見てらんねえよ

miteranneeyo

見てらんねえよ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌12
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
56
評価数
20
平均
3 / 5
神率
0%
著者
タクミユウ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH mania COMICS
発売日
価格
¥581(税抜)  
ISBN
9784877248635

あらすじ

高校時代から、工藤暁生はいけすかないヤツだった。俺の彼女はみんなあいつに取られたし、みんなすぐに捨てられた。だから俺は、あいつが大嫌いだった。嫌いオーラを出しまくり、あいつの視線すら無視してた。
なのに、現在。大学もゼミも住んでるアパートも全部一緒って何の悪夢か。おまけに俺の態度を勘違いしたらしい工藤が、俺に惚れたとか言ってきて…?
「夏目が俺につっかかってきたりわざと無視したりするのって…俺に気があるから、なんだよな?」
「…………は?」
フリーズする俺をよそに、その日から工藤のアプローチが始まって…?
出版社より

表題作見てらんねえよ

女にだらしのない優男
プライドが高いまじめ男

同時収録作品Kiss in the pool

先輩
後輩

同時収録作品愛は惜しみなく奪う

その他の収録作品

  • やっぱり見てらんねえんだよ(描き下ろし)

レビュー投稿数11

悪い大人がめちゃくちゃ好き

中編(・書下ろし4ページ)・短編・短編の3カップルの話が収録されています。

工藤×夏目「見てらんねえよ」「やっぱり見てらんねえんだよ」大学生・同期生。髪をくくっている工藤に萌え。
高塚×横田「kiss in the pool」高校生・先輩後輩。サブキャラの眼鏡の佐藤がいい味出していて好きです。
榛名×和生「愛は惜しみなく奪う」悪い大人・高校生。愛人契約。妹のぷるぷる唇が可愛い。

どの話も好きですが、特に最後の榛名×和生が大好きです!
榛名は何の仕事をしているのか分からないけれど、とにかく悪い大人で金以外にも色々権力を持っていそうです。悪い大人が本気で欲しい思ったら怖いな!でも傍から見ている分には楽しいな!和生は逃げられないな!と、表題作の二人を差し置いて大興奮でした(笑)

3

綺麗で落ち着いた空間の中で、楽しく読めるお話

表題作が1冊のうち約半分ちょっと位で、
その他2つ短編集が入っています。
私はどれも好きだなー。
短編の2つは短いんですけど、短さを感じませんでした。
タクミユウさんの絵も世界も私にはツボみたい。
ちょっと特長のある絵だと思うし、
いやぁ〜むちゃむちゃ上手いわぁ〜という絵だと思わないんですが、
なんかドキッとする感じ。
途中、夏目が工藤にせまられて「なんだ、この強力な力は?」っと動けなくなる場面があるんですけど、
そんな感じ。
私の中では、なんかいつも外は雨みたいな感じの落ち着いた雰囲気がある世界で、
でも決して暗くはなく、
綺麗で味がある絵と世界だと思います。

表題作はプライドが高い夏目と、モテる男、工藤のお話。
夏目は過去工藤に何度か彼女を取られた経験があり、
工藤に対して、いつか見てろよ状態。
一方工藤は取った認識等まるでなくて、
なんでこんなに敵対心持たれてるの?状態。
なので、2人は同じアパート、同じ大学に通う2人という環境の中、
まるで付き合いはなかったんですけど、
ひょんなきっかけで、つるむようになる訳です。
というか、工藤が夏目に対して好意を持ち始める。
工藤はそんなに壁が厚い人ではないので、素直に夏目に気持ちを伝えられるんですけど、
夏目にしてみたら、そんなに簡単に乗り越えられるものでもないし、
自分の気持ちはよく解らないしってなもんで。
でも段々と工藤に魅かれる人達の気持ちが解る、俺も工藤に欲情する…と
まぁ、最後はハッピーエンドになるんですけど、
その過程が見てて、せつなくてもどかしくて楽しかったです。
また工藤って、設定では軽くって、女たらしでみたいな感じなんですが、
全然そんな風に見えなくて、いい男なんですよ〜。
料理も出来るし、弟達の面倒見てたってなもんで、落ち着いてるんですよね。
寡黙っとか、大人びてるっとかの落ち着きじゃなくて、
人間として年相応に落ち着いてて、素直で、いい男でした。

