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konyakuhaki sareta node jiyuukimama ni tabishiteitara, ringoku no koutaishidenka to ummei no deai wo shimashita
葉山千世先生の作品を読むのは「黒騎士辺境伯と捨てられオメガ」に次いで2作目になります。その時のレビューには辺境伯好きだから読んだのに、殆どが王都の屋敷が舞台で残念だったと書いてました。
今作も殆どが国境付近の領地が舞台で、攻めが隣国の皇太子であるのに全然皇太子らしくなく、彼に呪いをかけた王妃も名前だけで登場していませんでした。なのでとても狭い世界で完結してるお話でした。
土魔法を操る主人公とか凄く好みな題材だったんですが、彼の魔力が強くなるくだりとか、大地の女神の登場とか都合が良すぎて全然ワクワクしませんでした。兎に角惜しいんです。この設定なら倍の長さがあっても良かったと思いました。綺麗に収まってはいるのですが、その為にサクサク進んでいった感じでした。
そして2人がくっ付くのも早いし、もう少し葛藤とか嫉妬とかもあっても良かったかもです。婚約破棄した方の令嬢が後半に登場するのも、その方の新しい婚約者が起こしたスタンビートも中途半端でした。
更に隣国の後継者問題があっさり解決してて、問題の王妃が蟄居だけというのが腑に落ちなかったです。
今回は呪われた獣人と転生した男爵家四男のお話です。
婚約破棄された受様が隣国との国境の荒れた領地に向かい
道中で出会った攻様の伴侶となるまで。
受様は早くに両親を亡くして祖父に育てらますが
大学入学後に祖父も亡くして天涯孤独となります。
農学部博士課程で食物促進剤の研究をしていたものの
パワハラでモラハラな教授に論文を却下され続けて
身を粉にして研究を進めた受様は眩暈で倒れて・・・
魔物がいる世界の男爵家子息に生まれた時から
受様は前世の記憶によって転生を自覚していましたが
ステータスウィンドウを出現して見られても
無双と言えるチート能力はありませんでした。
男爵家は高祖父の功績で爵位と領地を得たものの
大半が魔物も出る森で狭く肥沃でもない領地では
領民がかろうじて飢えない程の生活しかできません。
領主代理の長男以外は次男は文官、三男は近衛騎士
五男は3才と幼く、四男の受様は伯爵家へ入婿予定でしたが
伯爵家が投資の失敗で作った借金を肩代わりした
公爵家が嫡男との縁談を持ち掛けて婚約破棄されます。
気落ちしただろう弟に兄は文官試験を勧めますが
前世で書類仕事の過労死した受様は隣国国境の荒れ地の村で
農地改革歩する道を選びます。
半年後、領主管理人として
件の村へと旅立った受様を待ち受ける未来とは!?
受様が助けた攻様と前世の記憶をもつ受様の
異世界転生ファンタジーになります♪
魔物のいる森を抜けるために
兄には冒険者を雇えと言われますが路銀節約と
高レベルの魔獣でなければ従魔の契約を結ぼんで
一緒に旅をしようと考えていました。
受様は魔物に傷つけられた子犬を助けて
運よく従魔とするのですがその子犬は
実は聖獣フェンリルだったのです。
風魔法が使える聖獣は受様の相棒となり
瀬獣の助けもあって無事に森を抜けられそうでしたが
成獣が傷ついた獣人を見つけるのです。
彼が今回の攻様です♪
攻様はかつて一定数いた獣人の血を引く先祖返りな上に
数年前に強力な呪印を掛けられて常に魔力も体力も
奪われている状態なのです。
今回、魔物討伐で訪れた森で魔獣と戦って
体力が落ちたところを襲撃されて倒したものの限界で
倒れたところを聖獣に見つけられた模様です。
受様は攻様が怪我を癒して体力を取り戻すまでともに過ごし
攻様の正体を知って行く展開なのですが
森を出る事で2人の道は分かれてきます。
そんな2人が結ばれるまでに
攻様に掛けられた呪いと正体に関わる事情が絡む上に
受様の元婚約者と現婚約者がやってきたり
魔物のスタンビートが起こったりと
ちょっと予想外な展開でハラハラ&ドキドキ
攻様が受様の隣を居場所とするまで楽しく読ませて頂きました。