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作家さんの新作発表
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先日読んだ第2作目のコミックス「TOY★PET」がなかなか面白かったので、初コミックスも読んでみました。こっちは短編集です。
両親の再婚で義理の兄の家に住むことになった弟が、傍若無人な兄と思いっきり軽いいとこに振り回されながらも、兄のことが好きになっちゃうお話が表題作。
お前どうしてそんな奴好きになっちゃったんだ?たいしていいところ無いじゃんと言った感じのシチュエーションなのですが、好きになっちゃったものはしょうがないんでしょうな。
BLというよりファミリーものコメディとして面白い作品でした。
他の作品も、ああ言えばこう言うといった感じの言葉のやり取りがなかなか面白いです。
俺様だったり健気だったりツンデレだったり、Mかと思ったらSみたいだったり、いろんなタイプが楽しめました。
萌評価は高すぎる気もするのですが、なんだか憎めない面白さがあるので、萌にしました。
どうも私、浜野さんの言葉のやり取りが好きみたいです。
前にレビューされている方たちと同じ様に、兄の冷たい言動には賛同できないところはあるのですが、なんだか憎めないんですよね。
面白かったーと思ってここにきたら、他の方の評価が意外と低かったことにビックリ。
表題作は、ちっとも優しくない義理の兄に振り回される弟くんの試練です。
両親の再婚で同居することになったんだけど、いじめられ使いっぱしりさせられ蹴られ殴られ。なのに、軽いセクハラされて好きになってしまうという。アホやねw
この受けくんがかなり好きでした。弱っちくてすぐ凹むくせに、何されても根本的にはメゲてないところが好き。
だんだん(微妙ながら)強くなっていくのも面白い。今後もがんばってくれたまえ。
また、俺様な義理の兄貴が中途半端にデレないところも私好みでした。
糖度は低いけど、あますぎる作品よりもこういう作品のほうが新鮮で好きです。
そしてなにより絵が綺麗。
もっと先のほうまで読みたかったなァ。
他短編いくつか。
浜野リカコのファーストコミックス。
まるごと1冊読んで感じたのは、暴力的だったり、すごくつっけんどんだったり、激しくツンデレだったり・・・そう、ちょっと激しいキャラが多かったかなということ。
けれども基本的にギャグテイストなので、少々DVがあっても流血しても大・丈・夫!という安心設計となっていた。
表題作は義兄弟モノ。
突然聞かされた母親の再婚と、いつの間にか決定されていた新婚旅行。
そのため会ったこともない兄・芳幸のマンションへ居候を余儀なくされてしまった高校生の実のお話なのだが、義兄の芳幸が実に対して冷たい、というか扱いが非常に雑というか・・・とにかくここまでつっけんどんにする必要があるのだろうかと思ってしまうくらい、芳幸の実に対する態度は酷いものだった。
なので、序盤は読んでいてもなんだか実が不憫だな、という印象が強いかもしれない。
ところが、だ。
そんな心配をよそに、いつの間にやら実は芳幸にすっかり懐いてしまっていた。
しかもほんのり変態風味。
ある夜、酔っていた芳幸に触られた事をきっかけに恋心を抱いてしまったようなのだが、これは思わぬ展開(笑)
母親の事を「妾」と揶揄されたり、口汚く罵られたり、すぐに蹴られてみたり・・・普通なら耐えられないはずなのに、これがラブで納まるとはビックリした。
しかも苛められている実の方が、ハァハァとなってしまうとは!(笑)
思うにこれはドSとドMの相性の良さがなせる業かなあと・・・。
いやこれくらいでしか、2人の関係をうまく表す言葉が見つからない(;´∀`)
その他収録分についても、とにかくカップルの片方の性格がキツい。
ツンデレなんかを遥かに超えたキツさなんだけど、そこはあまり問題ではないようで、ラストではどのカプたちもそれなりに幸せそうにまとまっている感じだった。
どうもこれは作者のノリなのか・・・なら、ちょっと私はノリ切れなかった感があるかもしれない。
ドライで読みやすくはあるんだけども、少々色気に欠ける点も気になったし、全体的にもう少し甘くなって欲しかったかな、という部分も含めて次作に期待!
これ程褒め言葉に苦悶する作品群も珍しいな、
と我ながら思います。
恐らくこの登場人物達は単体としてなら魅力的な
存在であろうと思うのです。そう、あくまでも単体と
してなら。あくまでも漫画の登場人物の話として
ですが。
で、そう言う魅力的な登場人物がセーノと集まったら
良い話が出来る筈なのですがそうはならない。
むしろ魅力を打ち消しあったり悪い部分を増幅
させる様なそんな展開ばかりが目に付いてしまう。
お願いですから台本にも力を入れて下さい。
キャスト任せで成功を目論むのではなくて。
久江羽
>乱菊さま
お返事が遅くなりました。
コメントありがとうございました。
確かにひとそれぞれ感じる部分が違うんでしょうね。
私も、自分のレビューを書く前にお二人のレビューを読んで、「褒めちゃっていいの?私?」と少し尻込みしそうになったのですが、自分の意見として書いてみました。
ちなみに、「TOY★PET」は読みようによってはご都合主義的部分もあるかと思いますが、私としては説教くさいところが好きな作品です。
「迷走~」がDV寄りで鬼畜過ぎなら、「TOY~」は優しさと思いやりが詰まっているかなと思います。
乱菊
久江羽さんが「なんだか憎めない」って感じた部分が、多分私にとっては「ノリきれない」んでしょうねえ・・・。
同じ作品の同じ部分でもこうも違った感想が出るくらいだから、やはり何でも自分の目で読んでみなきゃ分かんないなって思いました!
実は2作目買おうかどうか、ずっと悩んでいるところなんですよねー。
この1作目と比べてどうですか?