十次と亞一

juuji to aichi

十次と亞一
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
コドモペーパー 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
ウィングス・コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

「あなたを殺して僕も死にます」

売れない漫画家・小林十次は、ひょんなことから売れっ子の幻想小説家・大江亞一と出会う。
しかしこの男、浮世離れしていて手が掛かる。それにときたま、向けられる視線に妙な気迫があるような……。
大正期の架空の下宿「緑館」を舞台に、複数の文学作品を下敷きにして描く、奇妙な縁が絡み合った二人の男をめぐるミステリー。
描き下ろしの後日譚も収録。

表題作十次と亞一

売れない漫画家
売れっ子幻想小説家

その他の収録作品

  • 描き下ろし後日譚「某日」

レビュー投稿数1

可愛くて、ちょっと猟奇な。

非BL作品。
作者のコドモペーパーさんは切り絵作家さんのようです。
確かにそんな感じの、ほのぼの的でノスタルジックな絵柄。
しかし、内容はなんとなく薄い毒の味…奇妙な精神世界、揺らぐ現実、そんなコワかわいい世界観、のように感じられました。

舞台は大正時代。
主人公は売れないけれど人懐っこく明るい漫画家・十次。
偶然スマートな美男子の亞一と出会うが、亞一はちょっと変わっていて、ほっとけなくて自分の下宿に連れていく。
亞一は幻想小説家なのだが、字が書けない。
その溢れ出てくるイマジネーションを十次が口述筆記して、という流れになって、全く違う個性の2人がニコイチ的になっていく…んだけど。
亞一に見える世界は普通の人とは違います。
亞一の元に飛んでくる幻の千鳥や、指から生えてくる草、天井裏の荒野…
亞一とは誰か。その過去は?

亞一には闇があるんだけど十次はとことん陽の人。
BLとは違うけれど、2人の「縁」は柔らかく、不可思議に、結ばれ続けていくのです。
こういう微ファンタジー、微猟奇、微文芸の作風、好きです。「萌x2」で。

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