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alpha shikan gakkou no himitsu no hana ~otosareta kokou no omega~
中原先生に奈良先生なんて、買う一択。しかも飛行機ものと聞いていたのでワクワクしていて、読んでもやっぱりワクワクしていたんですけど、あああなぜそこでそうなる・・・というのがあって、萌にしました。はあ。攻め受けの年齢にあまり捕らわれない方で、オメガバ好きな方、凛々しい受けが好きな方でしたらおススメです。年齢以外はめちゃ好きな設定なんだけどなあ。
無事進学し、空軍への道を突き進むレーヴェ。陸軍の父、長兄、海軍の次兄、諜報部の姉(みんなアルファ)は口々にオメガのレーヴェがアルファばかりの士官学校に行くことをとても心配しています。でもレーヴェは空が飛びたくて飛びたくて。そんなある日訓練飛行中に、訓練機以外の飛行機が近づいてきて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受けの家族、攻めの祖父、コンラート(受けと同室)、オリヴァー(受けの親友)、デニス、ヘルマン(攻め受けの同学年)ぐらいかな。
++ 好きだったところ
受けがねえ良いんです。冷静、つんつん切れ者っていうほどではないんですけど、冷静。感情の起伏は激しくないように感じました。家族から溺愛され(だって三男坊だしオメガだし)重苦しいなと思う所はあるものの、溺愛されていることを嫌だとは思っておらず。清く正しい高潔な貴族という印象でして。そんな方がアルファばっかりのところなんだけど、空飛びたいからっていう理由で士官学校で、クールに頑張っていて。良いなあ・・そうそう、髪がね。さらっさら銀髪なんですよう。萌えたぎるーーーーーーーーーーーーそれに、しれっと巣作りの素材集めたりするんですよwwww可愛いーーーーー
攻めは野生馬?目的のためには手段を選ばないってことが出来る方で、受けよりも飛行技術等はちょっと↑なのかも。ラフな感じで子供と接する様子もあるので、良い~懐広いタイプに感じて、良かったんです!
良かったんですけど!
ただただ年齢が私のレンジ外でした・・・・士官学校だもんなあ・・25歳とかにはならんわなあ・・・あああああ。。。。。
二人ともとても16、17歳とは思えない貫禄です。エチシーンでも。おいおいおい、日本やったら捕まるで、なんですよねえ。
あともう一つ、これが欲しい!と思ったのが、プロペラ機なんですよね????
そう思うものの、プロペラの表現がない。その辺は曖昧にされたのかなあ?先の大戦から半世紀とかって表現もあったしな。プロペラ機好きには、「あああっ」とちょっと思った点でした。
超マイナーな嗜好から外れたところはあって評価は萌ですが、やっぱりかっこええええええと思った一冊でした。中原先生&奈良先生、神。
中原一也先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
オメガバース 2
焦れったさ 2
エロ 2
な感じだと思います。
ヴォルフくん×レオンハルトくんのカプです。
軍人を育てる士官学校に在学しているレオンハルトくん。そこで空軍のエースパイロットとなる為、常にトップの成績を収めていた。しかし、オメガであるレオンハルトくんの周りは、アルファばかり。そんな中、転入生として現れたヴォルフくんのアルファの匂いに、オメガの血が騒いで…。
タイトル通り、今作はオメガバース作品で、ヴォルフくんはアルファ。レオンハルトくんはオメガです。
タイトルに「堕とされた」と書かれていますが、勝手なイメージで仄暗い雰囲気なのかなと思いましたが、そんなことはあまりなかったですね。学園ものでありがちな、いじめっ子、クズで陰湿な脇役キャラの所為で、少し窮地に陥る瞬間がありますが、そこまで重く暗い展開はなかったです。
個人的に、物語り冒頭で、レオンハルトくんの家族や士官学校、空軍部隊の役割など、様々な設定などが細かく書かれていて、更には名称や横文字の読み仮名など、聞き馴染みがないのに溢れていて、ちょっと覚えられないよ、と少し戸惑ってしまいましたね。
あと脇役キャラも多く、しかも愛称呼びされちゃうと、誰のことを指してるのか少し考える時間を要しましたね。
気高く成績優秀なレオンハルトくん。だけどヴォルフくんの登場で、自身のオメガがざわつき、何となくヴォルフくんには近付いてはいけない、と自身の律するのですが、徐々に目が離せなくなったり、あることがきっかけで、無意識に巣作り行動をしちゃっているのが可愛かったですね。
ヴォルフくんの方も登場時は、気難しい無愛想なキャラかと思ったら、普通に少年な一面があったりするギャップが良かったですね。
巣作りやビッチングなどのオメガバース要素や細かな世界観や様々な登場人物など、読み応え充分なので、是非とも読んでほしいです。
中原先生、推してます。
今回も先生買いしたこちら。
オメガバース×士官学校のエースパイロット候補生×ライバル関係。
聞くだけで胸滾る、ドイツ風ファンタジーの世界を楽しみにしていました。
自分の大好きな”オメガの巣作り”もあり、萌える要素がこれでもか!とぎゅぎゅっと
詰まっていたように思います。
…だけど。。なんでだろう、最初から最後まで、”ものすごくときめく”という部分の
ないまま冷静に読み終わってしまいました。
正直、もっともっとキュンとして、萌えて萌えて仕方ないときめきを感じたかった…!
