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yosete wa kaesu nami no youni

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
書き下ろしに溢れる幸福感、エリィの愛に涙、涙で
ティッシュ片手に読み終えました。
六青みつみ先生の紡がれる、切なさ成分に満ちた物語。
辛いと分かっているのに、不思議とどうしようもなく惹きつけられます。
別の作品も読んでみたくて、『鳴けない小鳥と〜』シリーズも購入してしまいました。
以下、読後の興奮と涙で拙い内容(たぶん、ただただ”切ない”と繰り返すだけ;)のレビューとなりますが、先生への感謝の気持ちを込めて。。
こちらは『蒼い海に秘めた恋』でショア(受)の養父であり、
またグレイ(攻)の恋敵となった(そして敗れた)
研究所所長・エリィの物語です。
本作だけでも読めないことはないのですが、
ショアもグレイも登場しストーリーにも絡んでくるため、
「蒼い海〜」→本作、と順番通りに読んだ方がより物語を深く理解できるかな、と思います。
「蒼い海〜」でその所業に怒りを覚えたエリィに、
果たして自分は共感して読むことができるだろうか…と
実は少し心配していたのですが、杞憂でした。
エリィの注ぐ愛、その大きさにすっかり心掴まれてしまいましたよ、、
エリィって、こんなにも優しく深く、人を愛せる人だったのですね( ; ; )
ショアがグレイと共に去り、大きな喪失感を抱え過ごすエリィ。
彼はある日偶然、ショアによく似た顔をした清掃員の少年・ルースとすれ違う。
ルースを咄嗟に呼び止めたその日から、二人の秘密の交流が始まります。
実は数年前の事故の影響で記憶障害があり、
一時間程度しか記憶を保持できないルース。
それを好都合と捉え、エリィは彼を「ショア」と呼び
ショアの”身代わり”として可愛がるのですがー
と続きます。
とんでもなく切なく、また愛おしいのが、ルースの一途健気な想いです。
”誰か”の身代わりとされていることに薄々気付きながらも、
エリィの中にある寂しさや優しさを見抜き、絆され、
愛するようになっていくー
ショアを思い出し、落ち込みうなだれるエリィの頭に、額に、鼻先に
優しいキスを降らせていくルース。
慈愛に満ちた彼の仕草が切なくて、胸締め付けられました。
身代わりにされているという事実そのものは
時間が経つと忘れてしまっても、
胸の痛みだけは完全に消えることはない。
その痛みが、時折思い出したように出てきてルースを苦しめるのですね( ; ; )
で、ここで「なんて酷いことを!!」とエリィを憎めれば良いのですが、
エリィ自身もまた、歪んだ夢をルースにぶつけていることを自覚し、罪悪感を抱えている。
エリィの弱さにも理解・共感できる部分がおおいにあり、
心揺さぶられます。
何度も何度も交流を重ねるうち、いつしかショアの身代わりとしてではなく、ルース自身を見て、彼を愛するようになっていることを自覚するエリィ。
ルースの大事な手帳に情報を書き加えさせ、
自分もルースを愛していること、両思いであることを伝え、
いつでも確認できるようにするシーンが印象的でした。
そんな、危ういながらも安定した、穏やかな時間が過ぎる中で起こる誘拐事件。
エリィが一体自分にとってどういう存在なのか、
確かな記憶はなくとも彼を守ろうと気持ちが働くルースの言動。
そして、ルースを救うためならば地位も、プライドも全てを投げ捨てて危険地へ飛び込むエリィの姿に、心震えました。
あのエリィが、グレイに頭を下げるなんて…!
で...
全てが解決し、最後の最後の書き下ろし、
ここでもう涙が堪えきれませんでした。。
ルース20歳の誕生位に、エリィがプレゼントしたもの。
流れてくるエリィの音声、その内容が…( ; ; )
幼い頃からエリィが欲しくてたまらず、けれど手に入れられなかったもの。
「愛すること」と「愛されること」を知ったエリィは、
こんなにも凪いだ優しさを持つ人だったのだな…と感無量です。
ルースは諦めていたけれど、いつか二人で、
可愛い猫を共に育てられる日も近いのではないかな。
そんな気がしますし、そうあって欲しい。
前作でヒール役だったエリィの、喪失と再生、救済の物語。
星5では足りず、10付けたい…!
