
商店街のイベントに参加して、従業員全員浴衣を着ることになる。
着付けは橘。
相変わらずなんでもできる可哀想な男である。
生まれて初めて着物を着て、嬉しいエイジ。
千影とでこちゃんの天使父子(天然でおバカだとも言う)は、
でこと橘が結婚すれば千影が橘のお父さん、という素敵な妄想にはしゃいでいる。
そして。
橘にもう一度「恋」をしてしまう小野。
でも千影と関係を持ち彼の優しさを知り、
橘にもそれを知られてしまった今、その「恋」は行き場がない。
かつて手痛く振られた恋は、育む間には切ない甘さもあっただろう。
でも、今度の恋は生まれた途端に葬るしかない、誰にもしられてはならない恋だ。
橘に恋をする限り、小野の幸せはない。
でももしかしたら、だからこそ小野は橘に恋をし続けるのかもしれない。
小野が、地に足のついた幸せを噛みしめる日が来ることを、祈りたい……
橘の独断で商店街での夏祭りに参加することになったアンティーク。
全員(従業員+でこ)が橘の着付けで浴衣にお着替え。
しかし本当に何でも出来る男である・・・橘。
別れた彼女とスペインにでも行ってたら、スペイン語もフラメンコも即マスター間違いないだろう。
そんな感じで何となく平穏な雰囲気が流れてはいたのだが、やはりそうは簡単に行かないようで。
小野は橘が何気なく発した言葉で、橘のことが好きだった昔の感情が一気に逆流し、それと同時に千影のことがある限り、もう二度とその気持ちを伝えることすら叶わないと知り涙を流す。
一体誰が悪いんだろうか・・・。
普通の高校生であった橘が男の小野に好きだと言われて罵倒したのが悪いのか、それがトラウマになって人と真剣に向き合わなくなった小野が悪いのか、それともただ小野を甘やかせるだけの千影が悪いのか。
誰も悪くない。
皆が可哀相だなと、読み終わってしんみりとしてしまうラストだった。
・・・・・・と思っていたのだが、最後はやはり千影×小野でシメ(・A・)
やはりか。
しかし間抜けな千影の顔を見ていたら、小野も泣いている暇なんてないのではないだろうか。
そうやって千影といることが、ごく自然な日常になればいいのに。
この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。
18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?