短編の「kiss in the pool」は先輩後輩のお話。
後輩の横田がむちゃむちゃ先輩に憧れてて、
先輩の自主練に付き合いたくて帰省するのもやめてしまう位、
よくある流れだと、横田が先に先輩に迫りそうな感じなんですけど、
先に自分の気持ちに気付いて迫るのは先輩、高塚の方でした。
でも高塚先輩、告白した後も淡々とした感じは崩さず、男前のままなんだよな〜。
なんかそれが素敵で。
一方告白された横田の方がどぎまぎと焦っちゃってて。
楽しかったです。

最後は「愛は惜しみなく奪う」。
これは本当短かった。
父を亡くし、借金を背負い、病気の妹を抱え、
しかたなく愛人契約を結んだ高校生、和生のお話。
設定から言ってダークなんですけど、
いや、読んでてもダークなんですけど、痛いんですけど、
そこまで不快な感じがしない。
最後ちょっと解りづらいなっとは思ったんですが、
なんか和生が、なんというか綺麗というかかっこいいというか…
なんかいいんだよなー。
何、この微妙な2人の関係って…って感じでした。
っという所が私のタクミユウさんツボだなぁと思いました。

やっぱりタクミユウさん、好きだわぁ〜。

3

学生同士のいちゃいちゃ(笑)

表題作は大学生同士の話。
高校時代から同級生であった攻に2度も彼女を取られて恨みを持っていた受。大学も同じところに進み、しかもアパートも同じという因縁もあり、むしゃくしゃした受はやられたらやり返せてなかんじで、攻が次に狙っているだろう女性にモーションをかけてみた。が、なんてことはない。攻は女だったら誰にでもいい声をかける、たんに女にだらしのない男だったと判明。しかもモーションをかけた女性は女王様だった(笑)
話は、誤解がただの誤解であるとわかって、けれど互いに意識し合っていたなんてボーイズラブ的にうれしい展開へ発展する(笑)
この受がなかなかの男前で少しツンデレ系だが、押せ押せな攻にどぎまぎしている顔がなんともかわいい。それに攻もヤられている(笑)
男同士という関係と攻が女にだらしがないという面を持つせいか、受は関係を受け入れずにいろいろと考えてしまうところがすこしじれったかったが、ゆっくり恋愛が進んでいく過程はにやにやが止まらなかった。
表題作のおまけで嫉妬する攻を見られてヨカッタ!
あと、高校の水泳部を舞台にした先輩後輩の恋愛と、すこしブラックなかわいい話の2本が収録されている。
どちらもイイかんじで萌え(笑)

4

目の敵にしていた相手と

表題作は大学生もの。
夏目は立て続けに好きな女性を工藤に取られて腹が立っていた。なので夏目は仕返ししようとしますが残念な結果に終わってしまいます(^_^;)
夏目が工藤を責めて工藤が素直に謝ったのにはびっくりしました。そこから2人は話しをするようになります。今まで口をきいたこともなく、むしろ夏目は工藤を憎んでいたのに工藤がご飯をつくるようになって話すようになって困ってる夏目が可愛かったですw
工藤が何度も「下心だ」ってw夏目に必死に迫ってる工藤が好きです。
夏目はあまり受け受けしくなく、ちょっとツンツンしてる感じですが信じられないと思いつつ工藤を好きだと思ったり、キスしたりするのには萌えましたw

