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甘すぎる愛に陥落寸前!?
jikotsugai no otto ga ore wo hanasanai!
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は幼馴染の公爵家長男と庶民で双子の長男のお話です。
弟が恋する攻様と番った受様が番解消を目指すながらも
攻様に惹かれていく騒動の顛末と本編後日談を収録。
この世界には3つの第二性が存在します。
アルファは優秀な遺伝子でヒエラルキーの頂点に君臨し
ベータは努力で能力が向上する可能性がありますが
オメガは発情期のために卑しい性とされ
社会から蔑まれてきました。
受様の曽祖父は
オメガフェロモンの万病に効く成分を発見して
治癒魔法と名付けて癒薬品会社を起業します。
一卵性双子の受様と弟はオメガで
曽祖父が創設に貢献したアカデミーの治癒魔法科に
5年間通い、いよいよ卒業を迎えます。
幼馴染であるモンテカルスト家の嫡男の攻様は
国防騎士科首席で真面目一辺倒な男ですが
弟にとっては大好きな相手です。
受様は攻様の親友で商業流通科首席の
優しく優雅なアーシェット侯爵家三男に恋していて
プロムパーティ後に告白を決意します。
話をする約束を取り付けようと声をかけると
役員代表だから片付けや打ち上げがあるから
遅くなっても良ければと言ってくれただけで
受様の心はときめきます。
しかし約束の談話室に彼はなかなか現れず
受様はお守り代わりに持っていた
自分が開発に関わったヒート誘発剤をいじっていると
攻様が「親友は今夜はこない」と告げに訪れ
攻様に悲しそうな顔をされた事で同情されたのかと
かっとして攻様を押し返そうとしたことで
落ちた誘発剤を踏んだことで悲劇が起こります。
まず受様がヒートを誘発され
オメガのヒートに耐性がない攻様がラットとなり
受様は攻様に貫かれた上に噛まれて番となってしまうのです!!
事故でつがった2人の未来とは!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿加筆しての書籍化で攻様の友人に恋する受様と
受様の弟に慕われる攻様のコミカルオメガバースです♪
攻様は責任を取ると受様にプロポーズしますが
攻様は弟が好きな人で受様が好きなのは攻様の親友で
誰にとっても辛い関係でしかなく
それぞれの恋を掛けた攻防戦の予感にワクワクします。
受様は天才肌で努力型の双子の弟より
魔力も才能があるために弟への遠慮で競う事をせず
結果的に想い人を奪ってしまった受様は
弟の望む番解消薬の開発を始めます。
真面目な攻様は早くに受様を意識し始めた事で
受様を避けていたため受様の心証は悪いのですが
受様を大事にしたいという思いは本物なので
受様に対する言動がやたら甘くてドキドキだし
受様弟の双子あるある設定と
公爵三男の腹黒な言動にハラハラ&ワクワク
番解消薬をかけた企みをも乗り切って
2人が幸せを掴むまで楽しく読ませて頂きました♪
WEB連載していた頃からのファンで応援していたのですが、この度書籍化されるということで、大変楽しみにしていました。
エルフィーとニコラはとても仲の良い双子。それぞれ別の人に憧れを抱いていたのに、不慮の事故で、エルフィーは自分を嫌っているクラウスと『事故つがい』になってしまう。
冒頭を読んで、なんて悲しい事故なんだ、このままでは誰も幸せになれないのではないか?そう思ったのに、あれ?クラウス??…と、あまりの溺愛ぶりに読者もびっくり。つがいの効力というのは、ここまで人を変えるのか?と思ったけど、どうやらそれは違うようで……?
堅物唐変木なクラウスのエルフィーへの一途な思い。ニコラへの思いとクラウスへの本当の気持ちの狭間で揺れるエルフィー。そして、作中ではほぼ最後までわがままで情緒不安定だったニコラの真実。
まるでジェットコースターのように物語は進んでいき、私が冒頭で感じた『事故つがいは不幸』という考えが大きく揺さぶられていきました。
一番辛かったのは、クラウスの記憶の混濁とその隙を狙ってニコラが行動を起こした場面。本気でニコラに苛立ちを感じました。
けれど全ての真実を知った時、安堵とともに苛立ちもすっと消え去りました。
この物語のキーアイテム『つがい呼びの笛』を使うシーンも胸が熱くなりました。ピンチに駆けつけるつがい。カッコイイよね
でも一番は、やっぱりママンでしょう。良い味出してるし、なんと言っても一番の功労者。ママン、ありがとう!
