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binan no tatsujin
小林先生の指南系BLである「デートしようよ」や「たとえばこんな恋のはじまり」がとても面白くて気に入ったので、指南系BLならコレ!というこちらの作品も読んでみましたが、本当に面白くて期待通りでした。
モテない先輩の付き添いでモテる男になるための美男塾の説明会に参加した上遠野。
モテに興味はなかったけれど、とある講師に一目惚れしてしまい入塾するというやつです。
とにかく「モテる男になるための心構え」のボリュームがすごい。一冊のうち8割がセミナー内容です。
もしこれをCD化するなら、講師役の人は死ぬな……ってくらいの長ゼリフの連続。
モテない男たちを前に、そんな彼らにもわかりやすく、なるほど!と思わせるために懇切丁寧に、女性の心理について、こんな時はどうするべきか、など妙に具体的に、そして世の女性の恨み節を混ぜつつ説明してくれてて笑えます。
モテないという自覚のある男たちは、いや、自覚がなくてもとりあえず男なら耳の穴かっぽじってよーーく聞くべし!と言いたくなるような内容ばかりです。
攻めは受けに一目惚れしたものの、受けは子持ちで離婚歴のあるノンケで、とにかく手強い。そっけない。
半ばストーカー化しめげずにアタックする攻めに対して取りつく島もなく、けんもほろろ。
ページ数が残りわずかなのに、全く絆される気配もなくこの二人どうなるんだろう??と心配してたら、手の平を返したかのようにあっさりOKしちゃったのには目が点になりました。
セミナーにページ割きすぎて、ラブ部分に尺が足りなくなったんだな……としか言えません。
攻めの上遠野は難あり物件なのではなく、イケメンだけど若草物語とか赤毛のアンなどの少女文学やオースティンなどを愛読するちょい乙女なところがある青年で、女の子からアプローチされることも多いのだけど適当につきあう事ができず、ちゃんと好きな人とエッチしたいと思っていたら25歳でいまだ‥‥という乙女童貞です。
受けがどうやっても振り向いてくれず、それどころか他の男をあたれと言われて憤慨するのだけど、その時に「「12人の男の子よりお前一人の方がいい」とマシュウがアンに言われたように、俺だって何億人の他の一人よりも夏秋さん一人がいいんだ!」と思うあたり、小林先生、芸が細かいなぁと笑うと同時に感心しました。
BLでマシューのあの言葉が出てくるとは思わなかった。
先述したようにラブ部分については唐突だしぶっちゃけるとオマケ感すらあるので、そこだけ見れば中立なんだけど、なんせ「小林先生のセミナーものを読みたい」という要望に関しては100%以上の満足感を得られたので、神です。
そつなく平均点じゃなくても、突き抜けたものを書けるって素敵だなと。
だけど何も知らずにラブを期待して読んだ方は、絶対ガッカリすると思います。
で、関連作品を見て、え?これリンク間違いじゃないの?と思ったら、塾長と攻めに告白してきたあの彼の前世もの&トンデモラブコメだと?
そっちも読んでみます!
丸ごと一冊がひとつのストーリー。
いやぁ、面白かったです。
恋愛がどうのこうのと言うよりも、「恋愛塾」の先生達の講義が面白いw
クスッと笑えるところがいっぱいありました。
先生たちは下品な言葉を、流れるように話しますし
そこまでしないとイケナイか?と思うようなことも
どんどん言ってしまい、生徒達を「なるほど」とうなずかせます。
ようするに話術に長けているのですね。
社会人としては見習いたいところですが・・・w
笑ってうんちく聞きたい時に・・・ぴったりです。
噂どおり、小林典雅節が炸裂している作品でした。おもしろワードが盛り沢山で、エロいかエロくないかで言えば全くエロくないどころか、そのテの展開は最後の最後オマケみたいな扱いです。9割ほどは男性向けモテテクが滔々と語られており、BL小説というよりはモテ指南本のような一冊になっています。女性より、男性に読んでほしいかも。
美男塾の講師陣が語る、モテるためのテクニックや心意気、思考などには大きく共感しましたが、最終的に夏秋の本性が暴かれてこれまでの展開が覆えされてしまうオチが良かったです。男性のみんながみんな、こんな型にハマってたら面白くないしね。
最後、国仲をはじめ美男塾の仲間達がどうなったのか描かれていなかったのはちょっと残念でした。
小林典雅先生の本がまた読みたくて、新たに購入してみたのがこの本。
先生の初期の作品みたいです。
初期の方が、画面の真っ黒率は高いかもしれません?
