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seine romance
短編集で全部で5組のカップルのお話が収録されています。
登場するキャラの年齢は小学生~20代後半、職業も学生、リーマン、ラーメン屋、船で物を売りに来る若者、出稼ぎ労働者と結構幅が広いです。
最近この作家さんの甘々なバカップルモノを続けて読んでいたのですが、この作品では切ない系、ツンデレキャラ、ほのぼの系のお話があって、甘々なお話がそろそろ飽きてきたかなぁと思ってた所だったのでいい変化球になった感じでした。
特に好きだったのは「海のこども 陸のおとな」シリーズです。
攻め様が船で行商している若者(20代半ばくらい?に見える)と受け様が小学生なんですが、2人の心の交流が暖かくて良かったです。
攻め様は一見軽そうに見えるんですが、受け様の事を真剣に考えていて、包容力があって男前な性格。いい兄貴みたい。
個人的にはこの作品にはHは要らないかなと思ったんですが、ちょこっとだけあります(笑)。でも攻め様が焦らず無理強いしてないところがいいなと思いました。
他には身分違いの恋を描いた「仕立て屋の恋」。
仕立て屋と王子の恋なんですが、身分の差があるために、直接言葉を交わすことすら許されない二人がほんと切ないです。
以前にも思いましたが、この作家さん、西洋の王室キャラが意外に絵柄と合うと思うんですよね。余りそういう作品は描かれてないようなんですが、もっとこういう作品を読みたいなぁ~と思いました。