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ドラッグを使ったSEXは最高の快楽。
幼い頃からキーンとそうしたセックスに溺れるキーン。
薬代を稼ぐために、軍人として働く。
しかし、ある男との出会いにより、そのドラッグは自分にとっては悪いものだと知り・・・!?という流れですね。
相変わらずの色濃い作品ですが、やっぱり面白いです。
最終的にバッドエンドじゃないのが救いでしょうか。
というよりもですね、幼い頃から二人っきりで~な二人の空気が好きです。
なんでドラッグなのか。まぁ、常習させてしまって何年もたち~だとやめるのにもあれなのかもしらんですけどね。
二人には平和に幸せになって欲しいと読み終わって思いました。
ベッドで自分の名前を書いて嬉しそうにするダナンが可愛い。
それをみて愛おしそうにするキーンもねw
狂気めいた作品、人物が、愛おしい相手に向ける顔ってどうしてこうも優しいんだろうね。
流血もありますので、苦手な方は無理せずですが、個人的にはオススメな作品。
ドラッグ依存の少年の為に、傭兵となり戦場に身を置く。
何とも理不尽で、憤懣やるかたない設定で、しかもイタイ!!
でも最後まで読むにつけ、一つの物語としてこれもありなのだと、思わざるを得ないのですよね。
ゲリラが潜伏し戦いが10年以上続いている国での掃討作戦において、ダナンとキーンが参加する作戦は成功率が9割以上。
それはダナンの覚醒と反射神経がもたらすもの。
そして更にそれはドラッグ・パラケルススによるものなのです。
ダナンがこのドラッグに耐性のある特異体質ということで軍の研究材料として研究室に飼われていたのを、研究者であるキーンが手放したくなく連れて逃げ出し、身を隠し、かつ薬を手に入れる為に戦場にいて金を稼いでいるという、実に自分勝手なキーンにダナンがダマされているかのような設定です。
そこへ、スパイ活動をしている敵軍の少尉が登場するわけですが、二人の関係と薬への依存を知り、何とかダナンを立ち直らせたいと思う。
ダナンは無垢な少年でしたから、キーンの自己満足の為に一緒にいるのかと疑ってしまい少尉の言葉に傾きかけてしまうのです。
最後のダナンの選択は、ハッピーであるのでしょう。
自分のものにしておきたいが為の拘束と、それを受け入れる少年。
互いによって生かされている感のある依存関係のちょっと歪んだお話です。
ちょっと、後味悪いかもしれませんが、これもこの作家さんの特徴で魅力の一つなのです。