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boukun alpha no koibitoyaku ni ummei ha iranai
すっ……ごい話だった!一成の乗る車の前に飛び出してきた玲。一成の偽装の恋人役をすることになるが...。
玲の抱えるものが明らかになるたびに衝撃を受けたり……泣いたそして大きい愛を持つ男達の話だった...。しんどい場面もあったけれど好きだな〜あの人もこの人も好きだった...彼らの会話もすべてが良すぎた。
一成の愛が大きくて重くてでも玲には絶対に負担をかけないようにするその優しさがもうやばかった。気持ちを傾けてもいいのかな?と思えてしまうような懐の深さがある。あんなことが明らかになって一成には衝撃だったでしょうが...。
そして由良さん。あの人もすごい愛じゃないですか……愛してただろ……だからこそ去る、それも愛……彼の愛も深すぎて泣いた。
穏やかな日々で、一成と涼と玲の話を読んでいるところでこの穏やかな日々にも涙した。惚気るところもあれど玲の心の負担になりたくないと自分の希望を言わないでいる一成よ...。涼はナイスアシスト弟だったよ。
人はずっと憎み続けてそれを糧に生き続けることは出来ないんだよなと思ったお話だった。絶望から生きる力にはなるかもしれないが...。それが突然終わった時どうなるのか…。一成はその憎しみを理解して、痛みを知る人で、そして愛を伝えられる人
大好きな物語でした
今回は人気小説家と借金持ちの青年のお話です。
借金持ちの受様が攻様の仮初の恋人になった事で
引き起こされる悲喜交々の顛末と後日談短編を収録。
人間には男女以外に3つの第二の性があり
人口のほとんどを占めるのは特徴のないベータ性ですが
希少なアルファ性は身体的にも知能的にも優れており
特権階級の富裕層に多いと言われます。
オメガ性はそれよりも稀で発情期があり
男女ともに妊娠できる体質が特徴ですが
オメガ性の発情に影響されるのはアルファ性だけで
アルファ性がオメガ性のうなじを噛むことで
番と呼ばれる身体的な繋がりを結ぶことができます。
受様はオメガで都市伝説と言われる運命の番について
考える事がありますが、もしていも
絶対に出会いたくないと思っています。
受様はある事情でヤクザに多額の借金しており
昨晩から働きづくめでろくに睡眠をとれておらず
晴れた空の眩しさにめまいがします。
しばらく歩いて交差点近くで立ち止まった受様は
時間を確認しておぼつかない足取りで歩きだしますが
あやうく白い車に轢かれそうになります。
車から降りてきた全身黒づくめの良い若い男は
冷たい声で「自殺するなら別んとこでやってくれ」と
吐き捨てます。彼が今回の攻様です♪
受様が腰が抜けて動けずにいると攻様は
腕を掴まんで強引に車に乗せた上に
受様に修理費を払えと言い放ちますが
攻様の提案を引き受けるなら免除してやる
半年間仮初の恋人役を装うなら報酬もやる
と言いだすのです。
攻様は人気小説家でメディアや雑誌でも
引っ張りだこの有名人です。
攻様はアルファ性を公表していませんが
原作映画のオメガ男性俳優との写真に撮られてしまい
面倒な報道と邪推対策をしたいと言います。
攻様は運転手が人殺しになりかけた事も怒っており
受様には断る選択肢はありません。
果たして受様は恋人役を完遂できるのか!?
EB小説サイト「ムーンライトノベルズ」掲載作を
加筆修正しての書籍化で
スキャンダル避けに受様を狩り恋人にする攻様と
多額の借金を抱える受様の現代オメガバースです♪
ちょっと厚さにめげそうになりながら読みだしたのですが
謎が謎を呼ぶミステリー仕立てで巧みな伏線と
キャラ同士の絡みが秀逸で大変面白かったです。
最初の受様の行動が交通事故を装う当り屋ぽかったので
攻様の話は渡りに船なのかと思ったのですが
受視点と攻視点が交差して進むために
受様が借金を負った過去と借主のヤクザとの関係
攻様と亡くなった父親への根深い確執などが
徐々に見えてくるのですが
巧みに張られた伏線が解けていく事で
全く無関係に見えた受様と攻様、彼らの両親の接点が
見えて来てドキドキ&ワクワク!!
