あらすじ
「この学校には恐ろしい噂がある――毎年、生徒が忽然と姿を消してしまうのだ」
名門高校の仁太学院に通う徐夕は、友人の宋遠航に誘われた「神降ろしゲーム」によって異世界に迷い込む。なんとか元の世界への帰り道を見つける徐夕だが、あろうことか宋遠航に裏切られて怪異に追われる羽目に…。
追い回されるうちに、気がづくと徐夕は不気味な赤い花畑に倒れ込んでおり、隣には骸骨が横たわっている。しかも骸骨は美しい男の姿となり、突然キスしてきて――しつこく追ってくる怪異の他に、変態まで増えて手に負えない!と思ったところ再び怪異に攻撃され、一か八か男に助けを求めると、彼は自ら神と称し、徐夕がしもべになる見返りに手を貸すと承諾した。
一方、徐夕をゲームに誘った張本人の宋遠航には何か思惑が…?そして、徐夕と奇妙な主従関係となった神・混沌の謎めいた過去が徐々に明らかになっていく――。