激重クラウス視点の番外編もありがとうございます。激重執着愛は、いくらあっても良きものです
そしてニコラのこと。たしかにニコラのしてしまったことは簡単なことではないけど、支えてくれる人々と共に、自分を見つめ直していけるのかなと、希望あるラストでした。
本当はとても良い子なので、ニコラにも幸せを!と思いませんか?
ウェブサイトの方に、弟のニコラの番外編が載ってるんですよ。ぜひぜひ読んでいただきたいです!
間違ってつがいになってしまった二人の話。つがいになったせいなのか、エルフィーを嫌いだったはずの攻めのクラウスが「責任とる」「結婚しよう」と溺愛してくるんです。実はただのすれ違いだったとあとでわかるんですが、エルフィーはクラウスが弟の片想い相手だからと逃げる。好きにならないと意地になる。でも攻めの愛情と囲い込みに陥落してしまう…。
ここからが話の展開のすごいところで、弟とのいざこざがあって、その結末がまさかそっち!?と思いました。
オメガの巣作りや番外編はよかったです。でも仲良しなところをいろいろママンに見られてるの恥ずかし…。
めんどくさい弟はでてきますが、ちょっと抜けてるところのある黒髪寡黙攻めと、結局可愛くなっちゃう受けを見たい方はどうぞ!
うーん、うーん…
激しく萌える部分と、「うーん…?」と思う部分が交互に出てくる感じで
評価に迷い、結局こちらの「萌」評価に。。
不運な事故により、双子の弟の想い人・クラウス(α、攻)と”事故つがい”になってしまい、
求婚されたΩのエルフィー(受)。
大事な大事な弟が恋する相手を奪ってはいけない、
そして自分には別の恋する相手がいる、ということから”番解消薬”をなんとか
作り出し、事故番を解消しようとするのですがー
と続く、魔法も出てくるファンタジー世界のお話です。
まず、攻め・クラウスの積年の思い、激重愛に萌え!!
特に終盤の番外編、クラウス視点での溺愛語り、たまりませんでした。
逃げる受けを追いかけて追いかけて…という展開が何よりも好きなので✨
二度目の”番契約”で、前回よりもより深く、服を着ても隠れないところに
しっかり爪痕を残す執着心にもゾクゾク。
…が、萌えきれなかったり「ん?」と思ってしまった点がいくつかあって、、
まず一つ気になってしまったのが、(本筋には関係ないことなんですが)
攻め・クラウスの母がエルフィーやニコラのことを「エルフィーちゃん」
「ニコラちゃん」「オメガちゃん」呼びすること。
子供扱いというか、女の子扱いというか、、
ファンタジーだと分かってはいるのですが、出てくるたびになんともいえない気持ちになってしまって;
そして作中に出てくるエルフィーの”巣作り”が、このママンに目撃されちゃったりするのですが。。
個人的には”ものすごーーーくプライベートな場面”だと思っている
大切な「巣作り」を、攻め以外、しかも攻めの母(良好な関係だとはいえ)に
見られるって……なんだかすごくいたたまれない気持ちになったシーンでした。
さらに、エルフィーは学園で5年間もクラウスには冷たく無視され続け、
フェリクスに恋し続けたーーということなのに、
割とすんなり「フェリクスには”恋に恋する”状態だっただけ」
「本当はクラウスのことが好きだったのに、その気持ちに蓋をし続けていた」と
納得し気持ちが変化したように感じて、ちょっと戸惑ってしまいました;
”薬を使ってでも、体を重ねたい!!”と告白に意気込んでいたほどの恋心は、
一体どこへ…?(偽物だった、ということなんですが)
そんなアッサリ、「本当はクラウスのことが好きだったんだ!」とハッとするもの
なのかなあ…と思ってしまった部分でした。
二人の脇キャラ(双子の弟・ニコラと主人公の片恋相手・フェリクス)の
役どころは物語をドラマチックに盛り上げてくれていてハラハラし、
エルフィーを応援する気持ちにはなったけれど、
結局”持たざる者”だった二人に真の救いは来なかったんだなあ、、と
ちょっと寂しい気持ちにも。
もちろん二人のした事は決して許されることではないので、
相応の罰を受けたんだ、と納得できることではあるのですが。
激しく萌えた「攻めの溺愛」以外にも、何かこう更にグッとくる点があればなあ…と
欲が出てしまい、迷った末の”萌”評価です。
恋愛の順番がめちゃくちゃで、いきなりつがいになるところから始まる2人ですが、アルファがめっちゃ溺愛してくるし、それに絆されてしまうオメガも可愛い!
