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本仁戻先生のデビューコミックス。短編集です。
「蜂の巣の秘密」
植物が生い繁る温室、叔父の精液を口から溢れさせる母、陰から見てる少年…
そしてまた少年は見てしまう。父が叔父を押し倒すところを。
そんな舞台設定がすでに非現実的な耽美さに満ちている。
少年は成長し、見た目だけは全く変わらずに美しい叔父に対峙するが…
やはり彼は叔父に惑わされたのか、それとも叔父の老いに目が覚めたのか?
「桂」
本仁先生のデビュー作品。
特攻隊。航空隊操縦練習生同士の生と死。
いわゆる「BL」という恋愛ものではなくて、本当は特攻を犬死にと捉えながら志願して死んでいった桂への、飛び立ちながら生きて戻った矢作の涙。
「僕の先生は、フィーバー」
ギャグ性の強い側面が出ている作品。
舞台はヤンキー高校の「私立雷音学園男子高等学校」。
ヤンキー・工藤は、憧れの伊東先輩を慕って転校してきたが…
ヤンキーからブリブリのかわいこちゃんに変身した伊東、美形だがマスクで顔を隠しザマス言葉で話す教師の広岡、女性に見える長髪超美形の変態保険医・森などなどが学校で暴れまくるギャグマンガ。
「SOUND MASTURBATION」
天蓋のテントに籠り、「バタフライ」に夜伽を命じる閣下。
…とこの設定で最早フツーではないってわかりますよね。非現実、非日常の耽美系作品です。
バタフライとは何か?バタフライとは誰か?閣下は「生」に執着している。つまり…
若きバタフライは閣下のクローン…2人の行為はマスターベーションなのだ。
「プラスチック・プラズマ」
菊地という1人をめぐってのヤンキーたちの抗争。
今でいう○グザイル映画のハイ&ローみたいな。
但し、水野と菊地の顔が似過ぎてて混乱。
それに何の抗争やら。ヤクザじゃあるまいし。高校生のフカシは話が大げさでかなわない。
「マルキ・ド・アナキズム」
「飼育係・理か 下」(か、はにんべんに火)に収録されていて、レビュー済みです。
新興宗教教祖、テロリスト、サイコグローブ、洗脳…
イメージの奔流。
とにかく絵柄が好み!美しくて強烈で。ストーリーも好きです。