表題作以外には『愛は惜しみなく奪う』が好きです。
和生は父親が死んで妹と2人だけになった。死んだ父親は借金もあって頼れる親族もいない。そんな和生に父親の昔の知り合いという椎名が生活費や学費の援助をすると言う。ただしそれと引き換えに椎名は和生の体が欲しいと言う。
これを椎名は「ビジネス」と言っていました
最後で椎名の黒さが垣間見れます(笑
でもこういう話嫌いじゃありませんw

1

萌えました

 今出てる新刊「恋っていうのは」が割と面白かったので、ほかの作品も買ってみました。個人的には「恋っていうのは」よりも、こちらのほうが好きです。

 大学生同士のお話ですが、受けが男らしいのがポイントですね。攻めのほうが髪長いし。見た目がどちらも麗しく、それだけでも萌え萌えするのですが、受けのツンデレでうぶなところが可愛いです。
 もっとイチャイチャするところを見たかったなぁ。

 

1

オシャレなデレ受に萌え★

BLにしたら珍しいスタートの仕方でビックリしました。
お互いの女を奪い合うって...地雷踏んだ!?と焦りました。

タクミユウさんの受は、しっかりした体つきの男なんで萌えます!
なのに、赤くなった時の顔はかわいくてエロい!
それに、髪型といい、服装といい、オシャレなんですよね~
特に工藤の髪型いいなぁ~♪

そして、またしても餌付けされる受。
最近、ホントに餌付けでガッツリ受の心を掴む話を読むことが
多いんですが、断然攻が料理上手なものに萌えます。
いい男が料理する姿いいですよねぇ~♪

夏目にキスした後の工藤のデレっぷりがかわいい!
描きおろしのデレデレっぷりはさらにかわいい!!
夏目はツンデレになりきれず、あっさり過ぎるぐらいあっさりと工藤に
落ちちゃいましたね。
もう少しツンデレ発揮して焦らしてくれても良かったんだけどなぁ~
ってか、一人Hしてるとこを素の状態の友達に見られるって
どんだけ恥ずかしいんだろなぁ~

「kiss in the pool」
ん~これは受にイマイチ萌えられませんでした。
かわいさもなく、カッコ良さもなく、魅力がなくて...

「愛は惜しみなく奪う」
この話良かったです!主役の2人がとにかく男前!!
明らかに裏のありそうな榛名さんいいですねぇ~
もう一人パトロンが出てきて、焦って和生争奪戦に参戦する榛名さん
見たかったなぁ~★

1

微妙な距離感が○

今までのコミックで、一番長いストーリー物かな?

表題作「見てらんねえよ」
ノンケの大学生同士の2人が徐々に近づいていくお話。
ノンケ同士で、最初はお互い苦手?ってあんまりない設定かな、と思ったんですが。
下心ありありで近づいていこうとする攻・工藤もかわいいし、
工藤に対して劣等感を感じつつも惹かれていく受・夏目もかわいい。
くっつくまでの、なんか微妙な距離感がいいんですよね~。

巻末書き下ろし「やっぱり見てらんねえんだよ」はその後の2人。
うーん、くっつくまでの微妙な距離感もよかったですが、
その後の2人も、もっと見てみたい!と思いました。

「愛は惜しみなく奪う」
お金持ちと父親の借金のかたに囲われている高校生のお話。
お互いビジネス、と割り切ってるけど、お金持ち・榛名は実は高校生・和生に執着たっぷり。
設定はありがちだけど、嫌いじゃないです!
榛名の一見冷たい感じがタクミさんの絵にベストマッチ!
最後のコマの表情とか、すごく好きv
この2人、ちゃんとくっついたらすんごいラブラブになりそう。
榛名は実は可愛いタイプだv

0

最悪な印象からのスタート

攻・工藤に彼女を2回も寝取られて、最悪な印象を持っていた受・夏目はある日美人教師とイイ感じの工藤を見かけて、やり返すことを思いつくが・・・。
というお話。もともとお互いに意識していたからこその展開ですよね。
遊び人攻がおとなしい系の受にハマっていくという。このパターン好きです!
蝶子先生の立ち位置がちょっと微妙かなぁ。という気はしました。どうせならもうちょっと強烈キャラだったほうが好みかも。
工藤も夏目も実際にいそうな無理のないキャラ設定だったのもよかったです。ちゃんと男子なところが!