とにかく、畳み込まれるような語りの嵐。
なかなか個性的で面白いですね。
美男の達人って?
それは婚活や離婚回避の為に、女心を学んだり、身につけるべき事柄(マナーやセンスや習い事など)を学ぶという。
その名もズバリ、美男塾というものでした。
イケメン養成所ですね!
これは是非とも紛れ込みたい♪
塾の期間は2ヶ月間ですが、チラッと学んだジムや料理やダンスなど。
同会社で経営しているジムやスクールに入会すれば、継続することが出来ます。
上手い経営ですね!あったま良い~。
塾も様々な種類があり、女性向けの塾も存在します。
このお話は、郵便局員である上遠野瑛士、美男塾の講師をしている夏秋真生が中心のお話…なんですが。
当て馬?である塾頭の箭内社長や、塾生仲間で学校の先生である島田碧海がかなり活躍します。
碧海なんかは、中盤まで夏秋よりも出番が多いので、瑛士の相手はどっち?と読者が迷う感じです。
私には、そこが一番面白かったです♪
ただ、最後までそれぞれの気持ちを引っ張りすぎてか、ラスト猛ダッシュで終わった感じ。
そこが非常に残念。
箭内社長なんかは、最後どうなったのか明らかにされず。
読み終わってから首をかしげました。
後書きに、そこの部分が入らなかったと書いてあり、取りあえず納得。
碧海と瑛士の最後のエピソードは、会話の中だけだし。
碧海は、ちょっと可哀想な人でした。
それにしても夏秋。
最後まで、何を考えているのかよくわからなかった…。
しかしですね、彼の性格はかなり面白い!
猫を被っていない時の彼の変貌ぶり、かなり大好きです♪
主人公の瑛士は、兎に角自分への好意に鈍感すぎると言いますか。
自分の恋心しか見えていないところとか。
残念な感じのイケメンなのが、妙に可愛い人でした。
美男塾で少しは株が上がったかもですが。
私は残念な感じのままの方が好きかも?
他にも面白い講師達が沢山揃っていて、かなり個性的で楽しい。
塾生の皆さんも面白い人がいっぱいで。
塾での内容は、どれも大変ためになりました!
小説を読んでいるのか、ハウツー本を読んでいるのかわからなくなるくらい長かったのがまた、個性的過ぎるw
面白いお話をありがとうございました。
典雅さんは作家買いする作家さまですが、なぜかこの作品を読んでいなかった。
ということに気づき、速攻で買いに行ってきました。
振られて傷心の先輩に頼まれてついていった『美男塾』の見学会。そこで講師として働く夏秋(受け)に一目ぼれした瑛士は、入るつもりのなかった『美男塾』に入会し…。
というお話。
典雅さんらしくギャグ色満載で非常に面白かった。
けれど、メインCPの二人の気持ちの変遷にちょっとついていけなかった。
『一目ぼれ』は、恋のきっかけとしてはありだと思う。けれど、瑛士があそこまで惚れこんだ夏秋という男の魅力が全く理解できなかった。
『イケメンさん』というところしか良いところが見つけられなかったなあ…。
なので、瑛士の気持ちも理解できなかった。夏秋の顔以外のどこがよかったんだろう。
そしてあれだけ拒んでいた夏秋が、終盤あっという間に瑛士を受け入れたのにも「?」と思ってしまった。なぜ急にそうなる?と。
モテテクを伝授してくれるという『美男塾』。
『美男塾』での講義の比重が大きすぎて、瑛士×夏秋のラブという点がちょっと少なかったのかな、と思ったりしました。
対して脇キャラの碧海くんの可愛さといったらなかった。瑛士×碧海くんでくっつかないかなあ、とずっと思いつつ読んでました。
が、あれ、箭内社長に、『碧海』?
ああ、典雅作品の『嘘と誤解は恋のせい』の無人島の『碧海』か!とやっとつながった情けないワタクシなのでした…。
箭内社長×碧海くんの話が非常に読みたいです。
というか、碧海くんが出てこなかったら、この作品の評価は『中立』でしたね。いや、ごめんなさい。
あのウブでめんこい碧海くんをメタメタに甘やかしてあげてほしいです、箭内社長。
ということで、典雅先生、箭内社長×碧海くんのお話を書いてくだされ~~!と切望してますです。
講義内容が興味深かった。
24時間体制で業者に家事労働を頼んだら月30万もかかるなんて…母親の偉大さを感じました。
これ、世の男性陣が読んだら円満家庭・円満恋愛築けそうですね。
男女共通部分もあるし、BLという括りで読む人が限定されるのが勿体無い気がします。
ってかリアル美女塾の設立を希望いたします。
私もセミナー参加したいっ!!
