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笠間先生の作品は、狂気を孕んだ執着攻めの仄暗い雰囲気が好きでよく読んでいました。絵柄は好みではないのですが、よくあるストーリーもありきたりじゃない展開で魅せる物語が印象に残ります。
「いつも人の一番後ろでやさしく微笑んでいるような人」だった義兄の雅人がある日を境に別人のように変わっていた…。
好きなものも嫌いなものも特別なものもなく、なんにも執着せずに生きていた雅人が初めて執着したものが妻の弟のまもるで、その執着は「狂っている」という言葉がぴったりです。まもるに愛されることはないと思っている雅人が、それでもまもるは自分のモノだと、快楽でどんどん追い込んでいく様はドロドロした昼メロのようです!
まもるが望んだから、まもるの為にやってることだと雅人は言いますが、押したり引いたりの駆け引きに、まもるが絡め取られていく過程にゾクゾクしました。
男女の絡みもあり、ソファ、ベッド、レストランのトイレ、車中、とエロシーンは多めで、異物(携帯)挿入、自慰などもありますが、絵柄があっさりとしているので、そこまでハードではありません。だけど背徳感はたっぷり!こういうの結構好きなんです( ´艸`)クフ
年代物だからなのか、この作者さんの作風なのかは初読みなのでわかりませんが、歳がいってる私にはなかなか響くものがあり楽しく読ませてもらいました。
1つとても言っておきたいことが…。
表紙と中身では絵が少々異なります。
表紙は現代でも古めだけど通用する甘めな顔の絵ですが、中身はアゴが長く尖ってます。
ちょっとズコーっとなるかもしれません。時代ですね…。
お話の内容は姉の旦那との不倫物で、
精神的に子供故の「姉との結婚生活が絶対」と言う思い込みの盲執さで、人の気持ちやその結果を考えていない、結局は受けの自己満足の自業自得…だけどハッピーエンド♪な漫画でした。
現代の若い人に受け入れられるのかはわかりませんが、面白いお話でした。
まもる(受け)の姉の夫である雅人(攻め)が突然離婚を言い出した。
それは、以前、雅人がまもると関係を持ってしまった事が原因だった。
終電に乗り遅れてしまったまもるは、姉夫婦の家へ泊まらせてもらう事にした。
だが姉は友達旅行へ行き不在だったので、夫の雅人しかしなかった。
雅人は内気で真面目な男性だった。
二人は酒を飲んでいたのだが、いつの間にか寝てしまったまもる。
だが気づくと雅人が自分の身体を触っていた。
驚き、逃げようとするまもるだったが、次第に雅人のセックスに溺れていた。
その後、会わない様にしていたまもるだったが、離婚の原因が知りたく、雅人のマンションへ行く。
そこには内気で真面目な雅人ではなく、外見も変わった雅人がいた。
やはり離婚の原因はあの一夜の出来事だと言う雅人。
まさるに狂わされてしまった雅人は、離婚してまさると暮らしたいと言い出す。
雅人の愛人になる事を条件に離婚をやめさせるのだった…。
両親とは早くに死別し、親戚中にたらい回しでそだった雅人は、内気で真面目なリーマンです。
でも婚約者の弟のまさるに出会い、何事にも無関心だった心が変わった。
まさるが愛しくてたまらなくなり、まさるに身体に触れたくなる雅人。
そんな事も知らず、無邪気に懐くまさる。
あの一夜の過ちで二人の関係は続きます。
離婚を考え直した雅人の元へ姉がまた一緒に住む為に引越しをします。
その手伝いをしたまさるだったが、その晩姉夫婦の家に泊まる事になります。
そこでまさるは雅人が姉を抱いているところを見てしまいます。
|д゚)
※女性との性描写があるので、苦手な方は要注意!
よりが戻ったとは言え、個人的には姉を抱いて欲しくなかったです…。
ここだけは許せなかった!
(T_T)
まさるに執着する雅人でしたが、その現場を見てしまったまさるもいつしか雅人に執着し始めます。
二人、かなり狂ってます。
二人、溺れまくってます。
でもちゃんと最後の最後にはハッピーエンドです。