攻様のマネージャー的な仕事をする同窓の後輩
施設暮らしの受様の祖母と名家の養子となったアルファの弟
受様が2億もの借金をしたヤクザの若頭
受様が恐れ続けたモノが明かされ
攻様と歩く未来を選ぶまで大変楽しく読ませて頂きました♪
うーーーん、ちょっと自分の中での評価が難しい。。
この読後感は「萌2」なのかな?「萌」かな?と迷った末の、
「萌」です。
正直、物語前半〜中盤にかけては謎が深まるばかりなのと、
攻め・一成の態度の感じの悪さにムッとしてしまい、
”萌え”は全く感じませんでした。。
が、中盤を過ぎて見えてきた全貌にハッとし、
描き下ろしの玲(受け)の弟・涼視点から見た同棲中の二人の様子、
その甘さには蕩けて…という感じ。
有名小説家でαの一成(攻め)の乗る車に
轢かれそうになったことがきっかけで、
高額報酬をもらう代わりに彼の仮初の恋人役を
半年間務めることになった玲(Ω、受け)。
そこから性的な奉仕も含めた同居生活が始まるのですが、
同居生活の中で次第に玲に惹かれていった一成は、
自分のことを語らない彼のことが気になるようになりー
と続く、ミステリー/サスペンス要素のあるオメガバース物語です。
(※一部、モブにtnkを咥えさせられ強制フ◯ラをさせられる描写がありますので、
苦手な方、ご注意ください)
序盤は読み進めるごとに主人公・玲についての疑問が
次々と浮かび上がってくる展開。
-玲の抱える2億円の借金とは?
-その債権者であるヤクザの若頭・由良と玲とは一体どんな関係なのか?
-玲が必死で一成に気に入られようとしている様子なのは、なぜ?
-玲の語った言葉から、一成とは初対面ではなさそうな様子が窺えるけれど、
なぜ玲はそれを隠しているのか?
-そもそも二人の出会いは偶然だったのか?
などなど、読めば読むほど「??」が積み重なっていく中盤まで、
その伏線がちょっと自分には正直「長いなあ...」と感じられた部分が;
でも、そのパズルのピースが後半、少しずつ定位置に収まり
はまっていく様子に「おおっ」となり、真相を知りたくて
一気に前のめりになって読みました。
そして中盤までとは打って変わって甘くて甘く、
救いとなるのが、後半の描き下ろし部分。
なんと”玲ちゃん”と玲のことをちゃん付けして呼び、
溺愛を隠さない甲斐甲斐しい一成の世話焼きっぷりにビックリ!!
弟の前で無意識イチャイチャする場面や、
プロポーズシーンもこれでもか!!というほど甘くてひええっとなりました笑
辛い展開が続いただけに、これは嬉しかった...
