あらすじ
反社会性パーソナリティ障害——それは会社の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりすることに罪悪感を持たない障害。
父親の関心を得るための道具として育てられた林田瑞生だが、ある日利用価値がなくなったと母親から心中を迫られてしまう。
しかしそれはたまたま現場に居合わせた青山英俊によって救われることになり、特別な感情を抱くことに。抱いてはいけない感情を胸に秘めたまま5年間姿をくらまし続けるも、ある交通事故をきっかけに林田瑞生は刑事となった青山英俊と再会を果たしてしまう。
止まっていた秒針が再び動き出した時、周りで相次ぐ不可解な事件とともに暴かれていく己の秘密に、林田瑞生が取った行動は?