以下、簡単なあらすじと感想を。
門戸は誰にでも開かれているものの、実際はアルファばかりの全寮制士官学校に
在籍する美貌の訓練生・レオンハルト(受)。
彼には「オメガである」という重大な秘密があったものの、抑制剤を飲むことで
発情をコントロールし、全くバレることなく過ごすことができていました。
しかし、ある日の訓練中、レオンハルトの前に突如として現れた戦闘機に乗っていた
転入生・ヴォルフ(攻)に「負けた」と感じ、強烈に意識するように。
そんな中、同級生が別の同級生をいじめている現場に出くわすのですが、
助けた同級生がラット状態になり、自分もヒートになったところをヴォルフに助けられてー
と続くお話です。
ほぼ受けであるレオンハルト目線で進むお話ですが、途中攻め視点もあり
お互い初対面の時から意識し合っていたんだな…というのが、ニヤニヤポイント。
他にも、無意識にヴォルフのものを集めて巣作り行為をしてしまい、
焦って返しに行くもののまた新たに別のものを取ってきてしまうレオンハルトが可愛かった!!
で。そんなレオンハルトの巣作りに気づいたヴォルフがね〜、意地悪なんですよね!
わざと盗りやすいところに自分の持ち物を置いたりして、巣作りだって確認して喜んじゃう。
じわじわと追い詰めて、レオンハルトの口から白状させて喜びに湧くー
…可愛い奴め…!とニヤニヤしてしまう、物語の中で個人的に一番好きなシーンでした◎
型破りで飄々とした年下攻めも、ツンとクールで負けず嫌いな美人受けも
魅力的だけれど、萌えて仕方ない、と思えるほどのインパクトはなかった、かな。。?
これは自分の好みの問題なのですが、どうしても俺様攻めよりも紳士な攻めに惹かれるため、
傲岸不遜タイプのヴォルフはストレートに刺さって来なかったのかなあ…と思いました。
そして、物語の中でレオンハルトが「愛」や「恋」といったものを
考え直すきっかけとなった、同級生二人が起こしたある事件。
その事件の同級生二人のエピソード!ここ、より掘り下げてディープに知りたかったかも…!
