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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズ1巻からここまで読んできて、ここで初めて「神」評価。
正直言って、3巻までは、感情の壊れた男とヤクザの同棲物語って設定のありがちなエピソードっていう感想だったけど、そんな定番エピソードを消化してきてのこの第4巻は、如月のトラウマの元凶とガッツリと取り組みます。
ストーリー全体が、如月が自分の感情と闘う話なので、結構重くて辛いですが、こうやって如月が自分で自分の心の問題に決着をつけられたからこその、これからの二人の生活がちゃんと始められる。
そんな幸福なエンディングでした。
「これからの日々」のデレデレバカップルぶりもごちそうさまでした。
完結編です。
あー、なんかシリアスで難しかったなぁという印象です。
主人公がメンタル的に問題があって、今回はその根本的問題を突き詰めるに至るのですが、そのメンタル的な問題のつかみがちょっと複雑だった。
これまでの3冊もその傾向はありましたけど・・・。
ストーリーは、如月の両親を殺害した犯人が捕まり、弁護士から連絡を受けた如月と尾崎はその公判に出席する。
はじめは何も感じなかった如月だが、ある夜、両親の殺害シーンの夢を見たときから悪夢をみるようになり、尾崎がその犯人に殺される夢を見始める。
如月はそれが現実になるのを恐れるあまり、誰もが予想できなかった行動に出ます。
主人公たちが、2人で一緒に如月の問題を解決していこうとする姿が、いい関係築いてるなと思います。