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Watashi no senzoku dorei ga teikoku no ōji datta nante shirimasen!
書影がとにかく良いこちらの作品、発売日に買ってすぐ読み終えました。終わってから噛みしめてもう一回読んでからのレビューです。
キャラが良い!!
キャラクターがすごく魅力的なんです。受けも攻めもいいしサブの宰相とかも良い。
なんか凄くアホな王太子や兵士たちもすごくいい。
番外編でわちゃっとしてるのとかも凄くかわいかったので、是非続編が見たい作品でした。
本編のストーリー的にはタイトルとあらすじ通りなんですが、先が予想はできるもののそれが安心して読めるってことなので手軽でいいです。
読みやすい文体ですらすらと読み終えてしまい、もったいなくなって二回目いきました。
攻めに甘える男前受け、というシチュが大好物だったので本当においしかったです。
執着攻めも大好物。とくに囲い込みが激しいのは大好きです。
続編が出たら買うと思います。
こちらの作家様の作品を読むのは2作目です。こちらのサイトで高評価だったので2作目に手を出してみたのですが、お話の世界観に気になるところがありすぎて、楽しめるほどには入り込めませんでした。
眉目秀麗な公爵家の次男が主人公。性に奔放なお国柄とのことで、同性同士での結婚も可能な設定でした。王族とは名ばかりで、主人公の受けの実家である公爵家が国を支えています。
そのような背景の中、冒頭からいきなり、主人公が年下の王太子殿下に求婚されます。「王太子妃に指名する」と言っているので、側妃ではなく正妃です。
まずその時点で「???」でした。いくら性に奔放な風習で多重婚が可能と言っても、王太子妃は一人でしょうし、その王太子妃に同性を指名することに対して、他の王族も、受けの両親も反対しないのは何故なんでしょう。王家が絶対的な権力を握っているのならともかく、名ばかりの王家なら、貴族の顔色を窺う立場でしょうし、いくら次男でもそんな王家に嫁がせるメリットもありません。主人公が放蕩息子で手を焼いているわけでもなく、語学に長けていて、令嬢たちから憧れられる存在なので、公爵家の事業が上手くいっていないことを考えれば、力のない王家よりは財力のある貴族と縁組みさせたほうがよほど有益です。
それに、貴公子のフリをやめたら廃嫡されるかな、と主人公が考えるシーンがありますが、「廃嫡」というのは普通は嫡子=長男に対して使う言葉だと思うので、なぜ次男の彼が廃嫡の心配をしているのかも謎でした。
王太子との結婚が嫌で、「世界が崩壊したらいい」と奴隷の攻めに愚痴ったら、いきなり鳥が剣を運んできて奴隷が砂漠の帝国の王族だったことが判明。
その後、急に攻めが駆けだして一晩走ったら王都の北に攻めの国の兵士が宰相も含めて四、五十人集まっていて、これから帝国軍が侵攻を開始するという。他国でスパイ活動する宰相のもにすごく違和感があります。
受けは自国が帝国軍に攻め込まれ、自分の屋敷も燃えているのを目の当たりにしながら、帝国に連れて行かれることになりますが、国民や家族を心配することもなく、奴隷として仕えていたときと態度が変わらない攻めに、「実は奴隷生活が気に入っていたのか?お前の主人はこんなに美しいんだし」などと考えていて、この状況で思うのがそれ?と思いました。
兵士たちが人の生首らしきものを運んできたときも、「両親や兄、貴族たちは平和に慣れ過ぎたが故の自業自得だ」と考えます。王太子にしつこく求婚され、両親からも王家へ嫁ぐことを期待されていた以外は、特に周りの貴族や家族から虐げられていたわけでもないのに、そんなふうに他人事のように思ってしまうところはすごく冷血な人間に思えました。
連れ去られたあとも賓客のように攻めからも周りの部下たちからも大事にされているので、「私に恨みがあって処刑したいんだろ」と思う心情にも全く感情移入できませんでした。
攻めが帝国に連れ戻されたのは骨肉の争いで他の皇子たちが亡くなったからですが、攻めが受けを妃にすると宣言したため、受けを性奴隷にしようと思っていた暴君の皇帝が、せっかく連れ戻した唯一の後継者である攻めを殺そうとします。攻めは毒矢を射られますが解毒剤を持っていたため一命を取り止め、好色な皇帝の閨に侍るふりをして受けが皇帝に毒針を刺します。暴君の皇帝を慕う者は誰もいなかったので、攻めがすんなり後釜に収まることとなりました。
語学に長けていて、美しさを武器に皇帝の寝首を掻いた受けはカッコいいと思いますが、美しさを鼻にかけているせいか深刻な状況でも深刻さが感じられず、ほとんど感情の起伏がないまま読み終えた感じでした。攻めは特に苦手なところはありませんでしたが、前半は喋れない設定で、最後、皇帝を斃すのも受けなので、全体的に印象が薄かったです。
ストーリーも気になるところが多すぎて没入できませんでした。
濡れ場メインでなかったことはよかったです。
褐色・黒髪・寡黙攻め✕美人男前受け、王族、公爵令息⋯このキーワードでピンときたアナタにオススメしたいです!!!!!!
