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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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初読み作家、タカヒサ享の短編集。
どうでもいい話なのだが、私の目にはずっと「タカヒサ亭」と映っていたので、密かになんてふざけた名前だろうと思っていた。
そしてその割には普通の内容だなあとも思ってみたりして・・・かなり失礼な先入観を持っていたようだった(;´∀`)
それはさて置き。
全体的にこれといってパッとしたものはなかったものの、お話自体はそう悪くはなかった。
しかしあともう一息というか、お話に絵がついてきてないと言うか、もう少し突っ込んでくれたらな、という作品がいくつかあった。
また初出はアクアキングダムなので、媒体は恐らく電子書籍。
本の形態で読むと少しぎこちなく感じるも、携帯コンテンツとして読めば意外と違和感はないのかもしれない。
作者の趣味なのかアホっ子とツンデレ出現率は高い。
個人的に好きだったのは、叔父と甥の微妙な関係を描いた「依存する男」と、つまらないプライドに縛られ人生足踏み状態の男を描いた「愛と理性の間」。
よく考えればどちらも妻がいた設定である。
元妻帯者とか子持ちというのは、個人的ツボのひとつなので、そういう意味ではポイントは高いのだが・・・やはりもひとつストーリー自体にパンチがない。
とは言え、嫌いな作風という訳ではないので、今後も注目はしていきたいと思っている。
絵的にもストーリー的にも決して嫌いではないんですが、あともうちょっと何かが足りない、という感じでした。
続きを読んでみたいと思う作品が2作品あったので、そのご紹介を。
「失恋ララバイ」
表題作です。バイト先の後輩x先輩
酔って泊めて欲しいと押しかけられた後輩に流されて一夜の関係を持ってしまった先輩。
付き合ってはいないものの、それから後輩はよく家を訪ねてくるようになります。
実は先輩にはひどく傷ついた過去があり、そこからまだ立ち直っていなくて・・・
新しい恋の芽生え?というところで終わっているのでこの先も知りたい!と思いました。
「無重力ロード」
会社の先輩社員と後輩社員のお話。
たった16ページのお話なので、きりがいい所で終わっている、と言えば終わっているのですが、目の前に示された課題が結構大変な課題のために、果たしてそれをクリアーして二人は結ばれるのかな、と気になりました。
もうちょっと長めで読みたかったな。