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OΣG

作者買いでしたが、とっても好きになった作品です。
普通のBLでは物足りない方、一味違った作品を読みたい方におすすめです。
リジー(攻め)が神田くん(受け)を崇拝する理由、リジーの殺人鬼という仕事、神田くんの生活苦や家族関係などが複雑に絡み合い、展開や結末が気になって一気に読み進められます。
物語の暗さに対してリジーの明るい性格やコミカルなシーンもあり、重すぎずちょうど良い温度で楽しめます。
ちゃんとすけべもあります。
個人的には、この二人のキャラクターデザインや性格がとても魅力的で、BLで推しキャラができるとは思っていませんでしたが、この作品のおかげで「推しキャラ」という感情を持つことができました。とても思い入れのある一作です。
生芥先生と言えば「執着」「倫理観は?」!そこにバイオレンスも加わるので読まれる方は要注意です。
殺人鬼に崇められる社畜リーマンって設定が凄かった。疲れきったリーマンの前に突然現れる元同級生の殺人鬼に絆されていくさまはお見事でした✨
非日常が当たり前になると人間の頭はバグるんだなぁと…。コミカルな展開から終盤に向けてハードな展開に向かいますが、結局リーマンにとって殺人鬼は1つの灯りになったのだと思う。あっ、メリバでもなくしっかりとハピエンです(笑)