ぷわっちょ
taiyou no tsuki
巫女の一族に生まれながらも、男であるために力を持たず、親からも「いらない子」として使用人として扱われてきた維月。
18歳になった時、大きな商家から縁談の話が舞い込む。
妹は幼過ぎるため、維月が嫁ぐことになりー…。
このね…維月の両親が、本当にひどいんですよ…。
もしかしたら、実際にこういう家はあったのかもしれない。
家業に役立たないと判断した子どもは、たとえ自分達の子であっても、不要な子ども。
愛情をかけない。
維月は両親から頭を撫でてもらったことすらなく、婚姻の式の場でですら、維月の両親はただ体裁のために出席しているだけで、祝う気持ちなどなく、維月を見ようとすらしない。
ものすごく不憫なのに、維月はとても健気で真っ直ぐ育っているんです。
育てられ方のせいでネガティブな所はありますが、鍾陽という優しい伴侶を得たことで、これからどんどんポジティブに、幸せになっていくはず。
攻の鍾陽は、口数は少ないものの、維月を愛しく大切に思っているのが表情でわかります。
この作者さんが描く人外もの(特に時代もの)、好きだなぁ。
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