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相対的にはバイオレンスの得意な男らしい男の世界を書く神崎さんですが
比較的初期のころは普通のBLっポイものも書いておられたんですねぇ・・・
というわけで普通のぶっとびBLに感じさせるファンタジーBLっぽさの微妙に漂う学園もの。
天界代表のルカと魔界代表のレイのどっちが勝とうがもう一人と会えなくなる・・・そこから「地球滅びていい」の結論を導き出してしまう波純。
このような受け、めっちゃ受けが悪いだろうなぁ・・・と一瞬冷めたり。
でもこれで終わるわけじゃなく、さらに天界からルカの上司スジのアシェルが出てきてまずはルカからひっぺがすためにレイと手を組もうとしたり・・・おい。
なかなかお前ら何を考え取るんじゃいっ!と思わせるコミカルなBLです。
まぁなんだ。10年以上前のものらしい混沌さがなんとも言えずおかしかったりします。セオリーのない時代のBLって時に暴走して面白いんですよね。
神崎さんの初コミックスだそうです。
比較的最近の作品しか読んだことがなかったのですが、絵柄は随分違います。
表題作シリーズの他に短編が2作品収録されているのですが、最後に収録されている「BELOVED」以外は残念ながら好みではありませんでした。><
ちょこちょこと地雷に近い要素が含まれてまして、これは一層ことコメディかギャグとして読んだ方が楽しめたかもしれない…と読後に思った次第です。
どこが地雷に近かったかというと、ネタバレになりますが、表題作の受け様の優柔不断で何人かの攻め様に迫られるのですがその都度流されてしまう所、複数の人と体の関係があるという所。こういう要素があると余りキャラ自体を好きになれないのでちょっと…という感じでした。
あと、Hしてる相手は違うのですが、リバの描写もありますので、こちらも苦手な方は要注意かと。私は個人的にはリバはOKなんですが、相手が違うとう~んとなってしまうので「複数の人と関係を持っている」ということでちょっとダメでした。
「BELOVED」については切ない年の差カップルのお話なんですが、攻め様も受け様も健気な所があって、相手を想っているということについてはとっても一途で真っ直ぐなので、こちらはかなり好きでした。