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heni alph to osananajimi omega no himetaru hatsukoi
今回は喫茶店の調理師とバース専門医のお話です。
幼馴染関係を崩せなかった2人が
攻様のバース変転をきっかけに番となるまで。
この世界の人は男女の性以外に
アルファとベータ、オメガのバース性を併せ持ちます。
先天的に優れた遺伝子とカリスマ性を備えたアルファは
希少種で心身ともに高い能力で社会的地位の高い者が多く
かつてはアルファ至上主義が蔓延していました。
そのためより貴重種で男女ともに妊娠出産できるオメガや
人口の大多数を締めながらも特徴のないベータは
迫害を受けた過去がありますが
現代ではバース性に関係なく人権が確保され
ベータもオメガも社会進出を果たしています。
受様は代々アルファ家系で
内科医と小児科医の両親からオメガとして生まれます。
小さな個人病院を継いだ父は経営能力もあり
バース科を設けるなどして規模を広げ
新病院を建てるほどになります。
受様父は受様をオメガだからと頭から否定せず
受様は両親の見守りと幼馴染の励ましで医師を目指し
今ではバース科医として忙しくしています。
今日も遅くまで働いた受様は
自宅隣の喫茶店でオムライスが食べたいと思うものの
看板の明かりは消えていました。
がっかりしていた受様でしたが
背後からよく知った声に呼びかけられます。
喫茶店の一人息子で受様を慕ってくれてい
る年下の幼馴染の攻様でした♪
今も受様を見つけてオムライスを作るといってくれますが
受様のスマホの着信音が鳴ると「いつでも作るね」と
言い残して自宅に去っていきます。
受様は実は攻様に恋していますが
ベータの攻様がオメガの受様を対象とするはずはないと
アルファ医師の婚約関係にありました。
先ほどの電話は件の婚約者からのデートの誘いで
アルファらしくない落ち着いた婚約者を嫌いではないものの
己の恋を捨てきれずにいくす。
ところが攻様がアルファ変転した事で受様は
攻様もまた受様に恋していることを知る事になります。
果たしてこのトライアングルラブの行方とは!?
突然アルファ変転した攻様と
アルファ医師の婚約者のいる受様の現代オメガバースです♪
受視点から攻視点とそれぞれの視点で進むので
ベータとオメガというバース性ゆえの両片思いに加え
受様がアルファ医師と婚約しているという状況は
ハードでなかなか苦労しそうな印象でしたが
さらに攻様のアルファ変転と
その変転に「天運の番(運命の番)」設定が加わり
より重くなっていくのかと思ったら
運命の番要素とアルファの婚約者が良い人設定過ぎて
当初の状況からとんとん拍子で好転していき
予定調和な幕引きになった感じでした。
いろいろ盛らなくても攻様の転換要素のみで
受様を堕とせたのでは!?と思ってしまいました。
ごめんなさい!!
四ノ宮慶先生、今年デビュー15周年なのですね!(あとがきより)
おめでとうございます・:*+.
先生の新作は、ロマンチックで切なく甘い、β(→αへ変異)×Ωの変則
(と言えるかな?)オメガバースの物語でした。
両片想いの幼馴染同士、だけれどβ×Ωの二人には結ばれる未来は見えず、
Ωの星那(受け)にはαの婚約者がいて…
というもの。
「運命の番」に似た設定で、”天運の番”という設定があります。
「セナくん、セナくん」と大型犬さながら、尻尾ふりふり〜といった様子で
星那にじゃれつく攻め・阿南が可愛い〜!
小山田あみ先生のイラスト、最高でした・:*+.
ちょっと長めの黒髪阿南くん、かっこよすぎ。そして致してるシーンの口絵がえちえちです…!
書店でカバーをかけてもらおうと思っている方、お気をつけて…!
