獣人×主従 BLアンソロジーコミック 1

ケモミミアンソロジー

5作品収録。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)

「君限定シンドローム」吉田くまこ
人間と獣人が補い合ってパートナーとなる世界観。
なのに、人間の慎は獣人アレルギーが酷い。
ただ1人、幼馴染の黒鉄(獣人)だけはそばにいてもくしゃみが出なかったのだが、ある日ついにくしゃみが！
黒鉄の方がいつも毛が散らないように気をつけていたのでした。だって慎が好きだから。両片想いが実って良かったね。

「オオカミ領主とはぐれウサギ」七浦なりな
領主のロウは保護されたウサギ獣人の子供・トーヤを可愛がるが、トーヤはストレスで倒れてしまう。
ロウはウサギ獣人の生態をお勉強します。トーヤを理解するために。

「わたしの優しい先生」間浮
国の最後の獣人・セルヴァール先生は賢人。住み込み弟子のクシルは教えを受けて国家試験の準備をしているが毎年落ちている。だが実は…
セルヴァールの虎のような身体がきれい。

「マイリトルステラ」能宗
獣人は徹底的に差別されている世界観。
よそ者の医師(人間)が流行り病の治療に奔走し、獣人のスィラに助手を頼む。人間達は露骨に嫌がるが医師は正義を曲げない。次第にスィラも受け入れられていくが…
途中でスィラが可哀想ですが医師がとってもいい人で救われます。

「Cupido」墨矢ケイ
金融会社社長のペット兼用心棒は、狼獣人のアラン。
食事をくれる社長に忠実なアランは、社長の「食事トラウマ」をほぐしていく…
この作品のみエロあり。アラン攻め。


4作品がエロ無しで、獣人描写もケモミミ程度。とても読みやすいと思います。
間浮先生作品が獣人と主従というテーマに一番合っていたと思いました。