でも話はそんな単純なものではなくて、アルファの方は積年の想いがあるし、オメガの方には面倒くさい双子の弟がいるし、一筋縄ではいかない。
事故つがいのアルファは、自分を嫌ってる幼馴染で、弟の好きな人で、好きになってはいけない相手で、これどうハッピーエンドになるの!?とドキドキでしたが、結末にホッとしました。
贈り物のセンスがない朴念仁アルファ、エルフィーのこととなると冷静でいられなくなる堅物アルファがかっこ可愛かったです。
結論、凄く良かったです✨
書きたいことがいっぱいありすぎて纏まりませんが、今回は人物ごとに分けてレビューします!
まずは、エルフィー!
一生懸命で真っ直ぐで応援したくなります✨。
優しいからこそ弟のこととかで自分の気持ちも拗れましたが、好きと自覚できてからの真摯な対応が良かったです。
他の人を理由に逃げずに(◯◯が好きなら僕は諦めようとか、◯◯だから仕方ないとかが無い)何とか皆に分かってもらいたい、正直でありたい、自分の思いを大切にしたいというところ!
これってなかなかできませんよね。
クラウスも、執着具合とかずっと好きで居続けたところが良かった。
でも、何よりエルフィーの気持ちが育つまできちんと待てのできる良い子。いや、噛みましたけどね笑。そこも含めて大好きです。木の上でのセリフ、素敵でした✨
そしてニコラ!
色々賛否両論あるかと思いますが、私は最初からずっとニコラを応援しておりました。ニコラとエルフィー、どちらも悪くない!誰も悪くない!ただ2人が双子でなければ関係も変わっていたと思うと切ない。でも、双子だからこそ二人で寄り添って生きてきたわけで⋯
立場が人を作るって本当だなあと。この立場でなかったら⋯でも、これからそういう縺れがほどけた今、彼も幸せになりますよね。ニコラの手紙は色んな想いが詰まってて号泣でした。良かったねー頑張ったねーと言ってあげたいです。
そして、フェリクス!
君はうん、まあ最初はね?色々思うところあったけど。この人何だか裏表ありそうと思いましたが。
でも、彼も仕方ない。彼があの一族でなければ違ったんだろうなあと思いますし、彼の気持ちも痛いほどわかる。だから、光が見出された最後は、先生ありがとうございますと言いたいです!彼にも幸あれ!
とまあ、こちらの作品は、全ての人に色んな人生が詰まってて、色々間違えたり迷ったりしながら一生懸命生きていて、一人一人がとても輝いていました✨
それぞれの気持ちになって私自身も楽しんだりドキドキしたり泣いたり切なくなったりできました。
ですので、ぜひ皆様に読んでいただきたいです!おすすめです!
大好きな作家様の初商業書籍化作品でしたので、楽しみに拝読させていただきました。
アカデミー卒業式後のプロムパーティーの後に、双子Ωの兄エルフィーが、愛しい王子様に思いを届けようとしますが、約束の場所に彼は現れず、代わりに現れたのは、双子Ωの弟ニコラ想い人で、幼馴染の真面目堅物αのクラウス。
驚きの中、エルフィーがお守り代わりに握っていたヒート誘発剤が、思わぬ形で作用してしまい、『事故つがい』となってしまった所からお話が始まります。
小さい頃は仲良く一緒に遊んでいたのに、ある頃から、兄のエルフィーだけを避けるようになったクラウスの本当の気持ちは?