終盤にも出てきて、「ただの脇役」ではない存在感を示す二人なだけに、
二人の物語がサラッとしているのがちょっと気になってしまいました。
…いやでも、主役は悪魔でも攻め受け二人だから、そんなワガママ難しいよね、と
分かってはいるのですが。もどかしい。
アクションもの、戦闘シーン大好きな自分としては、ヴォルフ×レオンハルトの
空での訓練飛行の様子、終盤の緊迫したシーンも もっともっと緊迫感や迫力、
手に汗握る感じが欲しかったかなあ、と。
…と、色々うるさいことを言ってしまいましたが;
なかなか素直になれないレオンハルトの巣作りの様子、
それを問い詰めて確認し喜ぶヴォルフの姿にはきゅんと萌えを感じたし、
レオンハルトを溺愛する父・兄・姉たちー特に”嗤う悪魔”と呼ばれ恐れられる父親の
息子へのデレっぷりには、おおいに癒され笑わせてもらいました(*´艸`)
星3〜3.5で評価に迷ったのですが、、(後で変えるかも。。)
「萌2」寄りの「萌」とさせていただきました。
中原先生が「エースパイロット候補生」という単語をXで呟かれてから発売をず~っと心待ちにしていました~!!そして、美麗な奈良先生のイラストにも釘付け!今回、特に口絵が好きです。エモエモ。
士官学校、軍服、空軍、全寮制、エースパイロット候補生、
そしてオメガによる無意識の巣作り…
これらのキーワードにお心当たりのある方は是非~。
冒頭から受けレオンハルトの過保護溺愛家族がコミカルに良い味を出す中、攻めヴォルフの謎めいた登場に受けと一緒にドキドキ。
傲慢俺様大人っぽくて艶やかで…と思いきや、素顔は割と年相応でハッタリが得意で度胸のあるタイプ。爺ちゃんへの手紙に受けのことを諸々書いて伝えてるなんて、ちょっと可愛らしい。(しかも内容を暴露される)
受けは、アルファ一族の中でオメガに生まれめちゃくちゃ可愛がられるわ、「奇跡の宝石」なんて注目を浴びる容姿と本人の才能と努力で常にNo.1をキープしてきた優等生。プライドは高いが、まっすぐでピュアな美人受け。
2人とも家族思いだし、愛情をもって育てられたよい子たちなんですよね。
少なめながらも時折攻め視点が入ることで、攻め受け共に相手をライバルとして意識し合い惹かれあう様子がよく分かります。
お話の展開はオメガバの王道ながら、受けの無意識の巣作りは可愛かった。盗ってはそっと返してを繰り返してるので、早く楽にしてあげてほしかったww
巣作りを指摘されつつ頑なに認めない受けのツンと、観念したときの潔さw可愛。
攻めも気づき浮かれつつ、いや勘違いかも…なんて戒めてるところも、ちょっと青くて可愛い。お互いの気持ちもある程度確かめあってるんだしサクッとくっついてもらって、恋人同士な2人をもっと見たかったかなぁ。
そして起こる、周囲に隠してるオメガあるあるな事件。本当に許すまじ!悪質!
ただ、この処分に関してもですが、端々に厳しいよ!って雰囲気はあるものの、各処分の内容や教官や学長の言動に優しさを感じることも多く、総じてこの士官学校そんなに厳しくないな~と思えてしまいました。攻めの転入や親友sの結果含めちょっとご都合主義感は否めない。
個人的にはもうちょっと大人のバディ要素があれば、もっと萌えたかなという感じですが…10代のちょっと青い2人のアルファとオメガの恋愛(王道)にパイロット候補生という味付けがされて最後まで楽しく読むことができました。
卒業までこの2人は「しー…静かに。声出すなって。」って言いながら寮でイチャコラするんだろうな。(多分周りにはバレてるやつ)がんばれ。
空軍パイロットのエースたちが己の操縦技術を磨き、共に寝食を共にする寄宿生活をベースに繰り広げられるオメガバース作品。ドイツ風の世界観と、パブリックスクールのような背景の趣きにゾクゾクしました!
というのもですね、アルファがうじゃうじゃいる特別クラスの中に、Ωのレオンハルトはただ1人。これだけ聞いても、あり得へん状況なのは一目瞭然です。
周囲には内緒で厳粛な寄宿生活を送る彼は、抑制剤で発情期をコントールし、念願の戦闘機『ロットシュヴァルべ』(←舌噛みそう 笑)に乗るために、こんなリスキーなことをしてるわけでして、物語の入りからドキドキしない方が無理ってもの。レオンハルトは、Ωでありながらトップの訓練生で、しかも容姿端麗で品行方正……そんな彼が今後置かれるであろう状況を想像すると自然と胸が昂りました。
んーーこれ、中盤当たりで絶対バレるパターンくるよなぁ……と思っていたら大当たり(笑)私の予想した通り、そんな展開へと進むストーリーは、ある意味王道っちゃ王道です。