同時収録「愛は惜しみなく奪う」もよかったです。
借金のカタに愛人契約!定番ですよねw

0

下心が見えるようで見えない

彼女を取られた。
そんなビターな過去に傷つけられた自尊心を取り戻すべく、工藤の狙っているらしい講師を誘惑しようとして。
それまで一度も言葉を交わしたことがない徹底ぶりから一転して、人柄を知ればいけ好かない奴が面倒見の良い八方美人になり、プライドの高い生真面目君が単純で直情型の人間不信気味だったりと丸みを帯びる性格。
誤解も解ければ唐突に可愛く見えて、あれよあれよと好意を見せつける夏目に引っ張られるように意識していく工藤。
短編ならばもう少し引き締まったお話になったかもと思いますが、100ページ超の作品では間延びした印象となりました。
他同時収録2作品あり。
「kiss in the pool」
爽やか水泳少年の男前?無表情?な口説きにおろおろする後輩君。
まっすぐ見つめられて嫌とは言えない力技に性急さが感じられ、今ひとつ盛り上がりきれませんでした。
「愛は惜しみなく奪う」
未成年との愛人契約。
榛名の底知れぬ狂気を最初から最後まで感じてしまい、策略にまんまと掴まってしまった姿を見て言いえぬ不安に駆られるどきどきするラスト。

0

下心の物語

以前評価だけ入れてしまっていて「萌」確定になっていますが、今の評価は「萌x2」です。
ちるちるではあまり取り上げられない先生ですが、私は好きな作者さんです。
本作は、3作品収録。

「見てらんねえよ」
この作品、すごく好きなんですよね…
主人公は2人ともノンケ。
自分の彼女を2回も盗られた(と思っている)夏目。
盗ったつもりなどないモテ男の工藤。
夏目は工藤を恨んでいて、工藤のガールフレンドにわざとちょっかいを出したりしている。
一方、工藤はなぜ夏目が突っかかってくるのか全く理由がわからず、それどころか夏目が自分の気を引きたいのか、と思っている…
そんなところからの一種のケンカップル的な展開が始まるんだけど、普通のBLよりももっと夏目があがいている。
夏目がなかなか工藤の気持ち、工藤への自分の気持ちを受け入れずにモダモダしているところがいい。
そこが読者の私も「見てらんねえよ」とズキズキする気持ちで読めるポイントになっている。
結局は、カタチとしては恋愛巧者の工藤が夏目を押して攻略したような形で読めるけど、現実は工藤も全く余裕のない恋愛に放り込まれているのだ。

「kiss in the pool」
高校の水泳部の先輩と後輩のお話。
後輩の横田が先輩の高塚に憧れてくっついて歩いているんだけど、先に突発的に仕掛けてくるのは高塚の方。
高塚は自分が先輩だとかそんな変なプライドも見栄も無くて、とってもストレートな人でしたよ、というお話。

「愛は惜しみなく奪う」
借金まみれの父親が死んだ。妹は難しい病気を抱えて入院中。
そんな苦難を背負った学生の和生(かずい)。
債権者の榛名は、和生の肉体と引き換えに借金の肩代わり・妹の医療費・和生の学費を援助するという…
和生は榛名と契約する。屈辱を隠して。ビジネスと割り切って。
ならば榛名は?本当に和生を想っていることを隠している榛名は…?
榛名の複雑さがラストに奥行きをもたらしている。(もちろん和生は痛々しい)

「やっぱり見てらんねえんだよ」
受け固定の夏目は男としての自信を失いがち。
そんな時、合コンの誘いがくるが…
夏目に対して独占欲がバリバリの工藤が参加を認めない、というエピソードです。

タクミユウさんの作品、主人公たちの恋愛関係には独特の揺らぎ、というか不安定さがある。そこがとても好きです。

0

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