「鉱物」を食べる美しき同級生×鉱物食の料理人を目指す大学生

今夜もきみと鉱物ディナーを 1

konya mo kimi to koubutsu dinner o

今夜もきみと鉱物ディナーを 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×26
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
74
評価数
16
平均
4.6 / 5
神率
62.5%
著者
アサナエアラタ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784046849694

あらすじ

中学2年の夏、藍生は「鉱物食」という、
鉱物や宝石を主食とする少年・一織と出会い、
彼が天然石を食べる様子に、強く惹かれる。

大学生になった現在、一織とは友人関係が続き、
隣部屋でくらしている藍生は、鉱物料理を振る舞う料理人を志すように。

そのなかで、ある欲望が静かに芽吹いていた。
――「一織に食べられたい」

一方、一織もまた藍生のことを特別に思っているが……。
描きおろし7P収録!

■収録内容
・「今夜もきみと鉱物ディナーを」第1話~第4話…COMICフルール掲載作品を加筆修正
・「コウブツニナルユメ」7P…描きおろし
・本体表紙あとがき2P…描きおろし

表題作今夜もきみと鉱物ディナーを 1

中2→大学1年生、鉱物や宝石を主食とする鉱物食の青年
中2→大学1年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし コウブツニナルユメ

レビュー投稿数6

制約だらけのこの恋の着地点がどうなるのか見てみたい

鉱物が主食というこれまでに読んだことない設定に興味を引かれて手に取ることになった作品ですが、設定の斬新さや物珍しさはあるものの、実は大学生の切ない片想いが心に響くお話です。
1巻とあるので物語には続きがあります。続きがあるということは、じっくり腰を据えて2人の恋愛を見届けていくストーリーだということで、何巻構成になるから分からないけど、この恋は確かに一筋縄ではいきそうにないことが分かりました。

鉱物を主食とする美しい同級生・一織と、鉱物が主食の同級生のために料理人を目指すことになった青年・藍生とのすれ違いラブのお話。……と、今のところは言っておきます。なにぶん、まだ1巻で2人の恋愛の全貌がまだハッキリとは分からなくて、でも多分そうだろうなって感じです。
分かっているのは、藍生の一織への片想いがしんみりと切ないストーリーだということだけ。鉱物を食べる一織の姿を見て、自分も一織に食べられてみたいと欲情する藍生の気持ちの置き場のなさには胸が痛みました。
というのも、一織は唾液を介した皮膚接触ができない特殊な体質も持っていて、つまりキスとかそういう行為が一切出来ません。ついでに言うと発情もしないらしいです。
誰とも恋愛的なことができないのが確定的なので、一織と恋愛なんてできるわけがないというのが藍生が片想いをしている理由です。

だからこそ、じゃあこのストーリーはどう着地するのかってところがめちゃくちゃ気になってしまう。だって、普通に考えるとかなりの無理ゲーじゃないですか…
ボールは全て一織側にあるので、一織がどう行動していくのかがきっとこれからの注目ポイントになることでしょう。そしてそのゴールは一体どこに?というのも同じだけ注目していきたいなと思います。
ただ、一織の中にも藍生への気持ちの変化が生まれかけているので、全くの脈なしということでもなく、読み終わった瞬間から今後への期待感でいっぱいでした(笑)

正直言うと、まだまだ全然読み足りない…!!
おかわりです。おかわりモアプリーズです!!。゚(゚´Д`゚)゚。

一番面白そうなとこで終わってしまって、もう次のことしか考えられません〜
色んな制約があって難しい問題もいっぱいありそうな2人だけど、そこを乗り越えた先の景色が楽しみ。一織と藍生の気持ちが通い合う瞬間までガッツリ見届けていきたいと思いますヽ(´▽`)/

2

おいしくたべて?