王道の良さはストーリーの背景や設定をじっくりと楽しめることにあると思っていて、私は結構好き。キャラクターたちやそこに絡む人間模様、事件・トラブル、BL展開に恋愛過程などなど、集中して読める利点は大きいです。スタンダードな展開の中にも、ココはこう攻めるんだ?このキャラクターってこうだったのか…と、この作品ならではのオリジナル要素を楽しむ味わいは深かったです。
凛として気高い孤高のΩであるレオンハルト。
粗雑ながらも一流の操縦スキルを持つαのヴォルフ。
優等生と不良の2人が、パイロットとしてときにライバル、ときに同じ目標に向かう良き仲間として切磋琢磨する姿は眩しく映りました。
これまで何年もの間、Ωであることを隠してきたレオンハルトが、ヴォルフに会った瞬間に身体の変化を感じたことから、2人が"運命の番"のような関係を思わせるドキドキ感も良かったです。これまで出会ったαには何も感じなかったのに、ヴォルフには感じてしまったレオンハルトの気持ちの揺らぎや心情描写には引き込まれるものがありました。
行動ではヴォルフが好きですよと言ってるのに言葉にはなかなか出さないツンデレ具合も面白かったです。ヴォルフの所有するものを盗んだりと、素行が悪くなるレオンハルトの巣づくり行動にはちょっと笑っちゃいました( ´∀`)
レオンハルトはΩなので直接的には関係ありませんが、彼の親友2人が番になる(ビッチングオメガ)というまさかの展開にはビックリ。寄宿生活の中にはこうした親友との絆や関わりもあって、そういったとこらも作品の魅力です。
緊迫した操縦のシーンや、過保護な家族との関係もBL展開に限らず存分に楽しめました^ ^
オメガバレしてピンチシーンもあるけど、結果的にピンチがチャンスになったことを思えば、全てが2人にとって素晴らしいエンディングになったことは間違いありません。
最後の家族の顔合わせは、思わずフフフとなっちゃうホッコリシーンでした。緊張感あるシーンから、ほのぼのコミカルシーンまで色んな感情をめいっぱい堪能できて素敵な読後感です( ´▽`)
評価は神寄りです。(変更するやも)
バディがお好きな方に刺さりそうだなと思いました。
漢惚れをして憧憬を抱くのと同時に、
こいつには絶対負けたくない!と切磋琢磨する関係。
思春期特有の青臭さも加わって堪らんのです…!!!
受け:レオンハルトは
脇目も振らず夢だけを追ってきた王道エリートで。
教科書通りのことなら完璧にこなせるし、
それだけの努力をコツコツと積み重ねてきた子です。
攻め:ヴォルフは、
レオンハルトは真逆の破天荒なタイプなんですね。
教官に逆らうなんてあり得ない士官学校でも、
納得ができない事に対しては不快さを隠さなくて。
でも夢を追うことに関してはレオンハルトと同じ熱量で士官学校に在籍してます。
全くタイプが異なる2人だけど
競い合っている時に高揚感を楽しんでる様子は、
バディもの大好きマンにはドストライクでした…!
特にレオンハルトは普段はクールなのです。
そもそもアルファしか在籍しない寄宿舎生活で、
オメガを隠し通すのに心の抑制も大切なんですね。
心を乱さず、崩さず、冷静に。
夢を叶えるための士官学校で学ぶには必須事項で、
己を律するあまり感情が少し鈍いところがあって。
そんなレオンハルトがヴォルフと出会って、
初めて感情を抑制出来ずに突き動かされるんです…!
教官の命令も無視してただただ高揚感にヒリつく…!
切磋琢磨しながらヴォルフの影響をうけて
鈍かった感情が変化していくのがグッときました。
年相応の一面がどんどん出てきて萌えたーーー♡
ヴォルフもすごく良かったです。
戦闘機で突然登場するシーンのインパクトがあり、
唯我独尊!俺様!傲慢!みたいな人かと思いきや、
全ッッ然!!!普通の男の子なんですよね。
レオンハルトに興味がなさそうな顔しながら
内心めちゃくちゃ意識してるのが思春期っぽくて…!
(教官に楯突いてるのも思春期特有の反抗心って)
(おじいちゃんにバラされてるシーンが大好きv)
(本当に年相応の10代の子どもっぽさが可愛かった)
それに士官学校にいるのも夢を叶えるためなので、
生活態度は不真面目でも授業は真面目なんですよ。
これ、めっっっっちゃ萌えません?(萌えます!!)
オメガバース作品だけど、
ライバル心から特別な存在になるのも良かったです。
結果的にアルファやオメガは関係するけど、
バース性とは関係なく惹かれ合った2人だと思う!!
そのくらいライバルの描かれ方が萌えるんですよ!!
もちろんオメガバース作品なので、
発情などのトラブルなどのシーンはありました。
その時のヴォルフの優しさにウルッときちゃう////
あとはなんと言っても巣作り…!!!
