GRAVITY EYES(2)

感動編。愛は心を溶かすのです

「GRAVITY EYES」第2巻。

焼け出された自分を住まわせてくれ、少し心を開いて哀しい生い立ちを語ってくれた霧谷との生活が楽しくて、霧谷のそばにいたいと思うようになった恭也。
言葉にはしないけれどなんとなく受け入れてくれた霧谷だが、そんな時、あの写真の男性、親友だったという大浦の家族から手紙が届き…
若くて一本気な恭也は、また閉じようとする霧谷の心に踏み込んでいく。そんな恭也に愛を怖がる霧谷の心も動かされ、ついに囚われていた過去を手放す。
お母さんが入院し、霧谷に何も言わず地元に向かってしまった恭也を追って山口県まで追っていく霧谷！霧谷は恭也の若くて一途で、だけど包み込むような愛情で変わったんですね…恭也をガキだと言いながら、その素直さに救われる霧谷の姿が良いです。
恭也の実家でついに最後まで行き着く2人です。

自分をさらけ出せず愛を喪った霧谷と、報われない恋ばかりしていた恭也。
これからは霧谷が恭也の隣で、恭也が霧谷の隣で、笑って過ごせるようになりますように。
ラストシーン、「愛してる」と言葉にする霧谷に感動…