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teppen kaketaka
まだ一巻しか読んでいない上での感想です。
もう…。とにかく格好いい。
登場人物たちの男気が格好よすぎです。
この作品は大きなカテゴリーに分けると「ヤクザもの」にあたると思います。だから登場する人間の多くがヤクザ者。
でもそんな中で「惚れた男は死んでも守る」、そういった気概を持つ男たちがいるんですよ。
命を張って好きな相手を守ろうとする姿がたまりません。
物語は、主人公である寅次郎とさくらが大人になっている現在の場面から始まり、二人の幼少期へと時間を戻します。
不遇の子供時代、互いの存在だけが大切だった二人。
まだ小学生で非力ながきんちょが、唯一無二の相手を守るために男を磨いていく、強くなっていく。そういった成長過程を追っていきます。とっても良いです。最高です。胸がぎゅうってなります。
二人がその後どうなるかは冒頭でわかっているので、その片鱗を感じたり、「そうか、この子があんなふうに成長するのか」とドキドキしたり。回想から入る作品の醍醐味ですね。楽しいです。
二人の関係性が変化していく姿は二巻以降に描かれていると思うので、今から楽しみ。
そして忘れてはならない、緋高と八代ペア。
最高です。
ドツボでした。
今のところ主人公二人の幼少期編のみにしか出ていないのですが、この二人の関係性が大好きです。
ヤクザのナンバー2である緋高と、水商売をしている八代。主人公二人がまだ小学生なのもあって、色気やアダルティな雰囲気がより増して感じられるのが良い!
恋愛の駆け引きや、打算や執着。そういったものは大人同士の恋愛だからこそあるもので、でも大人だから簡単には好きと言えないし簡単には手をだせない。
大人であるがゆえのしがらみに捕らわれて悶える姿って、個人的にすごく色気を感じるんですよね。
緋高と八代の二人の間にもそういった色気を感じられて、その瞬間にこの作品の虜になりました。
小学生の真っ直ぐで暖かい愛と、絶妙な対比になっています。もう本当に石原理先生に感謝するしかないです。この作品を生み出してくださってありがとうございます。
そして、嬉しいことに二冊も続巻がある。
絵の方も、最初は割りとざっくりとしたタッチだったのが、話が進むにつれより綺麗になっていくように感じました。なので今後ますます色気の増した登場人物たちの姿を見れるのかな。楽しみです。
どうか主人公二人はもちろん、緋高と八代も幸せになっていますように!
3冊で完結。
1作目は、冒頭がプロローグというか、時間軸は現在ですが、壮絶な因縁のある二人が再び出会った場面からで、この後時間を過去に遡ってここまでの人生が描かれます。
この構成がにくいですね。
美人の医者、さくらと、極道になった寅。二人は幼い頃生活をともにしていました。親同士が駆け落ちして不在、互いに無二の存在になる。
小さい頃から思い切りがあり男気もあった寅はヤクザに気に入られてその道へ。
BLだからラブ展開はほのめかされていますが、むしろ恋人以上の強い絆でむずばれた関係だと思わされます。
最近完結したこちらのシリーズを遡って読み返している今日この頃。
怒涛の最終巻も良かったけれど、この1巻の(特に第1話)のワクワク感はやはり格別です。
極道組織「四菱会」会長が病死。
お稚児趣味だった会長には跡継ぎがおらず、後継者をどうするかという時、「龍園寅次郎」なる男が数年ぶりに帰国する。
闇医者のさくらを会長に据え、自身は参謀役に回ると言う寅次郎の思惑とは…
四菱会を筆頭に、一癖もふた癖もありそうな人物が続々登場するこの導入部は本当に秀逸。
人前では一部の隙もなくカッコいいのに、さくらの前ではワンコ化する寅にも萌えます♪
「テッペンへ翔ける」という子供の頃の約束をようやく実現させようとする二人ですが、ここから物語は過去編へ。
寅とさくらの少年時代と、二人が極道の世界に足を踏み入れることとなったきっかけが描かれます。
同じアパートに住む幼馴染の二人。
小学5年生のさくらは、父親の借金を返すため、四菱会の会長候補・座仏(※冒頭で病死した会長)との賭け将棋に挑み敗北。
小学3年の寅は、さくらを取り返すため座仏に勝負を申し込む。
小学生にして肝の座った二人のカッコよさに惚れ惚れします。
ここで登場するのが、ヤクザ組長の緋高とホストの八代という大人カップル。
第1話の現在編では姿のなかった彼らの未来はいかに?という点も本シリーズの見どころの一つです。
この二人の醸し出す大人の色気もまた秀逸。
特に八代の描かれ方がとても好きです。
ヤクザと関わっても汚れない心の強さと、カタギとしての立場の弱さとが同時に描かれている点が。
座仏に四つん這いにされ尻を叩かれるシーンは、犯されているわけでもないのにもの凄い色気と屈辱感があり強烈でした。
座仏の言葉からも、八代の表情からも、男同士の行為が悦びと羞恥が紙一重であることが伝わってきてとても印象的なシーンです。
その後、助けに来た緋高と想いを打ち明け合うわけですが、これ以前は恋人未満の関係だったのか?寅を交番に送り届けた後はどこへ行ったのか?
サブカプなので詳しくは描かれませんが、色々気になってしまいます。
少年時代、さくらの前から突如姿を消した寅が、高校生となったさくらの前に再び現れたところでこの第1巻は終了。
この先二人がどう成長し、極道の世界でテッペンを目指すのか、大変気になる引きとなっております。
この度全3巻でめでたく完結したことですし、是非この1巻からの一気読みをオススメします!
ヤクザ(龍園寅次郎)×闇医者(柚木さくら)
≪現在≫
四ツ菱会会長が亡くなり、韓国から龍園寅次郎が帰ってくる。次期跡目にと依頼される寅次郎だが、本人は闇医者の柚木さくらを組長にし自分は参謀に回るという意思を伝える。
≪幼少時代 寅次郎3年生 さくら5年生≫
寅次郎の母親とさくらの父親が駆け落ち。賭け将棋に負けたさくらの借りを取り返すため、寅次郎は四ツ菱会の次期会長候補・座仏に将棋勝負を挑む。
≪青年時代 寅次郎中学3年生 さくら高校2年生≫
施設から寅次郎がいなくなり2年。偶然二人は再会する。
帯に[男が惚れる男になる!!]とありますが、そういう話にこれから展開していくのかと思うとゾクゾクします。石原さんの作品(1、2冊しか読んだことはないのですが)は、恋愛感情のつながりというよりは男同士の友情や信頼関係などを、とても色っぽく描いているという印象があるのですが、この作品もそういう展開になりそうです。“なりそうです”というのは、残念ながらまだこの1巻では導入部しか描かれていません。とはいえ導入部だけでもそうとう引き込まれました。早く続きが読みたいです(施設からいなくなった寅次郎とさくらが偶然再会したところで終っているので、2巻は青年時代が読めるかと思うと…待ち遠しい!)