ただ、そんな一成の溺愛攻めへの変化というか、
玲へと気持ちが傾き絆されていく過程、
また玲→一成への気持ちの変化といった恋愛面の関係性の変化が、
ちょっと自分には物足りなく感じられて、、
中盤まではどうしてもミステリアスな玲の事情が中心になるので、
仕方ないのかな。。と思いつつ。
「契約」から始まった二人の心と関係性の変化、惹かれ合う過程を
もう少しじっくりと見つめたかったかな、と思いました。
近づいていく二人の距離に対する萌えを、もっと感じたかった。。
なんだか中途半端な評価で、自分でも「うーん・・」と思うのですが、
読み終えた直後の正直な気持ちを、、
耐えて耐えて、その先に見える光…という切ない夜明けの物語が
お好きな方に、特に刺さる物語ではないかと思います。
うぉーー!もんのすっごい読み応え。
オメガバース主体だけど、事件・ミステリー要素が強く、その事件の真相のあらましにどっひゃーでした!!((((;゚Д゚)))))))
この作品ね、めちゃくちゃ作り込まれてます。
借金まみれの玲に打診された人気小説家・月城一成の仮初の恋人役。ここから全てが始まる物語なんですが、2人の出会い、仮初の恋人役への提案、相手はスパダリのα、こっちは不憫Ω……のちのちのストーリーが何となく分かるお約束な展開を期待していたら痛い目みました。
仮初とか言っときながら、どうせ色々あって好き同士になって、ホンモノになっちゃうんだろう、と。チッチッチッ…そんな分かりやすいシンデレラストーリーじゃござんせん。中身はバチクソシリアスものです。
しかも、過去から複雑に絡み合っているトンデモない事件ときた。このカラクリには背中がゾクリとしました。
玲の生気のない態度、何にも関心がないような無気力感…最初は掴みどころのないキャラだなぁなんてあまり良い印象ではありませんでした。
玲の行動や言動が全て謎めいていて、一体なんなんだコイツは状態。一成との仮初の恋人からのステップアップ展開はよこいなんて思っていても、そんな気配はまるでない。……何かあるなこの作品は。何が起きてるのか、何を私は見せられているのかと、隠し事の塊のような玲の動きから目が離せません。
タダゴトじゃない事情を抱えている玲に惹かれていく一成。しかし、想像以上にラブっぽいラブには発展はしません。
玲に惚れた弱みとでも言いますか、一成の玲への気遣いやフォローがすんごいです。借金チャラにするとかポンと言っちゃうスパダリぶりがカッコよすぎじゃねぇか…(//∇//)
そうなんです、玲に恋した一成が甘くてカッコいいんです。最初のオレ様はどこへやら。シリアスな事件の渦中にある中での一成の激変は見どころの1つといっても良いでしょう^ ^
一成が恋を自覚したとて、玲も一成に惹かれ始めてきたにしても、2人の間の甘い展開はいまひとつ。中盤あたり、ここから一気にシリアスモードが加速するからです。
2人の出会いは偶然ではなく仕組まれたものだとしたら?2人は全く無関係ではない間柄だとしたら?
……こわいこわいこわいこわいこわい……点と点が線になって繋がっていく物語の背景がとんでもなくエグい。事の全貌が明らかになりゆく真相への暴露は想像以上でした。
実はこの真相は、物語の最初にヒントがあったんですよ。重要な伏線が実は最初の最初にありました。
これを知ったとき鳥肌がイボイボになったし、思わず最初のページにとんだよね(笑)SKYTRICK先生、すごすぎるーー
玲がやたらと陰りを帯びているなと思ったら、これかよと。あまり良い印象じゃないとか言ってゴメンよ。抱えている事情が重すぎて、そりゃ陰気にもなるよなと納得です。
子どもが背負っていいレベルじゃないヘビー級の重さ。これが玲のルーツだと思うと可哀想すぎて涙が止まりませんでした。
一成と玲との関係、玲の弟との関係、莫大な借金の理由、玲とヤクザとの繋がり、一成の父親と玲たちの母親との因果関係、それに運命の番の間での悲劇の一面……物語の裏に隠されていたことが表に出てくる後半はとにかくスゴかった。複雑に絡み合う事件のあらましにガクブルでした。
こうなってくると、仮初の恋人役のこととかもう忘れてます(笑)そいや、最初そうだったね、くらい。
それほどに濃い展開がてんこ盛りですので、この濃密な事件の真相追求を覚悟して読んで下さいね。
過去の事情があまりにも悲しいだけに切ない気持ちにはなったけど、モヤついていた事がスッキリとして清々しい読後感でした。
ラブのターンも事件解決後にしっかりと描かれていますので、2人のイチャイチャもじっくり堪能できました。一成のはっちゃけた玲大好きが面白すぎる……弟視点のストーリー仕立てが楽しかったです♪
BLの枠を超えた上質なミステリー構成がとても素晴らしい作品でした。
普段BLを読まないミステリー好きさんにもぜひオススメしたいです。