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「女の子みたいにしていいよ」
utakata no ao ni fureru
初読みの先生でした。個人的に女装男子大好きなので表紙に飛びついたのですが、絵がとてもとても美しく、白と黒のパキッとした描写と大胆な構図で描かれていて、予想していた(?!)女装ならではのイヤらしい(何を期待していた!?)お話ではなく、じっくり読ませにくるストーリーでした!
品行方正、眉目秀麗、文武両道の生徒会長、青くんと隣に住む幼なじみの先輩ヒロのお話です。
外では優等生のイメージを崩さない青ですが、ある一定のストレスゲージが溜まると予想もしない奇行に走ってヒロを驚かせます。そんなストレスを散らすためにヒロが貰い物のセーラー服を渡すと…!?
頭が良い青の頭の中、とっても理屈っぽくて周りのイメージを崩さないために本当の自分を隠しながら生きているのがわかって息苦しさを感じました。優等生故の苦しみですよね。高いところまで来てしまったら誰にも弱いところを見せられない苦しみ。そんな中で、優等生な自分だったら絶対にしない【奇行】をする自分を作り出す事でもしかしたら存在したかもしれない未来を自ら演じ、確認しています。そんな姿を唯一見せられて本当の自分も見てくれる存在のヒロが彼にとっての大きな救いだったのが伝わりました!
セーラー服姿の【青ちゃん】とのアレそれは2人だけの秘密の背徳感と切なさがいっぱいです。
青が自分の気持ちをぶちまける所はヒロの名前が取りだたされ、ヒロだからこそ安心できるのかな、と思いました!
直接的な描写は少なめです。
電子白塗り