春のデジャヴに踊れ

haru no dejavu ni odore

春のデジャヴに踊れ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神196
  • 萌×241
  • 萌8
  • 中立7
  • しゅみじゃない2

5

レビュー数
39
得点
1175
評価数
254
平均
4.7 / 5
神率
77.2%
著者
おどる 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784047383388

あらすじ

同じ面影に恋をした

母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは
大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。

社会人と大学生。異性愛者の同性同士。
恋愛には発展しなさそうな二人なのに
社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。

淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが
亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。
──淳は母のことが好きだったのかもしれない。

淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて
晃介は、やがて大胆な行動に出る──

初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。
大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。

表題作春のデジャヴに踊れ

メガバンク本部勤務,ダンサー,29歳
大学生,ダンサーの息子,21歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • ジェネレーションギャップ/友へ祝福を/ひとり暮らし/社交ダンスのいろいろ/あとがき(カバー下)

レビュー投稿数39

余韻までも美しい大人向けBL

他のレビューにも多い様に、絶妙にリアルなストーリーです。
でも嫌悪感や嫌な辛さはなく終始美しい世界が繰り広げられています。
攻めの淳も大人で素敵だけど、晃介もちゃんと年下感あって可愛かった。キャラのバランスも良いし共感性もあって良かったです。

テーマが社交ダンスなのもあって大人のしっとりした話が好きな人にはハマる作品だと思いました。
逆に感情の勢いやエロス、お互いを夢中で求める様な行動、刺激が好きな人には少し物足りなさがありそう。
きっと品のある作家さんなんだろうなーと作品を通して感じました。

続きもきになるけど、個人的には作者さんの次の作品も気になります!
美しい世界観のBLに期待しちゃいます!

0

綺麗な世界

高評価につられて読んでみました。

とにかく絵が綺麗。

すべてをセリフで語らせるのではなく、音楽やダンスで伝えるものもあり、表現が豊かです。

大人への憧れ、そこからの葛藤、社会へ出ること、責任……様々な問題にも向き合います。

なのですが、なんというか、絵のキレイさだけでなく話の進み方まとまり方、だ〜れも反対しない世界ぜんぶが綺麗すぎるのです。

ペラッツルッとした球体を撫でているうちに終わったような(伝わるんかこれ…)。

以下おもくそネタバレします↓


ふたりとも高学歴で社会的立場もある設定のためもあるのでしょうが、互いの人生に責任をもつと決めるまでが早すぎる印象です。

ものすごく個人的な好みをあえて述べるなら、子どものことまで広げず、これからも一緒にいろいろ悩む。そこを共有していれば充分じゃないかなと思いました。

ひんやりクール感漂う画面のなかでイマイチ情熱は伝わってこなくて(なんでだろう、クールな絵でも逆にコントラストの効いた情熱もあると思うのだけど)、え、いつの間にそんなに真剣だったの? と思っているうちに親にカミングアウトまでする。このへんはちょっと描きたいものを詰めこみすぎかと感じました(エラソーに申し訳ない)。

3

攻めの大人の魅力に圧倒された

正直表紙だけで選んだので漫画中身見るまでは受けがもう少し男感強くて綺麗顔受けではないと思い込んでいたので読み始めはこれはCPはあまり好みではないなと思ってしまった。
けれど、受けは好みから離れたとてストーリー展開そして何より、攻めの大人の男という圧倒的な魅力に素敵ささえ感じました。
BLは基本受けが自分好みで可愛い〜(私の可愛いはヤンキー受けとかもうどうみても漢みたいなタイプ)って思うものにハマることが多いのですがこちらの作品は攻めが最高〜よき〜ってなりました。タイトル通りの優しくダークとか病みとかとは掛け離れた作風で始終あたたかい気持ちになりました。

1

No Title

リアルさがある作品でした。2人とも聡明で、テンポの良い会話が印象的でした。
絵からは、色っぽさと優しさが感じられ、ダンスシーンではそこに勢いが加わり、表現の幅広さに驚きました。

絵もストーリーもとても綺麗でした。

ただ、綺麗にまとまりすぎていて、どうなるの?!というような創作物らしい刺激要素と、ストーリーの余白部分が少なく読後の余韻に浸れず、物足りなさを感じてしまいました。

自分自身の好みの問題だと思いますので、しっとりした雰囲気のストーリーが好きな方にはおすすめです。

6

ずっとこんな素敵な作品が読みたかった!!