大好きな星那には時には愛おしそうに優しく接するけれど、
恋のライバル・星那の婚約者である一ノ瀬や星那の同僚医師に対しては
独占欲丸出し、やや荒っぽくなってしまう阿南の様子にニヤニヤしました(*´艸`)
βであるはずの阿南がなぜ突然αに変異したのか。
Ωと番えるαに変異はしたものの、既に婚約者のいる星那との道ならぬ恋はどうなってしまうのかー
そういった謎やドキドキに胸高鳴る展開!
…
ただ、ちょっと当て馬・一ノ瀬さんの言動が良い人すぎて、自分にはピリッと感・
刺激が足りなく思えてしまった〜!!
せっかくのドキドキ三角関係なので、がっつり取り合って欲しかったなあ、と。
一ノ瀬さん、物分かり良すぎだし不憫すぎる。。
そして”運命の番”も嫌いではないけれど、どちらかというと自分は”運命に抗う”方が
好みのため、物語のオチとして「やっぱりそういうことなのかあ…」と
いまいち盛り上がりきれなかったところがありました;
阿南くんの喫茶店の事件も解決、それに伴い婚約者問題も一件落着、
医学界を揺るがす”天運の番”のこともプライバシーは隠し通せてハッピー、
二人は晴れて結婚し番にーー
と、喜ばしいことこの上ないはずなんですが、やや”トントン拍子感”のある
終盤の畳み方に物足りなさもあったなあ、と。。
…ということで、評価、迷ったのですが萌えた部分と「もっともっと…!」と
求めてしまった部分のバランスを考え、「萌」とさせていただきました。
番になる二人の終盤のえち。口で奉仕された阿南が我慢できずにぴゅっ!と
してしまい星那のメガネを汚し、焦って正座しちゃうシーンが個人的に好きでした〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
私が一番萌えるのは年上溺愛攻めなのですが、わたわたしている年下ワンコ攻めも
また良し◎
三角関係に切なさを感じ、後半〜終盤にかけてどどん!と甘さの味わえる、
ちょこっと変則オメガバースの物語でした✨
四ノ宮慶先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
オメガバース 3
エロ 3
嫉妬 3
な感じだと思います。
阿南くん×星那さんのカプです。
オメガでバース科医の星那さんは、幼馴染で年下の阿南くんに密かに想いを寄せていた。しかし、阿南くんはベータで、更には星那さんには、親が決めたアルファの婚約者が居て…。
今作は、攻めでベータの阿南くん視点と受けでオメガの星那さん視点が交互に書かれているオメガバースものです。
ベータ×オメガ、しかもオメガの星那さんにはアルファの婚約者がいる、三角関係ものっぽいですが、阿南くんも星那さんのことを想い、星那さんも阿南くんのことをいけないことだと思いながらも想い続けています。
そしてベータの筈の阿南くんがアルファに突然変異してしまい、更には星那さんとの運命の番のようで…もう三角関係って構図ではないですね。婚約者の一ノ瀬さんに、どう考えても勝ち目が無いのが明らかだなと思ってしまいました。
因みに今作では、運命の番のような関係性を「天運の番」と呼んでいます。
恋愛模様もですが、星那さんのことが好きな阿南くんの執着や嫉妬は分からなくもないのですが、それでもちょっと子供っぽ過ぎるかなと思ってしまいました。
病院内での星那さんとの名前の呼び方や脇役キャラに対しての威圧や牽制、酷い時には殺意すら覚えるなんて…色々な執着攻めを見てきましたが、もう少し大人なキャラクターかと思っていたからこそ、子供っぽ過ぎる言動にはちょっと好感が持てなかったですね。
個人的には星那さんの父親が、一ノ瀬さんの父親に言い放った言葉や、星那さんの婚約者の一ノ瀬さんに好感が持てました。
聞き分けが良過ぎる一ノ瀬さんが若干不憫な気がしたので、どうかスピンオフで幸せになってほしいです。
時折執着と嫉妬が垣間見えるワンコ攻めの阿南くんと優しくも芯がしっかりとしている星那さんの恋愛模様、読んでみては如何ですか。