umeair
yoake no uta
最新刊も、なかなかに辛くて辛い展開で、
電子も紙本も揃えている大好きなシリーズですが、
6巻は紙でもお迎えするかどうか少し悩みました;
でも…!こちらのメイトさん小冊子、心温まるエイナル視点の物語で、
やっぱり買って良かった、と思いました。
今までの小冊子が電子化されているので、
こちらもそのうち電子化されるかな?
以下、内容と簡単な感想を...
お話は黒海の襲撃時にアルトに助けられ、
その時から交流が続いているアルトの友人・仕立て屋のエイナル視点。
エイナルが女の子の服を着たいと思っていたことも。
男友達の輪に馴染めていないことも。
きっと分かっていただろうアルトは、一度も何も尋ねてこず、
アルトと一緒にいるといつも自然体でいられたエイナル。
そんなエイナルがある日、アルトにお願いをします。
それは”エルヴァに服を作りたい”ということ。
そして願いどおり、渋々ながら、
仏頂面にマントを纏ったエルヴァがお店を訪れます。
エルヴァに救われたあの夜以来、2回目にしてやっと
はっきりエルヴァの顔を見ることができたエイナル。
「僕のこと覚えていますか?以前助けていただいて」
「あのときは本当に本当にありがとうございました!!」
と、やっと直接お礼を伝えることができます。
そんなエイナルの言葉にも、目も合わせず素っ気なく
「自分の仕事をしたまでだ」
と返すエルヴァ。
そんな彼を見て、”わあ かっこいい〜”
”こんな人見たことない 気高い…きれいな人だ…”
と思い、わたわたしながら対応するエイナルの様子が微笑ましいです(*´艸`)
エイナルはエルヴァに
アルトからエルヴァのことは聞いており、
痣があろうと気にしない、呪いを怖がったりしませんから…と伝えます。
そんなエイナルのそばで目をキラッキラさせて
「服作るのって10着くらい??」
「このデザインとあのデザインとコレとあとアレも欲しい!」
「このデザイン、エルヴァ様に似合いそう!」
と大興奮のアルトわんこ、わんこみが助長されてますw
そんなアルトにエイナルは
「うるさいよ!エルヴァ様と話してんの!」とキレつつも笑、
その後採寸に入り、着々と服作りの準備を進めていきます。
その様子を、椅子に反対向きに座る形でじっと見つめるアルト。
エルヴァが「つまんねぇならどっか行ってていいぞ」
と言うとー
ガタ、と椅子から立ち上がり背後からエルヴァを抱きしめるアルト。
自分はエルヴァに心許されるまで時間がかかったのに、
エイナルとはすぐ仲良くなってる...と嫉妬心をあらわにします。
(エイナルに向かって”ガルル...”と歯を剥いて唸る姿は犬そのもの笑)
そんなアルトにエイナルがかけた言葉が、とても素敵でした。
”エルヴァ様の(僕への)態度は アルトへの信頼あってのもの”
”アルトの友達だから、僕は許されてる”
エイナル、大人だなあ......と、じーんとしたシーンでした。
採寸が終わった後、外で猫と猫じゃらしで遊ぶアルトのそばに
そっと近づき、話しかけたエイナル。
「エルヴァ様に恋してる?」
聞かれたアルトの、表情の変化がもう...
その涙に、いろんなアルトの思いが透けて見えて切なかったです。。
”言えない恋はつらいよね”というエイナルの独白が優しい。。
”アルトは今にとびっきりいい男になるだろう”
”その時も どうかこのきれいな人がアルトのそばにいてくれますように”
という最後のエイナルの願い、叶っているよね。。
本編は心引き裂かれる出来事の連続ですが、、
どこまでも優しい友人・エイナル視点の物語に、
心にポッと火が灯ったような気持ちになるお話でした・:*+.
本品は『夜明けの唄 6』の
アニメイトセット限定有償小冊子になります。
本編幕間、アルトと仕立て屋になった友人のお話です。
はみ出し者のエイナルは
子供同士でのいじめにあっていたとこを
エルヴァに助けらた事でアルトと知り合います。
やがてエイナルはアルトと友人になりますが
自分の好きなものに対して一途で
心無い噂や拒絶にもめげないアルトといると
自然体でいられる心地よい関係を築いていきます。
やがてエイナルは仕立て屋になり
アルトにある頼みごとするのですが・・・
コミックスサイズモノクロ印刷にて
アルトの友人視点でのお話になります。
それはエルヴァに服を作りたいという望みで
アルトを介して約束を取り付けて
助けられて以来初めてまともにエルヴァと対面します。
今日はアルトももちろんついてきていて
採寸されているエルヴァを見ていたのですが
打ち解けた様子の2人に嫉妬してしまう流れなのですが
アルトとエルヴァの客観的な関係性が
エイナルの目を通して描かれていて
新鮮なお話でした (^-^)/