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『一発あてろ!』に収録されていた短編の過去話が1冊に。
単発の短編のときは攻めがS気溢れる隠れ溺愛系でしたが、こちらでは全くの別人でした。
受けのショタ臭も短編のときより強めです。
隣に住んでいた憧れのお兄ちゃんに近付きたくて、アイドル事務所・バーニーズと契約した俊明(中3)。
東京に来れば会いたいときに会えると思っていたお兄ちゃんはすごく素っ気なくて…。
いやはや焦れます。
すごーく焦れます。
お互い好きなのは丸分かりなのに、ひたすら攻めが逃げまくる。
この攻めがどうにも好きになれなくて…。
受けの幼少期からずっと「愛おしくてたまらない」と思っていたのに、男女問わず抱きまくりです。
しかも寮で受けと同室の事務所の先輩とはお互いに「身代わり」でヤる仲。
受けが愛おしいけど、受けを壊したくないと言うのであれば、身代わりとかさー、だめなんだよー、そういうのー、と転げ回ってしまいました。
もう何度読むのをやめようと思ったことか。
とにかく攻めの拗らせ具合がしんどいです。
受けが憧れから一歩踏み出した後も、攻めはひたすらうじうじねじねじしてます。
イケメンのうじうじねじねじ。
イケメンの無駄遣いでございます。
ふつう、想いが通じ合ったらあまあまになると思うじゃないですか。
なりません。
抱きまくり継続です。
寮で同室の先輩は「本人がそばにいるなら身代わりはもうおしまい」と線引きするのですが、攻めからじゃないのがもう…。
とにかく受けから逃げることばかり考えているような攻めでした。
最終的に完全に病んだ攻めが受けを監禁までしてしまうのですが、これも「えー…」でした。
受けだけにしたわけじゃないんですね、これ。
今まで受けの身代わりにしてきた男女にもどうやらやったことがある様子。
攻めの受けへの愛情って本当に他の人とは違う特別なものなの?という疑問ばかりがふつふつと。
とにかく攻めの気持ちが分かりにくすぎて、もしかしたら今までの相手でも執着にうまいこと応えてくれる人がいたら、そっちでも良かったんじゃないかと思えてしまうキャラ作りでした。
ショタは好きではないのですが、ショタ受けに同情したのは初めてです。
攻めには男女問わずキャラバンに勤しんでいただいて、受けは憧れは憧れのまま、恋愛は身の丈に合ったかわいらしい相手としたらいいよ、と思ってしまいました。
もっとあまあまほのぼの展開を期待していただけに、病み展開には衝撃しか受けず。
描き下ろしで少し挽回できましたが、バッドエンドでもないのに、読後感がこんなにつらくていいのだろうか、と新しい気持ちが芽生える作品でした。