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ouji to saishou no koiwazurai yarite saishou ha shoshin de kenage na ouji no junai ni hodasareru
名倉先生作品に登場する、受けのことが好きすぎて様子がおかしくなってしまう攻めを愛してやまない自分がいます。
両視点なのもおいしかったです。
受け視点で見る大人な攻め像の崩壊といいますか、攻め視点になった途端に漏れ出てくる攻めの心の狭さと余裕のなさがなんとも愉快な作品でした。
ただ、入れ替わりものという設定もキャラクターも良かったはずなのですが、なぜかそこまでドンとは刺さらなかった不思議。
序盤で描かれていた、ヒースに靴を脱がせてもらってやっと素に戻れるロデリックだったり、そんなロデリックを愛してやまないヒースの脳内だったり、入れ替わりものならではのシーンはすごく良かったのです。
両想いが確定している上での誤解と思い込みからのすれ違いも良かったのだけれど、もう一押しなにかこのCPにどっぷり浸かってドカっと萌えられるようななにかがあればなあ。
そもそもの妹との入れ替わりのきっかけとなった国内部にうっすらと蔓延っていた膿とのゴタつきも、描くのならもう少しだけ描いてほしかったです。
何年も暗躍していそうな雰囲気があったわりに、さらっと始まってさらっと終わってしまったなー…と、なんだかちょっと小物っぽすぎて中途半端に見えたのかもしれません。
読んでいてけっして楽しくなかったわけではないですし、受けの一途な健気さと、攻めの脳内の愉快さとかっこよさのギャップは好きでした。
でも、このお値段に見合うお話だったのかと考えるとどうだろうか。
ハッピーエンド確約の安心して楽しめるお話にプラスして、もうちょっとこちらの作品ならではの工夫があったらもっとうれしかったかな。
先生買い。攻め受けともツボにぐっさり刺さって、ああもう大好き。いつまでも覚えている自信はないんだけど、とにかく好きなので萌2にしました。攻め(35)が最高に好きなんだわ、たまらん。先生、有難うございます。宰相ってワードが好きな方でしたらおススメです。ああ、宰相って地位を蹴散らかしてますけど。
一番最初に目に入るので、先に一言。カラー口絵が本当にすんばらしいっ!!!!!!(≠肌色)皆様是非ご確認ください!
女王の治める国ダヴェルニエの王子として生まれたロデリック。女王となる双子の妹ジェニファーを護るため、自分が女装して身代わりを務めています。10歳の頃に初めて出会った宰相のヒースのことをずっと心に秘めていて、18歳の誕生日を迎えたらこの気持ちを告白しようと考えていて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受けの母である女王+王配、妹、攻め側近や受けの側仕え少々、悪党と新興国王太子、その息子等。女王陛下が良いわあ・・・逞しい!強い!怒ったら剣ぶん回すタイプw
++良かったところ
お話として、ありですか?と思うところは少々あるんですけど。
冷静沈着な宰相がですね、受けがピンチだと知ったら、騎士の格好して助けに行くんですわ。ああ私の陳腐な文章だと、まったく良さが伝わらなくて申し訳ない、でもほんとここ良かった。冷静な方が冷静に我を失うって言えばいいんですかね?だめっしょ?と言われていても、「うん、分かってる、でも行く」って言って助けに行っちゃう。萌えるー
ほんで女王に怒られるんですよね。剣を突き付けられて。女王怖い怖い。ま、母として気持ちは分かるわ。
受けはご立派な王子様。でも自分の命が危なくなったのをきっかけに「いつどうなるか分からないなら」と攻めに頼むんです。分かるわ。自然災害もあるし交通災害もあるし何時死ぬか分からない、後悔したくないですもんねっ全面応援します!
あ、ビジュアルはキラキラ王子様、王女さまよりほっそりした優男(父似)。表紙はショートですが、作中はロン毛でいる時間が多いです★性格は、長男なんだけど、愛され三男坊って感じがするなあ。誰にでも愛されるタイプ、決めたら頑固。なよなよしくないです。
攻めがめちゃ好きだったし(逆月先生の手によるビジュアルが最高★★★★★なのもある)、受けのキャラもビジュアルも好きだったし、駆け落ちしてはどうかと全力で勧める執事とか、半目になってそうな攻め側近とか、サブキャラも好きだし女王陛下はめっちゃ怖いし、とっても楽しい1冊でした。いやこれ続いてほしいなあ・・・・・
そうだ!最後になんとなんと逆月先生の手によるコミックがあるんですよーーーーーーーーーーーーーーっ最高ーーーーーーーー先生有難うございますーーーーーーーーーーー
名倉先生の新作!
正直お値段を見てちょっと悩み(1,000円を超えると怯んでしまい;)発売日には買えず、
迷ったけれど名倉先生の作品だから!と、えいやっと購入しました。
こちらの作品は先生の記念すべき90冊目とのこと!すごい…100冊目前(?)ですね!
これからも名倉先生らしいハッピーBLを楽しみにしています☺︎✨
こちらも期待に違わず、すんでのところでカッコよく駆けつけてくれる攻め&勧善懲悪が見られて読み心地スッキリ。
特徴的なのは、
・攻め受けの歳の差18歳(攻めのヒース35歳、受け・ロデリック17歳)
・女系王国で女王が統治する国のお話 かつ、
・後継者の王女を守るため、ロデリックと双子の姉は正式な場では入れ替わっている
(ロデリックが双子の姉の身代わりになっている)
という点でしょうか。
名倉先生安定の、“受けのことが好きすぎておかしくなっている”描写は、今回ちょっと少なめだったように感じました。
正直、そこはちょっと物足りず欲が出て、「もっとくださ〜〜い!!」と思ったかな;
でも、もちろんゼロじゃない!
