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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
舞台装置はね、古いっちゃ古い。
甘すぎるゼミとか。楽勝の就職とか。色仕掛けとか。
でもそこを勘案しても、ひとの行動原理とかって変わらないんんだなぁ…と感嘆してしまう。
この作品、すごい。
よしながふみさん、すごい。
スポイルされた学生たち、潔癖な秀才、人付き合いの隠れたオキテ、表面上の浮ついた関係性、そしてカネ、コネ、縁故…
そんな設定の中での、トップヒエラルキー・議員の息子で金持ちでゲイの藤堂と、庶民で勉強家、常識人の田宮の物語。
田宮は女性に惹かれた事なんて一度もないけど、自分の性癖を認めていません。
そんな2人が、勉強と人間関係と異なった価値観をぶつけたり添わせたりしていく様子がもう唸りますね。
芯の強い田宮が、はじめはちゃらくて鼻持ちならんと思ってた藤堂の包容力に気を許していく。
実は駆け引きを嫌う藤堂が清廉な田宮を追う。
1巻の最後には、田宮は藤堂に全てを許しますよ。
BがLする物語としても実に秀逸。おすすめです。
今は亡きビブロス版
ビブロスが倒産してリブレになって、過去の本を次々新装版、再版している。
作品によっては、再編集したり、過去の本をそのまま再発売したりといろいろだ。
この本に関しては、多分どこも弄らず再発行
もう10年以上前の作品で、舞台は現代の大学だというのに、古びた所が見あたらない。
それだけ、普遍的なお話で、作品としてよくできているって事だ。