BLの沼に堕ちて5年、それまでは本をよく読んでいました。そのため、BLマンガに出会ってこんなにご都合主義というか、色々すっ飛ばしている感じに、正直はじめは驚きと戸惑いで…とか言いながらもその展開にはすぐ慣れて、ハマってしまうんですけど。

この作品は、読み終わった後の充足感というか、至福感がとにかく半端ない素晴らしい作品でした。(語彙力がとにかく足りない…)

まず絵柄が繊細で綺麗。とにかく、私にドンピシャの美しさでした。そして、何より主人公の二人の葛藤や焦り、戸惑いなど、ほとんどのBLマンガですっ飛ばされているものが、キチンと誠実に描かれているというところがとにかくグッときました。
その象徴的なシーンとして挙げたいのが、年下の受けが将来は子どもが欲しい、と年上攻めにぽろっと口に出してしまい、年上の攻め本人もそれを回想しながら自分もそうだなと感じる場面があるところです。このシーンが、より二人の存在のリアルさを感じられて良かったなぁと思いました。
あとは、これも私の嗜好なのですが、とにかく二人の服装や立ち振る舞い、言葉遣いが上品なところも私にとってはドストライクでした。
社交ダンスという独特なテーマの作品ではありますが、ぜひ多くの方に読んで欲しい素晴らしい作品です。かなりのBLマンガを読みましたが、自分にとってTOP3に入るくらいの素晴らしい神作品だと思います。

おどる先生のこれからの作品が、本当に楽しみでなりません。もちろん、出来ることならば、この二人の先も見てみたいです。

おどる先生、素晴らしい作品をこの世に産み出してくださり、ありがとうございました!!

1

高評価に納得!春の夜を感じる「今読みたい」逸品。

ちるちるランキングで高評価殺到していることと、デビュー作ということで、これはチェックせねばと購入。

第一印象は、実写に映えそうだなあ。という感想でした。
ダンスの躍動感を映像で感じたいなと思いました。
欲を言えば劇場の大スクリーンで(拝み)

内容的にも、普段BLを嗜まれない方たちも見やすいのでは?と思ったのですが、
攻が受の母親に惹かれていた過去があるので、
遺伝子レベルで引き寄せられるんなら仕方ないよな、みたいな…

上記設定は、個人的にはだいぶ地雷の類なので冒頭からヒヤヒヤしていましたが(BLにあまり女性キャラを望まないので)まあ、なんとか今作はやり過ごせたのでホっとしました。

いい意味でBLっぽさが淡泊な部分もあり
恋愛のテンポ感もリアルな感じがしました。
甘さを含んだ春の夜のような、何か心が落ち着かない引き寄せられて急かされるような…そんな、「エモーショナル部門1位受賞!!」の帯が似合いそうな作品でした。
来年のアワードが早くも楽しみです(気が早すぎるにもほどがある)

続編も期待してしまいますが、先生のいろんな作品が読んでみたいので今後の作品は要チェックです♪

6

是非読んで!!続編希望です!!

デビュー作?!生きてく楽しみが増えたぞー!!

春の優しい空気感とメロディーがずっと流れていて、心が浮き立つような気持ちになれます。恋の薫りがふわっとワルツに乗って届きます。

なんか、何度も読んでしまう。
春のスタートにふさわしいオススメ作品です!!

4

春を感じる

デビュー作と知って驚いています。

年の差といい、2人の美しさとこの作品の空気感いい、全部好みでした。

特にイヤな人もいない、作中のダンスも素敵で心踊る気分に浸れましたが、激しくなく優しいお話で春という季節にぴったりだと思います。
じわ〜っとあったかい読後感を味わえます。

これは続編があったら嬉しいなあ…

4

心が踊る

デビューコミックスとは思えない、ストーリーも作画も完璧すぎる一冊。
序盤の腹の内を探るようなやり取りからの、お互いの心に風穴を空けるようなダンス、自立している大人だからこその葛藤、見えない将来の不安も乗り越えての屋上のシーンも好きすぎる。
それにしても作画が美しすぎて1ページごとに見入ってしまう。
↑なんて、なんかかっこつけて書いたけど(当社比)読み終わったあと、……!!??!…!ウワァ…!!??ってなってたから!!!
ダンスはミリしらだけど、立ち姿の作画のかっこいいこと極まりない…!!いや、全ページすごいんだけれども!!歳の差も最高だし、アレのシーンのあのセリフに頭がパーンとなりましたよわたしは( ゚ー゚)
とりあえず、ちょっとでも気になった人絶対読んで!!後悔はさせない!!!(誰だよ)

4

リアルな恋愛感の中でのBL

デビュー作と知ってびっくりしています。作画がとても綺麗でキャラクター攻め、受け共にかっこいい(美しい)顔で読んでいてストレスがありません。
社交ダンスのレッスン場がストーリーの舞台。攻めの淳は社交ダンスチームのリーダー、受けの晃介は亡き母の遺したレッスン場のサポートとして出会いますが、淳の言動から自分の母に淳が恋をしていた事を知り……。

この作品の素敵だなと思った所はお互い元々は女性が好きだった、いわゆるノンケ同士であるという事です。しかも、晃介に至っては自分より8歳年上の男性で、自分の母親と自分とを重ねているかもしれないという疑念がある中で、淳に惹かれていき告白。同じく淳も8歳年下の初恋の人の息子というともすれば犯罪になるかもしれない(成人はしているが…)相手との恋愛にどう付き合っていくか、真剣に考えてお互いに「同性同士付き合う事」への覚悟を持っていく。その過程が丁寧に描かれていて、緩やかながらもだんだん強くなっていく恋愛感情が素敵でした。
2人の初夜もゆっくり丁寧でリアリティがあります。
現実でも同性同士が惹かれ合う時ってこんなふうに恋愛へと発展していくのかもなぁと思わせてくれる作品でした。

5

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