是非とも『美女塾』に入れてくださいっ!!!←
それにしてもここまでカギ括弧間が離れているのも珍しいですよねw
1ページの半分以上を占めていたりwww
後半の夏秋さんvs上遠野さんにワロタwww
ものっすごい攻防戦ですねwww
捨て身の作戦(淫乱でセフレいっぱいいるんだぜ)に出ても功を奏さず「精進して良いセフレになります…!!!(訳)」…( д) ゚ ゚
もうあれです、夏秋さんの全ての攻撃は「ギャップも(•∀•)イイ!!」とか超ポジティブに行間読む上遠野さんに無に帰されてるというwww
息子も吃驚の華麗な足蹴り最高ですwww
凛くん可愛い♥
この子絶対将来は“美男”だなっ(人´ω`*).☆.。.:*・゜
塾頭の箭内さんと碧海くんの現世話を読みたい!!!
前世編(「なぜあの方に恋したのかと聞かれた…」)を以前先に読んでいたので、2人が出てきた時「おぉ…この2人があのっ!」とwktkしたのです。
もっと詳しく!
是非まるまる1冊で書いて頂きたいっ!!!
表情訓練の相手役を瑛士から強奪した時、碧海くんの色んな表情見れてさぞ至福の時間だっただろうにwww
きっと自分が見たい表情をさせてたんだぜーニヤ(・∀・)ニヤ
臨月の妊婦さん体験講座の時もジェスチャーご指名させてトテトテヨタヨタ歩いている姿を遠目から眺めてご満悦とか何その塾長特権乱用www
うぁーもうこの2人の現世ver読みたいよー!!!
探したけどどうやら出版されていませんでしたorz
小林先生の作品はこれで5作品目になりますが。
明け透かない美男塾講師陣のモテテクを聞いていると
ぜひとも世の男性たちに聞かせてやりたくなります。笑
かなりのページをモテテクに注ぎ込み、熱く、熱く語ってくれております。
一体萌えはどちらに?
と、うっかりBL迷子になりそうです。苦笑
そんなところも小林先生らしいのですが。
というか。
美男塾頭が箭内・・・箭内?
あ。やっぱりあのザザ社長かぁ!と読み進めてたら、
なんと。
こんなところに碧海くんが!!!! (゚ロ゚;)マッ
「嘘と誤解は恋のせい」シリーズで如何なくその存在感を誇示した
あの無人島…。箭内社長が自身の恋人の名をつけたという、
あ の 碧 海 島 の ご 本 体 で す か !? ( ゚Д゚)ウヒョーvv
箭内社長が碧海くんの一言一句を聞き逃さないために
島のいたるところに盗聴器をしかけ、その残骸で伝説の変態プレイを
登場させる要因となったあの碧海くんなんですか!?
と、本編カプより碧海くんが気になってしょうがなかったです。笑
碧海くんのまわりをウロウロと箭内社長が現れるたびに
一体どこでやってくれるのかしら!とドキドキして見守ってたら
碧海くんが瑛士に告白してきて。
・・・え? ( ゚д゚)ポカーン
えーーーーっ。碧海くん社長はぁ!!? Σ(゚□゚ノ)ノエー!
と、読中心穏やかじゃなかったです。笑
瑛士にやけになつっこいけど、それで社長が煽られちゃうんでしょーなんて
思ってたのに。マジ告白でしたか。苦笑
肝心の本編カプである瑛士×夏秋はほんっっっっとぉーーーーに
カップルになるのか最後の最後まで疑わしくて。笑
いっそ夏秋に踏みつけられてそれで幸せ、で終わっても斬新?と
思った矢先、サクっと夏秋が陥落しちゃいまして。
あれっ。いつの間に??と思わずにはいられない速さでしたョ?
ほんとはノーマルなのに瑛士が諦めるようにと、ビッチなふりしたり、
居心地を悪くさせるために部屋を汚くしてみせたり、
講義めいてキスを許容してみたり、と。
夏秋の素の無駄なツンツンっぷりが可愛くて仕方なかったです。
でも、まぁ、この二人はエチシーンはなくてもよかったかな?
果敢にも何度も夏秋に挑戦する健気ワンコ瑛士の寄り切り勝ちってことで。( ̄ー ̄)ニヤ
あとがきに瑛士に玉砕した碧海くんはその日のうちに箭内社長に
食べられちゃう予定だったとありましたが。
これはいったいどこで読めますかっ!
