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kotoba no majutsu
以前、別の本で門地さんがこの本に対して許せる読者さんだけ見て下さいみたいなことを書いてて一体どんなお話なんだろうと逆に興味を持ってたわけですが。
早い話が同人誌で発表した某バスケマンガの二次創作物をキャラの名前を変えて、設定とかわかりにくいとこ補足して発行、みたいな。
そういうのアリですかー!!とまぁさすがに驚きはしたのですが。
元々の作品が好きで、しかも好きCPだったので読んでる方としてはそれなりに楽しかったわけですよ。
あとがきのところでそういう舞台裏は判明したのですが、途中まで読んだ時点で「アレ、これ、あの子っぽい」とか思う子はいて。
受の親友の子の頭が特徴的だし攻がその子に対して使うあだ名?とかもかなり近かったのでそうなのかなーとか思ってたら見事にあとがきで暴露されていた、と。
攻が高校1年生で受と出会って。
受が褒めてくれることが嬉しくて。
けれど、怪我で試合に出れなくなってエースの座から落ちていって。
3年になってまた復帰して。
そういうのが全部描かれてて。
もう一度二次だと気付いてしまうとそういうふうにしか見れないので知らない人がどう思うのかはわからないけれど。
小さなコマの中に「バスケがしたいです」の部分とかあったりして。
原作でもすごく好きなシーンなのでそれが嬉しかったり。
くっつきそうでくっつかない感じの焦れったさはありましたが、攻が元々好きキャラなのでなんでも許せそうです(爆)
どうせなら、2人のえちも見てみたかったなー。
出自は二次同人誌の再録集だそうですが、、、
元ネタ知ってたら、それはそれで、もっとおもしろいのかもしれないけど、
知らないなら知らないなりに、それでもおもしろいって思えた。
ただし、お話の時間軸と、作者さんの絵柄の変遷とが食い違うところがあって、その辺はやっぱり、読んでてちょっとつらかった。
多分編集者さん的には、元の同人誌に書かれた、二人の気持ちの流れとかがとても良くて、それをちゃんと時間軸に沿った一つの物語にしたら、普遍的なボーイズラブとして、二次を離れても成立するし、そんな物を読んでみたかったんでしょうね。
でも、作者さんにしてみれば、いまさらそれは、全てを書き直せっていうのと同じで、やはり、それはそれで無理だったわけで、、、
っていう、事情が丸わかりな感じの1冊。
この本の新装版が出ることも、多分なさそう。
ちなみに、同じカップリングの同人誌、よしながさんで読んだことがありますが,こちらも、元ネタ未読でも充分良かったです。
私は元ネタ知ってて読みました。
でも、これは元ネタ知らなくても十分楽しめるのではないかなと思います。元ネタを知ってる人は「どんなCPが来ても大丈夫!」と覚悟してから読んだ方が良いと思います;;私は「M君×K君の話だ」と知ってて読んだのですが、元ネタを腐の目で見ていなかったうえに、別CP(?)の描写が少し入ってるのでびっくりしてしまいました。あと途中で「この脇役キャラは多分あの子だな…」と気づいたりして面白かったのですが、そんなことばっかり考えてたので1回目はひとつのBLの話として楽しめなかった(汗)
気を取り直して再読すると楽しく読めました。
ただし、これはかなり初期の門地さんなので今の作品とまったく同じ雰囲気というわけではないですね。この後の門地さんの作風が垣間見られるという程度。
とにかく、これから読む人は上記のことに注意して読んだ方が良いと思います。
ごめんなさい、やっぱり門地かおりさんは私には合わないみたいだなァ…と思ってしまいました。
バスケに挫折した鳥羽(攻め)と、その同級生の広末(受け)の、高校三年間に渡る恋のお話です。
キスを繰り返しつつも、なかなかくっつかない二人。
乙女ちっくです。切なくときめくよりも、気恥ずかしくなってしまう。
あと、スキンシップ過多で、ホモ当たり前みたいな展開も、微妙に苦手というか…。
二次創作同人誌の再録(スラダン三井×木暮)であり、登場人物の名前は変えてあるが設定は全て元ネタの影響下にあり、知らない人にはわかりにくい部分が多い。
さらに門地氏の絵柄の変化が大きい時期の作品という点でも読みにくさがある。
とはいえ、不良寄りのスポーツマンと、どちらかと言えば真面目だけが取り柄のメガネ君というのは、なんともよいビジュアルバランスなのである。