美麗な表紙と、それを裏切らない天城先生の描写やストーリーで大変ときめかせていただきました。
受けのルキーノは美人でプライドが高い感じで最初は描かれていますが、相当な努力家で、壊れそうなのに懸命に努力する姿が強くて綺麗で、いじらしくて可愛いです。
ルキーノは奴隷として貰って世話係にしていた攻めのジャミルから恨まれているのでは?と最初思っていますが、ジャミルもそうしたルキーノの華々しい裏側の弱さも知っているわけで⋯。
溺愛寡黙なジャミルと、美人だけど賢明で強さももっているルキーノがお互いを想いあう描写ももう幸せで口角が上がってたまりませんでした!!
天城先生の作品は全部大好きですが、今回の作品は本当に王族や公爵令息などの設定や、受けの美人さやその描き方、攻めのイケメンさ、恋愛描写、ストーリー全部最高で刺さりました!!!!
素敵な作品をありがとうございます!!!
おおおおお……!!(//∇//)(//∇//)
なんて小気味の良いラスト、そして幸福感溢れるエンディング。これ以上ない素晴らしい終幕に拍手喝采のスタンディングオーベーションでした!
このシンデレラストーリーは新しいですね、すごくワクワクしました♪( ´▽`)
タイトルを見たときに、どんなお話かは大体想像がつきましたが、はっきり言って期待と想像を超えてきたストーリーでした。
奴隷のジャミルに意地悪する主人像をルキーノに抱いていたら、全くそんなことなかった。ルキーノがめちゃくちゃ素敵キャラやないかいと良い意味で裏切られました(笑)
公爵令息・ルキーノのキャラクターの良さはこの作品の要です。
可愛いし、賢いし、敵にも果敢に挑む勇気まで備わった主人公。特に知識量と語学力は素晴らしく、頭の良さで帝国の宰相をも唸らせる能力値の高さは、ルキーノの大きな武器です。自国では評価もされなかったことが、帝国では重宝されていくルキーノのサクセスストーリーにもなっているのが、この作品の二重の面白さでしょう!
家族ですらルキーノのことを理解してくれなかった自国での生きづらさに寄り添ってくれたのが奴隷のジャミルです。彼だけがルキーノの良き理解者でした。
喋ることが出来ずとも、ジャミルの存在はルキーノの癒しそのもので、そんなルキーノの日々の鬱憤を温かく受け止め、優しく包み込んでくれるジャミルとの間には、2人だけの特別な絆で結ばれているようでした。
カタチ的には主人と奴隷だけど、そんな物騒な主従関係ではないことは読めばすぐに分かると思います^ ^
ルキーノは、ジャミルに相当酷いことをしていたように言ってましたが、全然です。
どこが折檻?と思うくらいの可愛いらしいポカポカ叩きに、あわあわしてるルキーノが可愛かったです。ジャミルはじゃれつきくらいにしか思ってないところのギャップも面白かったし、奴隷でなくなっても変わらずルキーノを主人扱いしてゲロゲロに甘やかす姿には思わず笑ってしまいました。
可愛いルキーノを自分の部下に見せたくない執着心も嫉妬心も、より萌えゴコロを刺激し、最後の最後まで2人の主従ラブに酔いしれました。
ピンチな場面も、甘ったるいやりとりも、ルキーノの能力が認められるのも、私のヘキにグサグサ刺さった物語です。特にシゴデキな嫁に不満を漏らすジャミル視点の番外編は最高でした!
帝国のみんなに好かれてるルキーノの輝かしい姿とは裏腹に、ルキーノを慕う面々に嫉妬心を剥き出しにする帝国王の子どもっぽさも良い幸福感に繋がりました。
鷹先生のイラストと共に、大いに2人の物語を楽しめて大満足です!