極道さんは三角関係でもパパで愛妻家

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極道さんは三角関係でもパパで愛妻家
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
46
評価数
10
平均
4.6 / 5
神率
70%
著者
佐倉温 

作家さんの新作発表
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イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
極道さんはパパで愛妻家
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041156322

あらすじ

双子の子守りとして同級生だった中村と再会したのをきっかけに、小学校時代の記憶が蘇る佐知。かつて賢吾が中村に対しては気遣いを見せていたことを思い出し、もやもやした気持ちを抱く。一方、史は碧斗から隠し事をされて落ち込んでいた。佐知は史を励ますが、ある日、史が大泣きして帰ってくる。過去の賢吾の隠し事を思い出し、史の気持ちが痛いほど理解できる佐知だったが、碧斗にも事情がある様子。過去と現在の”隠し事”が交差し、佐知は賢吾の真意を知り…?

表題作極道さんは三角関係でもパパで愛妻家

東雲組若頭で次期組長
雨宮医院三代目

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

相手を思っての秘密が巻き起こす騒動

本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの若頭と
三代目院長のお話です。

攻様の弟達の世話係として2人の同級生が雇われたり
愛息が親友と仲たがいする騒動の顛末を収録。

攻様は昔ながらの任侠系ヤクザ東雲組の現組長の息子で
実質的に組を率いている若頭ですが
幼馴染の受様に長く片想いしていた一途な男です。

受様は組指定の雨宮病院の三代目医院長で天然系美人です。
受様は攻様の恋には全く気付かず
義弟を引き取った攻様を助ける名目での同居生活から
攻様と両想いとなり、3人で家族となります。

攻様達の愛息が小学生となり
攻様母が生んだ双子も行動範囲が広がり始め
東雲家では双子の世話係を探しているものの
腐っても極道な東雲家なのでなかなかご縁がありません。

今日も1人面接に来るらしいのですが
若頭補佐が今度こそは大丈夫と自信満々と言っていた人物は
攻様と受様の小学校の同級生だった女性でした。

最近この街に戻ってきた彼女は
近所のスーパーで偶然再会した攻様にスカウトされたそうで
受様は再会した彼女に「2人が幸せで嬉しい」と祝福され
ありがたい気持ちでいっぱいになります。

そんな2人のやり取りをみていた攻様母は
彼女を世話係採用に合格サインを出したところに
攻様が戻ってきて受様との夫婦漫才を披露して
新世話係を笑わせる事となります。

その後受様は攻様に
彼女に世話係を斡旋した経緯を語られますが
受様は昔、攻様と彼女の間に何かがあった事を知っていて
それを攻様が手までも隠し続けている事が
とても心に引っかかっている事を再認識する事となります。

そして今年も実母の命日が近付いてきた事で
例年通り愛息の元気かなくなっていくのですが
いつも仲の良い親友が愛息と距離を取り始めた事で
悩んでいました。

攻様とお世話係の過去には何があったのか!?
そして愛息を避け始めたという親友の真意とは!?

幼馴染から家族となった攻様と受様の織りなす
夫婦漫才人情ラブコメ最新刊は
攻様の弟達のシッターとなった同級生の登場と
愛息と親友が仲たがいしての騒動になります♪

攻様達にはシッターとなった元同級生が
愛息と親友には春からの新しい友人との課関係性を
"三角関係"と不穏な言葉で表現されていますが

個人的には
新世話係の登場で受様達に波風がたつほどには見えず
受様がぐるぐるするを楽しませて頂きましたが

BL未満な愛息のほうは子供ゆえの純粋さで
愛息が不安になっていく様子に胸が詰まされました。

いろいろと受様や愛息には隠されての展開でしたが
どちらも彼らを思っての秘密であり
それがゆっくりと彼らに解き明かされていく展開に
ハラハラ&ドキドキ、とても楽しく読ませて頂きました♪

0

なんてなんて素敵な、”三角関係”!極道さんの重くて重くて深い愛に癒される

ああ〜!読めば読むほど大好きになっていく、こちらの「極道さん」シリーズ。

…実は、最近シリーズを知ったばかりでまだ3作目までしか読了できていないのですが、
タイトルの「三角関係」がどうしてもどうしても気になって、我慢できずに
間を飛ばしてこちらの最新巻を読んでしまいました。。

なので、知らない間に可愛い史が小学生になっていたり、伊勢崎と舞桜が恋人同士に
なっていたり(伊勢崎の激重っぷりに驚愕!笑)。
はたまた初めて知ったジーノと賢吾の「喧嘩友達」っぷりに笑っちゃったり。

邪道な読み方をしてしまい恐縮ですが;
年末年始にじっくり、一足飛びしてしまった分の既刊を読みたい!と
また楽しみの増えた読書時間でした✨

で、こちらの新刊!!
もう、レビュータイトルどおり溺愛スパダリ極道さん・賢吾の重くて重い、
そして深い愛にじーんとしまくり、胸いっぱいです。

タイトルは「三角関係」と不穏なワードが付いているけれど、
読み終えて振り返ってみれば、”なんて素敵な三角関係!!”と叫びたくなるような、
ハートに刺さる物語でした。

賢吾と佐知の間に、新キャラとして二人の小学校時代の幼馴染・中村さん(女性)が
登場。
恋愛感情ではないけれど、賢吾→中村さんへの”特別な感情”を嗅ぎ取った佐知は、
自分に隠し事をして一人で抱えている賢吾にもどかしさを感じー

と続くお話。

さらに今回は賢吾×佐知だけでなく、二人の愛する息子・史と碧斗の間にも
なにやら不穏な空気が漂い、同級生・終(おわる)くんを間に挟んだ三角関係勃発!?
という展開も見どころ。

それぞれのトライアングル、中村さんと碧斗、そして賢吾それぞれのキャラの
優しさが本当に心に沁みて沁みて、、
ほのぼのストーリーのはずなのに、終盤、つうっと涙がこぼれてしまいました。
優しさが心に刺さった、感動の涙。

賢吾の長い長い”隠し事”の真相もまた、泣けちゃうんだよー…( ; ; )
そしてその時のあの子が、実は…と中村さんによって明かされた真実が!!!
自然と頬が上がり、にっこにこになってしまいました☺︎

作品の中に誰一人として”悪人”と言える人が出てこない、このシリーズならでは!の良さ。
それをじーんと噛み締める一冊、たまらなく癒されたし、また考えさせられる点もあって、深かった。

それぞれのキャラが成長し少しずつ変わっていっても、
決して変わらない・揺らぐことのない賢吾・佐知・史の絆。

じんわりと、何か温かいものが心に広がっていく心地よさを味わいながら、
本を閉じました☺︎・:*+.

まだまだずっとずっと、この「極道さん」シリーズを読んでいきたいな!
佐倉先生、素敵なお話をありがとうございます✨

1

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