Junk

男性２人に女性１人

面白くないわけではないのですが、男子２人に女子１人、幼なじみで友情ものがメインだったため、BLを読んでいるという感じがしませんでした。
一応この男子２人はお付き合いしていて勿論BLなのですが、ストーリーは女の子をメインに置いているというか、少女漫画のようかも。

この３人は幼なじみ、男子２人はこの女の子が大好きで、いつも一緒にいるし、この子が好きだという気持ちもとても大事にしている気持ちもすごく伝わってきます。
説明が難しいんだけど、この女の子が主人公というわけでなくて、とある元気な女の子がいて、男子の友達からも作者さんからも愛されてるんだなあという感じでした。
そして完全にこの女の子に主体をおいた友情ものの雰囲気に飲み込まれていて、明らかにこの男子二人のラブストーリー（BL）がメインじゃないような気がします。

なので、BLが描きたかったのか、男女の友情ものが描きたかったのか、はっきりしない感じでした｡
私はこの女の子をキャラクターとしてとても可愛いなあと思いましたが、BLが読みたい気分の時に読んだので、ちょっと微妙な気分になってしまいました。最初から、女の子も出てくる友情物だとわかって読んだら楽しめたかも。

そして、最後がとても暗いです。
読み終えた後味もちょっと良くなかったと思います。結局この男子２人はお互いが好きで付き合っているはずなのに、１人の女の子にずっと揺さぶられているわけですね。少しもやもやの残ったお話でした。