モーニング・キス

好きになるまでの過程が物足りない

表題作シリーズは新聞配達屋を経営している橘家の4人の兄弟達が主人公。
長男と四男の間はかなり年齢差があって、一人一人も男らしいタイプからちょっと乙女な心のタイプまで色々。
恋愛要素があるのは上の３人ですが、残念ながらどのカップルのお話も相手を好きになるまでの過程の描写が物足りないと感じてしまいました。
当初から既に憧れを持っていた…という設定が多くて、何故惹かれているのかが余り分からない。
切なくなるような状況もあるんですが…気持ちが余り入り込めていないので、それ程切なく感じられなかったのが残念でした。

あと、同時収録の「ね、遊んでよっ」とその続編の「ふたりでいたい」に私の地雷に近い要素があって、この作品は好みではありませんでした。