「鉱物食」の美しい青年、烏丸一織(からすまいおり・大学1年・攻め)と、鉱物料理を一織に提供する一方で、鉱物のように食べられたいという願望を長年燻らせている、美園藍生(みそのあおい・大学1年・受け)の、「食べること、食事をすること」を考えるラブストーリーです…私の主観ですが。まだ継続中で、待て次巻!となります。

藍生の作った鉱物料理を食べている一織の食べる過程や、ちょっとした食レポが本当に美味しそう。美味しいものを食べたときの高揚した表情はいいものですね。藍生の産み出す料理を食べる一織を見て、この漫画はグルメ漫画なんだなぁと思いました。
改めて「食べる」という生きる上で必要不可欠な行動に楽しみや喜びを感じる意味を考えてしまいました。

そして
なんと言っても色々マニアックなんです。
ある意味無知シチュにも似た感じで、こちらは藍生が一織にお願いされて色々教える流れになるのですが、前提として、「鉱物食」の人は、生殖機能が作用しなく、発情しないんですね。男性同士の性的知識ほぼ皆無で欲情をしない体質の一織に、自分が気持ちよくなる方法を実演も交えながら淡々と説明せざるを得ないシチュだけでも中々なのに、それを一部始終ガン見されているって状況がかなりスゴい。そして一織が学んだことをすぐ実践に移してあれこれ試して質問して結果的に軽い言葉責めみたいなことになっているのがもうポテンシャルが未知数すぎて。このまま学習が進んだらどうなっちゃうんだろうって思っちゃいました。

はたして、一織は、わからないはずの性欲を理解してしまうのか?
藍生のある意味生殺しの状態はどうなるのか。
これからのお話が楽しみすぎです。

0

優しくて綺麗な世界にヒビのようなスパイス!

「鉱物食」という、鉱物や宝石を主食とする少年・一織とそんな一織が天然石を食べる様子に惹かれる藍生のお話です。大学生になった現在、一織とは友人関係が続き、隣部屋でくらしている藍生は、鉱物料理を振る舞う料理人を志すように。そのなかで、「一織に食べられたい」という欲望が静かに芽吹いていた藍生は……!?

これまでに見た事のない設定で、「鉱物食」の人間の唾液は有害で人をも溶かしてしまう…という事はキスもできない!?ここからどうなるの!?とBLに置いてかなり重要とも言えるキスに制約がついている2人です。
そんな2人ですがお互いを思いやる優しい気持ちがとても強くて優しい時間が流れているように感じます。特に藍生の「鉱物食」だからと関係なく一人の人間として一織も食事を楽しめるように工夫したり、これまで経験出来なかったことを一織にも体験してもらおうと工夫していく姿は素敵でした!藍生が用意する「鉱物食」のご飯のメニューはどれも美味しそう!

藍生のマチアプ事件を聞いてからの一織のチクっとした気持ち!それまで人間の生殖本能がない「鉱物食」の彼が、藍生に彼女ができるかも…という時に感じた気持ちは、まさに『嫉妬』と『独占欲』なわけですが…気づく時が来るのか、優しくてきらきら綺麗な世界に1本のヒビが入ったようで(ニチャ)……これからの展開が楽しみです!!

藍生の自慰を手伝う一織。本当にそういう事に対しての知識や欲がないんだなぁ…。赤ちゃんみたいにぴゅあな一織に料理のレシピをひとつひとつ教えるかの如く自慰の方法を教えていくの……ちょっと羞恥プレイがすぎる笑
もちろんキスは無しですが、一織、おもちゃも使えるしすごくHに興味津々乗り気で可愛かったです笑

0

キラキラ眩しい

中2の時に転校してきた一織は鉱物や宝石が主食の「鉱物食」の人で、その近寄り難い美しさと異質さで周囲と馴染めない彼に強く惹かれた碧生。
料理人を目指す碧生は一織のために鉱物食メニューを考えるようになり2人の仲は深まっていくのだけど、鉱物を食べる行為がとてもエロティック。
そして碧生の作る鉱物食の美味しそうな事!天然石の好きな私は、その味を想像しながら読んでてワクワクした〜。この発想が素敵!

それまで食事が苦痛だった一織にとって、美味しくて美しい料理と碧生と過ごす時間が至福のものになっていくのがわかる。
大学生になり隣の部屋に住むようになって、一織に食べられたい想いが募る碧生⋯。
お互いに大事で唯一無二の存在だから一織も碧生を喜ばせたいと思うけど、鉱物食の唾液はものを溶かしてしまうので口や舌では相手に触れられず、生殖能力が機能しないので下半身も使えない。
これからどうやって2人が愛を育んでいくのかとても気になる〜。

宝石の煌めきのようなピュアな関係が、キラキラ眩しい素敵なお話。続きが楽しみです。
強いて言えばページ数がちょっと少ないので、もう1話足してから単行本化しても良かったのではないかとも思ったり。

2

切なくもキレイな特異体質攻めのお話!!