あのタラシの社長にころころ転がされる碧海くんが見たいっ
そして絶対天然コムスメちゃんに違いない碧海くんに翻弄されるであろう
箭内社長が見たいゾー。切望
わたしも現世で二人が読みたいですー!悶える!
これはやはり出版社さんへメールです!
ココナッツさま
「なぜあの方に~」は手持ちにありましたが未読でした!
中世モノっぽかったので別モノだと思って後回しにしてました。(^^;
やっぱり社長は変態ですよねぇ。きっとそうだと思ってました。笑
早速読んでみます♪
いつも有難うございます m(_ _)m
でも社長たち本人たちの続きはないんですねぇ。(´・ω・`)ザンネン…
ねぎまさま
ねぎまさまは『なぜあの方に恋したのかと聞かれたら…』は未読ですか?
そちらはザザ社長たちの前世物のような感じで書かれているようです。
中世物の雰囲気ですが、社長は変態です(^^;;
カッコいいのに何故か彼女いない歴25年(童貞)の上遠野瑛士は、
失恋したての先輩国仲(ハゲでチビで小太り)に誘われて
モテ男養成『美男塾』の説明会に出かける。
そこで一目惚れしてしまったのは、心理学講師の夏秋(♂)。
瑛士の愛読書に準えるならば、『高慢と偏見』のジェインのような
プリンスエドワード島の五月の木漏れ日のような(ゲラゲラ)
美しい彼に、すっかり惚れ込んでしまった彼は……
なんと楽しい本なんだっ!
全ての男子に読ませたい、
あらゆる男子校ではこれを教科書として採用すべしっ!
ただし、対象となるのは本全体の3/4。
つまり多くの分量が、笑えるけれどかなり真面目によくできた
美男塾の講義内容に占められているのです。
勿論、残り1/4も男子諸兄にお読み頂いて、
BLに開眼して頂くというのもありだとは思うが、
BLとしては、まぁ、最後にサクサクサクサクと。
ライトと言えばライトで初心者向きかもしれないが、
開眼する程のインパクトがあるかというと、どうだろう?
そういう比重のかけ方ってどうよ?と思わなくはないのですが
面白かったからまあいいかー。
小林さんの作品は、個性的なキャラや
長々として途中で段々トンチキさが増して行く語り口自体が
面白いんだよね。
それが、萌えかと言われると………ちょっと詰まりますが。
攻め瑛士は、純情一途(若干思い込みでめげない)のワンコ。
一方受けの夏秋は、
外面爽やかの美男なんだけれど、実は中身はツンデレ。
真面目で可愛い島田くんや、将来有望な王子さまも登場し
その他ちらちら登場する美男塾の講師やらも皆愛すべき濃いキャラ。
『なぜあの方に恋したのかと聞かれたら…』は、
この本の脇キャラ塾頭の箭内達の前世編とのことだったが、
(この箭内は、そりゃあ素敵なキャラでございますw!)
彼の現世編その後も是非所望致します。
あんまり萌えないけれど、面白かったから萌×2つけちゃいますね。
小林典雅に嵌ってしまったきっかけの作品。
なんとなく積んでいたのを「あ、コレ読んでなかった」と手に取ったが最後、寝るのも忘れて一気に読んでしまいました。
キャラのタチ具合も良いし、モノローグと台詞のテンポの良さに引き込まれてしまいます。
皆さん仰るとおり、BLとしてはどうよ、な部分も確かにあるんですが、それがどうした!(アッテンボロー曰く最強の台詞)
これが小林典雅さんの個性というものでしょう。
少なくとも私は嵌りましたね。
ここから作家読みですよ。
後の作品ではBLらしさを意識しすぎのせいか、典雅節が鈍っているものもあったりしますが、ぜひこの個性を大事にして描き続けて欲しい作家さんです。
恋の舞台は「美男塾」
美人子持ち講師に恋をした童貞塾生のお話です。
瑛士の心の中でのツッコミが笑えました。
作中に登場する他の講師たちも個性的な面々ばかりでおもしろかったです。
ただ、もう少し初夜のあたりをじっくり描写してほしかったですね。
せっかくの童貞攻めなので、童貞ならではの不慣れな感じや心理描写をもっとじっくり楽しみたっかです。
最後の方の展開が駆け足気味でそこが残念でした。
それにしてもこの講義、世の男性達に聞かせたいですね。