まだ両想いになる前、唇を尖らせておやすみチューを待つロデリックに対し、
可愛らしくて雄叫びをあげそうになってしまったりしてます笑
ここ、声出して笑っちゃいましたw
隣国の新興国からやってきた王太子と、国内の王位転覆を狙う勢力との企みによりピンチに陥るロデリック。
宰相としての責務を放り出し、率先して助けに行っちゃうヒース。
確かに宰相としては失格かもしれないけれど…
健気一途に10年以上もヒースのことを慕い続けてきたロデリックに肩入れしてる身としては、
地位を失うことを恐れず、まっすぐ助けに来てくれるスーパー攻め、やっぱりグッとくる〜〜!!
名倉先生の作品だから、ある意味こうなるよね、って分かっちゃいるんですが、それでもやっぱりキュンとしました//
安心、安定の元気がもらえるハッピービタミンBL。今回も面白かった〜!楽しませていただきました♡
最後にあらためて。
名倉先生、90冊目おめでとうございます・:*+
これからも先生のハッピーBLを楽しみにしています☺︎
イラストを見て、アーサー!と反応してしまったのはここだけの話。
名倉さんらしいお話でした。悪く言えばいつものパターン?
ロデリックの身代わりの始まりが、スペア扱いでちょっぴり抵抗があったのですが…。ロデリックの健気さと恋心にホロリです。
内容は、もう帯でだいたいわかりますよね?な。
名倉さんの厚い本!と期待してましたが、いつもの名倉さんの話が長いだけなような…。
なんとも王子のロデリックが健気で一途で頑張ってて可愛いすぎか!なのですがね…。
やっぱりまだ17歳だもんね…。箱入りだもん。もっとヒースとすれ違って振り回してほしかったな。
大好きだけど僕のことはいいから…って引いて、ヒースを焦らせるとか?
ロデリックは辛い目にもあってるし、ずっとヒース一筋でやることも可愛いんですけど。いざ両想いになったらヒースの言いなり?初めてのエッチもヒースのちょい言葉責め?な指導も萌えましたが。
なんかロデリックの頭がお花畑になっちゃって。初恋が実って少しでも一緒にいたい気持ちもよ〜くわかるけど。
なんかロデリックに手応えが足りないというか。
せっかくの新刊に辛口ですみません!!
大好きな名倉さんの作品に失礼極まりないレビューで。だけどあえて厳しめで。
年上スパダリの溺愛スパイスがめっちゃパンチ効いていて、実にオモローな作品でした!!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
王子への恋に溺れる有能な宰相・ヒースの脳内ボイスが煩悩まみれ。普段はキリッとしていて冷静沈着な宰相殿も、ロデリックのこととなると溺愛ヨロシク、独占欲バンザーイな姿を見せるのですから、恋の力とは恐ろしい……(笑)
無論、そんな溺愛狂いの姿は彼の頭の中でだけ。一国の宰相ですから、大事に育てられた王子に対して欲まみれな姿を簡単には見せることなどできません。
しかしながら、近しい人には好きの気持ちが漏れ出ちゃってるヒースの隙の甘さときたら……ニヤニヤが止まらぬ(〃∀〃) 色んな経験をし、たくさんの修羅場を潜り抜けてきたであろうヒースが、35歳という円熟味を増した年齢になって迎えた不器用な恋に、悪戦苦闘してる様が楽しさ増し増しでした。
そもそも、初めはロデリックの好意から始まったこと。
時期女王となる妹の影武者になって欲しいとヒースに打診され、ロデリックがそれを受け入れたのはロデリックがヒースのことを好きだったからです。
ロデリックが自分に好意があるのを知ってて、彼の恋心を利用しながら進められてきた身代わり劇でしたが、今や自分の方がロデリックにメロメロ(笑)ロデリックが仄かな恋心を拠り所に、ヒースが喜ぶならと身代わりでも何でも快諾してきた健気さに絆されるのは規定ルートでしょう。
王子を激しく愛してしまった宰相の戸惑いや苦悩は立場的にあるだろうけど、ロデリックを愛する気持ちに偽りなどないヒースの想いは、大人の男ならではの凄みがあって大興奮でした!
名倉先生、こういった恋心のコミカルな心理描写がホント上手いんですよね( ´∀`)
先生の溺愛パパのお話も、年上攻めの溺愛ぶりが良い味出してましたし、両者いい勝負。いつもの二枚目な姿が三枚目に変貌する恋パワーに何度大笑いしたか分かりません^ ^
ヒース視点とロデリック視点の両視点から話が進むおかげで、両者の思考が手に取るように分かってしまう物語構成が、ストーリーを更にワクワクさせて面白かったです。
ロデリックをいやらしい目つきで見る下卑た輩や、ロデリックを襲う賊に対して、怒りを頂点にして暴走宰相の行動は、ロデリックへの愛がどれほどのものか分かるに容易いです。
宰相として、また大人の男としての理性を保ちつつロデリックに向き合う一方、若さと勢いでヒースとの恋愛を謳歌するロデリックの浮かれっぷりもまた面白い。それまで抑えていた想いが解放された喜びと、想いが遂げられた嬉しさがありありと伝わってきました。
国の舵取りはうまいけど、恋の舵取りは不器用な宰相にたくさん楽しませてもらって大満足。いずれ義母となる女王との関係がどうなることかと…そっち期待感も妄想しつつ、ヒースとロデリックの未来が明るいことに大拍手な読後感でした。
18歳差の年の差カップルの両片想いの恋の物語、ぜひ堪能してみてはいかがですか^ ^