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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『銀のバッチ』シリーズの完結編。
表紙の3ショットを見るだけで、何だかウルウルしてしまいます。
この完結編では、波手にしか心を開かない幼子だった莢が、
波手(他人)の為に泣ける大人への成長過程が描かれています。
『人を愛すなら、こんな風に愛したい』と校医に羨ましがられる莢の波手への愛情。
しかしその愛情が波手を苦しめてしまう悲劇に悲しくなります。
思い詰めてばかりの寂しい二人の前に優しい友人として現れた永江。
彼が二人に健やかな世界を教えてくれます。
余談ですが。
実は私は前作からずっと、永江と波手がくっつけばいいのにと思っていたのです。
しかし永江・莢・波手は永遠のトライアングルは美しく、
やはり三人でいるのが一番いいなと実感しました。
『銀のバッチ』だけでも充分、面白かったですが。
この世界観にどっぷり浸る為には、今作は外せません。
『銀のバッチ』『約束』とあわせて読んで頂きたいです。