文句なしの、「神」評価です。
素晴らしい物語を新装版として届けてくださり、ありがとうございます・:*+
先生買い。「蒼い海に秘めた恋」に出てきたあの方のスピンオフでした。良かったなあ。読んでいると一緒に救われる気持ちになります。攻めの方を覚えていそうな気がするので神寄りの萌2にしました。許される/許すってメンタルに良いんです。本編280Pほど+後日談20Pほど+新しく書き下ろされた番外編30P。泣ける。
事故により記憶機能に障害があるルース。後見人にサポートしてもらいながら、アストラン研究所の下層階で清掃員をしています。ある日、研究所所長であるエルリンクに呼び止められ・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
前作の攻め受け、受けの後見人、悪党ぐらいかな。
++良かったところ
前作で「あれまあ・・・」とちょっと可哀想に思うところもあったエルリンク。おま大切に思ってたんやろ、なんで大切にせんかったん(# ゚Д゚) と、皆思っていたと思うんです。
その不器用エルリンクが!
今回は間違えないで!
いやちょっとやり方間違えたんじゃねと思うところはあるものの、エルリンクの育った境遇から思えば「大変良く頑張りました!」賞です。ちゃんとルースとくっつきました!守りました!「愛してる」って言いました!
そこが良かった。
最後はいっちょ前に悪党も救済しちゃって。あのエルリンクが。
ルースの純粋な愛情があってのお話ではあるんですけど、エルリンクが人間として好ましい姿を思い出す様子が、とても救われた気持ちになって、良かったでした。
書き下ろしには、そんなエルリンクの暖かい大きな愛情が恒久的な形になって表れていて、おばちゃん、もう泣いちゃいました。ほんと良かった。ルース、頑張って一生エルリンクに添い遂げてやってね・・・・
六青先生のお話、手ひどい目に遭うところがあって「イタイ」時もあるんですけど、今作は救われた感がとても強くて読後幸せいっぱいになった一冊でした。
「蒼い海に秘めた恋」のスピンオフ。
ショアの養父だったエルリンクのお話です。
グレイとショアが恋人同士になってから、エルリンクの未練がましい様子がありありと描かれている今作。「蒼い海に秘めた恋」のラストでショアの記録映像を観ながら悲しみに打ちひしがれていた彼の姿が印象的でした。
そんなに大事な存在だったのなら、なぜショアにあんな非道なことをしたのかと憤りたいところですが、研究所の所員としての立場や、人を愛することを学ばせてくれなかった劣悪な家族環境といったところの背景を考えると、彼に同情できる余地は確かにありました。人間サイボーグのようなエルリンクだけど、本当は人を愛する術を知らないだけで、彼自身は慈愛に満ちた性格なのが何となく見えてくると思います。
ショアに姿かたちが似てるルースが記憶障害を患っていることを好都合と捉え、ルースをショアと呼び、ルースに"エリィ"(ショアがエルリンクを呼んでいた愛称)と呼ばせたりと身代わり人形にしたのは許せないですが、次第にルースに惹かれていくときの甘やかしや束縛は、彼の不器用さが露呈していて、憎めない可愛さがある男だなと思ってしまいました。
所長権限で側に置くのも、意外と周りを気にしない系のヤンデレだなと思ったし、ショアのときのことがあったからルースのことは絶対に手放さないようにしているのも理解出来る。だけど、やり方が強引なのはちったあ過去で学びなさいよと思わなくもなかったです。
それなのに、ちょいちょいショアの影をチラつかせるもんだから、詰めが甘いのよ詰めが〜〜〜。゚(゚´Д`゚)゚。 誤解もさせるなよ〜〜。
あのクソな所員もいらんこと吹き込みやがって。ヤツは解雇でお願いします。
ルースがエルリンクのことをかなりの重さで好きになってることを見誤ったのがエルリンクの誤算だったのかもしれませんね。ショアも、誤解されかねない意味深なセリフをなぜそこで言うのかだし、全てがルースを追い詰めるようなことが次々と起こるのでシンドかったです。
ショアも健気不憫受けとしてAランクだったけど、ルースも負けてない。頑張り屋さんな主人公に負わせる悲哀がデカすぎますって、六青むつみ先生ーーー……
グレイも含め、攻めにしっかりしてよと喝を入れたくなるのが抑えきれず、健気な主人公に甘えてるんじゃないよとハラハラした気持ちで読みました。
でも最後はちゃんと幸せにしてくれる相殺感が素晴らしいのも、六青先生のスタイルなので、そこは安心してラストを迎えられると思います。エルリンクの穏やかな素顔が素敵で、髪を下ろしているのが個人的にはブッ刺さりキュキューンでした( ´∀`)
エルリンクに大事にされているルースの幸せそうな姿に安堵し、温かいエンドに包まれた最高の読後感を味わって下さい。