思わぬ形でつがいとなってしまったクラウスとエルフィーですが、なにやら今までと様子の違うクラウスに戸惑うばかりのエルフィー。
そして、双子の弟ニコラへの思いと、事故つがいの相手のクラウスとの思いの間で揺れ動く、エルフィーの気持ちに切なさが募りました。
事故つがいであったばかりに……
切ない展開が続いた先での本当の真実に、驚きの連続でした。
途中、切なくて辛いシーンもありましたが、BのLOVEだけではない、人としての深い思いと愛を感じさせていただける、素敵なお話でした。
もちろん、甘々ハピエンです!
番外編も攻め視点の激重執着愛が楽しめます。
そして、そんな未熟な子供達を暖かく見守り、導いてくださるママンに、私からも感謝を。
私の拙いレビューでは、作品の素晴らしさを伝えきれません。
是非とも、皆様にもカミヤルイ先生の素敵な世界を楽しんでいただきたいです!!
最高に面白くて、最高にハラハラして、最高に切なくて、と。色んな意味で感情がヤバかったです。
甘さに浸りたい…けど、そうはさせてくれない。かと思ったらまた甘いシーンがきて、かと思った矢先にまた切ないシーンがきてと、アメとムチがエグい(笑)ですが、このアップダウンがこの作品を楽しむ醍醐味で、読者の心を激しく揺さぶるストーリー展開が素晴らしかったです。
チキンハートな私は、そんな展開にいちいち反応し、ウガーッとなったりデヘヘとなったりと顔面が忙しかったですが、主人公のエルフィーが腹黒弟に嫌味をネチネチ言われてるときは、タブレット(電子書籍です)の画面にビビが入るんじゃないかと思うくらい、強い力が入ってしまいました。物語の世界に入り込んで読み入ってしまう悪いクセをどうにかしたいといつも思いますが、いやはや…無意識なもので(^^;;
そうなっちゃうくらい、作者さんの綴るこの世界にどっぷりでした。
つがいがゴールじゃなく、つがいがスタートというワケアリ感が非常に面白い入りです。
一夜の過ちによってマチガイの相手とつがい関係になったやらかしから始まるホンモノの恋のストーリーで、穏やかな感情ではいられないハラハラとドキドキの展開に、途中息切れ起こしそうでしたが何とか踏ん張りました。もーんのっすごい読み応えです。
エルフィーが当初思い描いていた幸せのビジョンがどんどん崩れ、事故つがいで夫となったクラウスへ恋心を自覚していく想いの変化が何と言っても見どころでしょう。
エルフィーはクラウスに良い印象を持っていませんでしたが、クラウスはずっとエルフィーのことが大好きだったというまさかの事実。つがいとなってからはそりゃあもうエルフィーを溺愛しまくります。クラウス的には"ラッキー"なつがい事故で、嬉しさ爆発のクラウスが健気で可愛かったです^ ^
攻めの溺愛に絆されて好きになっていく。ざっくり言うとそんなストーリーではありますが、話がそう簡単にいかないのは、エルフィーの双子の弟と片想いの相手・フェリクスの存在があるからです。
ハッキリ言うと、弟とフェリクスはヤバいヤツ。
どんなヤバさかは実際に読んで実感してもらうとして、私がタブレットの画面をバキバキにしたい衝動に駆られたのはコイツらのせい。とだけは言っておきましょう(笑)
弟の企みやフェリクスに隠された真実に迫りつつ、エルフィーのクラウスへの想いはどんどん増していきます。クラウスは元々弟の想い人で、エルフィーがつがいになったことで弟の気持ちを踏みにじってしまった負い目が問題を二重にも三重にもややこしくしちゃってるんですよね。ある意味、エルフィーの自業自得的なところもあるのですが、つがいになったからこそ隠されていた真実が明らかになった部分は否定できません。
シリアスな展開から、隠されていた真実の暴露に至るまで片時も目が離せませんでした。
この夫婦関係は、つがい関係は、そして兄弟の関係はどうなるのか。
複雑な様相を極めるストーリー展開は、ハードモードにシンドいときもありましたが、乗り越えた先の景色は素晴らしい眺めで間違いないです。
心も身体もちゃんと"つがい"になった彼らの姿は何度見ても楽しくて、タガが外れたクラウスの溺愛は最高の糖度。タイトル通り、「夫が俺を離さない!」2人の甘さにたくさんに酔いしれましたヽ(´▽`)/