鉱物や宝石を主食として生きる、鉱物食という人間が存在する世界観。

中二の夏、藍生(あおい)はクラスに転校してきた鉱物食の少年一織(いおり)と出逢い、、、
という冒頭。


鉱物食の人間は、発情しないそうだ。
そのせいで、見目麗しいイケメンの一織は、転校初日から女子を敵に回し、イジメに遭う。
また、唾液がつくと物が溶けるという性質も持ち合わせているため、専用の食器と消毒方法がある。

そんな一織は、人前で食事することを避けるようになり、ある日体育の授業中に倒れてしまう。
藍生はそんな一織を助け、自分が身につけていたヘマタイトブレスレットを食べさせる。
一織が触れた藍生のその指は、溶けてしまい、、、

それ以来、藍生は昼休みにこっそり一織と弁当を食べるようになり、ふたりの距離は縮まります。


また、藍生は一織が食べる鉱物みたいに、自身も食べられたいと願望を抱くようになり、、


やがて大学生となったふたり。
料理人を目指す藍生は、鉱物食のモニターとして一織の食事も作っています。

そんな仲良しなふたりですが、、
BLにおいて、攻めからの挿入えちシーンが望めないというトンデモ設定に、Love面はどうなるのかと思いきや、、、
お互いのすれ違いによる誤解が修復され、まさかのイチャ…シーンへ♡
もちろん最後までは致しておりませんが、
モデルもやっている一織の藍生への執着具合は、なまじ美人すぎるがゆえに迫力があり、挿入できるできない問題なぞ、
どうでも良きくらいに執着攻め好きなまりあげははニンマリしてしまいました。


まだまだ気になる点が多く、
早く二巻が読みたくて仕方がないキラキラしたストーリーでした!

1

世界一美しい“ディナー”

「鉱物食」という独創的な設定が面白かった…!

本作で描かれる“鉱物”を主食とする人間を「鉱物食」といいます。
作中で登場する鉱物や鉱物ディナーの美しいこと…。
鉱物が出てくるたびにうっとりと見惚れてしまいました。

藍生はそんな“鉱物食”の青年・一織と中学生の頃に出会います。
美しい容姿ながら、その人間離れした“鉱物食”としての特性が原因で
孤立してしまう一織。
そんな彼に出会った瞬間から惹かれ、手を差し伸べた藍生。

以来、親しい友人となった二人。
大学生になった藍生は鉱物を使って、
一織専用の鉱物ディナーを作るようになっていました。
同時に藍生の中で一織への想いも友情以上になり、
芽生えた性欲が抑え切れられなくなっていました。

だけど、“鉱物食”の人間は発情することはなく、
唾液は触れたものを融かしてしまうなど、
その性質ゆえに他人に恋愛感情や性欲を抱くことはありません。

一織を愛おしくも思うも彼への恋が実ることはない。
一織への性欲をアプリで出会った相手と発散しようとする藍生でしたが、
結局は一織以外には触れられないと思い知らされただけでした。

けれど、一織が見知らぬ男に触れられたことを知った一織に
これまで抱いたことのない感情が芽生えます。
それは寂しさのような、独占欲のような感情で。

一織に全て伝え、彼との友情が終えてしまうと恐れていた藍生でしたが、
一織から「俺じゃ力になれない?」と性欲の発散の手伝いを提案されます。

それはあくまで友人である藍生の役に立ちたいという
純粋な想いでしかなく、それがもどかしくてしんどい…。
鉱物食である一織は自慰すらしたことはなく、
それを目の前の藍生の自慰と言葉で理解しようと
じっと見つめる眼差しにドキリとしてしまいます。

そして、藍生の手の動きを真似て優しく触れる一織。
そこにはまだ恋愛感情や欲はなく、
あるのはただ、藍生の力になりたいという友人としての執着。

この執着がどうやって恋になってゆくのか…。
歪ではあれど、変わり始めた二人の関係の行方が気になります。

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