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romance otona no kiss
最近は、日常・非日常でも舞台は現代のBLばかり好んで読んでいますが、この作品は別枠です。
最初に読んだのはだいぶ前になりますが、未だに好きな作品の1つです。
18世紀のフランス貴族たちの世界。耽美な世界ながらも、シリアスでは決してなく、美しくて結構面白い世界が展開されています。ベルばらが好きな人ならかなり楽しめるのではないかと思います。
身分差、幼馴染み、攻め様の長年片思い、ツンデレ美人受け様、強引な始まり・・・と、私の萌えツボを刺激する要素が一杯あって!!!
しかも、キャラクター達の仕草や動きがなんとも美しくて、しどけなさ具合とかドキドキします。壁ドン、受け様の手を軽く拘束、腰が抜けるほどの口づけ、押し倒し・・・等、萌えシーンも満載です。
でも、ストーリーもちゃんとしているので、Hシーン以外も楽しめるんです。
ロマンセシリーズはまだ続きがあるのですが、本書は残り半分は別の作品が収録されています。
こちらも18世紀頃(だと思う)のフランス貴族のお話ですが、こちらはかなりシリアスな展開になっています。私はこちらは正直苦手です。
父親との近親相姦、召使との身分差愛(最終的にはこっちがちゃんと本命になる)・・・なのですが、流血もあったりで、痛々しくて・・・
最後は幸福エンドなので、それは幸いなんですが、私はやっぱり苦手な展開でした。
巻末には、またロマンセの描き下ろし漫画が収録されています。こちらは萌えます。
収録されているのは1997~1998年に雑誌に掲載された作品と描き下ろし、表題作の作品は97年に発行された同人誌で発表されたもののようです。
2組のカップルのシリーズが収録されているのですが、時代と国は同じような感じであるものの、この本の中では登場人物でリンクはしていないようです。
2組とも恋愛面ではちょっとややこしい感じでした。
表題作の方は子供の時からお互い想い合っていたはずなのに、上手くいかなかったり、上手くいったと思ったら実は…というどんでん返しがあったり…。
私は攻め様2人とも好きだったので、受け様がどちらとくっついても良かったのですが、もしかしたら好みが分かれる方もいらっしゃるかもしれません。
もう一組のカップルの方は更に人間関係がややこしかったです。
単純な執事x貴族の子弟の主従モノと思いきや…けっこうドロドロでした(汗)。
ただ、描写は重苦しくはないので、割と軽く読めると思いますが、痛い部分もあります。
切なさ高めの作品でした。