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DomでもSubでもない、貴方を愛してる
Subsama shitsuke no jikan desu
第二の性のために親と確執があった颯太と京也ですが、3巻ではふたりの過去が描かれています。それぞれ育った境遇を語り合い、颯太がSubと偽って京也に近づいてきた理由もわかり、京也は母親と向き合い和解もします。この辺りは親と子どもだったゆえのすれ違いだったのかな、大人になって親ときちんと語り合えたから、愛していると分かり合えてよかったな、と思いました。
そして与壱と弓弦によるSwitchの秘密が知らされるのですが、京也や颯太の親世代の悲しい出来事が絡んでいました。政府や国がしてきたことが少しずつ暴露され、第二の性やそれぞれのキャラの生き方などにこの先どう関わっていくのかも楽しみです。こういう恋愛以外の謎や設定が深いと物語に奥行きが出てさらに読んでいて面白くなっていきますよね。
DSCのメンバーも京也に頼るのでなく、自分たちでクラブと京也を守っていこうと新生DSCとして行動していきます。京也自身も第二の性に苦しんできたけれど、そんなDSCのメンバーみんなも成長した3巻になっています。颯太のかわいいワンコ攻めっぷりも京也のツンがデレになるかわいい受けっぷりも1巻に比べるとより甘々でかわいくなっているので、ありのままの自分でいられる相手ができてふたりともよかったなとつくづく実感できました。
自分の第二の性を素直に受け入れられるようになった颯太と京也が正式なパートナーとしてのラブラブになり、ふたりの物語は3巻でひとまず完結となります。
4巻以降はSwitchの謎とちあきと愛瑠、与壱と弓弦の2カプのスピンオフが始まるそうなので与壱推しとして、続きが待ち遠しいです。与壱の頑なな理由を早く知りたいです。