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koi no otodoke uketamawarimasu
『恋のお届け承ります』
宅配業者に勤める達郎(攻め)は、雨の中、亨(受け)の家に宅配便を届けにいった。
だが、雨で足元が滑って荷物を池に落としてしまった。
慌てて池の中に入り荷物を拾い亨に謝罪していたのだが、底が抜けてしまい、荷物が落ちてしまった。
なんと中身は官能小説だった。
聞くと亨はポルノ作家だと言う。
それをきっかけに達郎は亨の家でご飯を食べに来るようになった。
迷惑そうな亨だったが、亨のお世話をするトヨさんが誘ったので仕方ないと諦める亨だった。
ある時、スキンシップの激しい達郎が亨に抱きついたのだが、人に触られるのが苦手な亨は吐いてしまった。
特に女が大嫌いな亨。
ポルノを書いていて、女が苦手なんてと不思議がる達郎だった。
ある日、達郎が搬入口から落ちて怪我をしてしまったと知った亨は慌てて家を飛び出し、達郎の家に走って行った。
慌てていたものだから何も履かずに家を飛び出してしまったせいで足は泥だらけ。
足を拭いてあげる達郎に何故か嫌悪感のない亨。
何故、潔癖性になってしまったのか打ち明けた亨に思わずキスをする達郎。
怒って帰宅した亨だが、それ以来達郎を家への立ち入り禁止した。
あまりの長い期間立ち入り禁止になれた達郎は強行突破し、亨を布団へ押し倒した…。
ちょっとショッキングな過去をもった受けサマです。
中学生の時、父の再婚相手に襲われた亨はそれ以来、人に触られるのが苦手です。
大雑把だけど強引な達郎ですが、彼の愛情で亨の潔癖性も治っていきます。
美人な亨は普段から着物を来ていますが、エッチになるとこれがまたいやらしげで綺麗なんです。
『ぼくがオトナになっても』
もうすぐ大学生になる千波矢だが、中学生の弟の千人が身長178センチなのに対し、自分は153センチ。
そんな千波矢が千人と賭けをする事になった。
千波矢の母校に学ランを来て行き、「図書館で本を借りる」「美術室の『今月の絵』を調べる」事になった。
生徒が来たと思った千波矢は慌てて美術室のロッカーに入ったのだが、苦手なクモが出たのでロッカーを飛び出してしまった。
だがそこには教師がいた。
美術教師の寿(攻め)だった。
ロッカーに隠れていた千波矢が、いじめにあっているのでは心配してくれた寿は千波矢にモデルを頼んだ。
放課後の時間になると学ランを来て寿の所へ行く千波矢。
千波矢へのいじめを調べようと学生名簿で「千波矢」を探すが載っておらず、不振に思う寿。
「好きだから心配なんだ」と千波矢を抱きしめる…。
この本で一番この寿×千波矢カツプルが好きでした。
(´▽`)
「生徒に手を出すなんて教師失格だ」と言いつつも、絵筆で千波矢をいじめる寿はエロい教師です(笑)。
そして初めてのエッチに痛がる千波矢は超可愛いぃ~。
ヽ(*´∀`)ノ
描き下ろしでは、千人の修学旅行へ引率する寿に千波矢が学ラン来てついて行っちゃいます。
バカップルですが、この二人のカップリングがすごくイイです!
(*´∀`*)
表題作シリーズのカプは宅配業者と配達先のお客さんという関係。
実はこの取り合わせは密かに好きなんですが、このカプに関してはあともう一歩という感じでした。
受け様はお坊ちゃんで人付き合いが得意ではなく内向的な性格で中々私の好みの設定ではあるのですが、攻め様がちょっと図々しい所が感じられてそれ程ツボに嵌りませんでした。
ある程度強引なのはいいんですが、相手がお客さんなのに昼休みに昼食に寄ってご馳走になるとか…時には服が汚れて着物に着替えたりとか…仕事中なのに大丈夫なの?と気になってしまいました。^^;
2人がラブラブなのは微笑ましいんですけどね…。
同時収録作品は先生x学生モノとBLというより友情を描いていると言った方がいいかもしれない幼馴染モノが1作品ずつ収録されています。
先生x学生モノは、立場が少し捻られた設定で良かったと思うんですが、先生が余り先生らしくなかったです(笑)。Hも標準の範囲に入ると思うんですが少しエロい描写がありました。
幼馴染モノの方は、はっきりした恋愛感情というのは描かれてなくて、93年に発表された作品のようです。
今と絵柄がかなり違ってました。