レオンハルトの無意識の行動に悶えちゃいます////
発情トラブルにおいては、
超クソ of 超クソな同級生がマジで胸クソですが、
周囲の大人が真っ当なところに安心出来ましたv
あああ~~~~面白かった!!!
そして奈良千春さんの描く制服・軍服はマジ至高。
毎度のことながら眼福でした+゚。*(*´∀`*)*。゚+
エースパイロット候補生、森の中の士官学校、16歳、学園にたった一人のオメガ、そして中原一也さん!どう料理してくれるのか?
この設定たちが読みながら萌えが湧き上がってきましたとも!
中原さんのオヤジ攻めが好きなのですが今作の攻めも、年は若く規律の厳しい寮生活の中でも良い味を出してました。
森のざわめきが聞こえて来そうな臨場感を感じる学園もの?
もう冷静で規則正しく真っすぐな美しすぎるレオンハルト。それがヴォルフと出会って人間味を増してくところ!ラフプレーに振り回されるもやわらかくなりひと皮むけるところ!
この年代でこの厳しい環境でこの制約された立場だからこその青さに、くうぅーーーーときます。
全寮制でカギもかからない部屋、プライバシーなんてほぼ無な環境。そんな中でどうやって恋を芽生えさせ愛し合うの〜?と思ったら!
エロは量は多くないのですが、二人の気持ちが!思わずな行動が!満足いただけると思います。
良きライバルと切磋琢磨して夢を叶えてね!
最近は中原さんの本を積みがちだったのですが、久しぶりに読んでがっつり世界観に浸かりました。奈良さんのイラストも細かいところまでしっかり描いてくださり、麗しいレオンハルトとヴォルフも想像が楽しかったです。
ヴォルフ(α)×レオンハルト(Ω)
休戦中の架空世界を舞台にした
エリート養成航空士官学校の物語。
国家や政治には一切踏み込まず、シリアスすぎなく、
非常に読みやすい。さすが中原一也先生!
心を奪われてしまったのは、
オメガバースの青春の恋模様!
男子だけで封じられたパブリックスクールのような空気感!
その中で繰り広げられる
空軍の卵たちが空を駆ける世界観!
綺麗な軍服やゴシックな雰囲気もまたいい。
10代特有の不安定な感情や揺れ動く恋心が繊細に描かれて 、
Ωへの蔑視の深刻さも。
純粋で初々しく甘酸っぱくて、
セックスやΩの発情に悩みながらも、
10代とは思えない空軍らしい強い意気が光って素晴らしい!
16歳、優秀な軍人一家末っ子で、
Ωであることを隠し、αばかりの士官学校で、
美しくエースとして君臨しているレオンハルト。
そんなレオンハルトの飛行訓練に乱入するのは、
卓越した腕前を持つ転入生・ヴォルフ。
ヴォルフの前で、レオンハルトの屈辱がポイントかと思いきや、
屈辱ではなく、恋の気持ちの発展が見どころ。
気高きレオンハルトと、傲慢なヴォルフ。
ライバルとして認識し合いながら、
上品で気の利いた会話が交わされる
進展していく2人の関係のテンポがいい。
レオンハルトが、
ヴォルフのフェロモンや飛行技術に興奮し、
ヴォルフのことを意識せずにはいられない様子、
Ωとしての本能に翻弄される内面、
こっそり巣作りをする姿、全部がいじらしい!
巣作りのため、ヴォルフの服ではなく、
私物の小物をちょこちょこ盗むという行動が妙に刺さる!
誇り高い性格と恋に未熟なゆえの強気な態度がまたいいところ。
ヴォルフ、
自信に満ちた態度や、尊大な発言のその内容がカッコいい!
彼の視点で、その傲慢さの中にレオンハルトへの特別な想いが・・・!
レオンハルトの見た目に惹かれながら、
レオンハルトの実力が自分の欠けた部分を埋めるような存在だと認めて、
レオンハルトから好かれることに密かに喜ぶ姿というギャップが可愛い。
恋愛においても自信満々で、
レオンハルトの本心を引き出すの手段がまたカッコいい。
登場した同級生たちとヴォルフの祖父が、
それぞれの個性を活かし、関係性が簡潔ながらも、全体に深みを持たせて、
レオンハルトの家族の溺愛が絶妙にコミカルを与えて面白い!
奈良千春先生のイラスト、今回も文句なし。
ラストに向けて、少し2人の恋路や空軍人としての将来を心配したが、
ハッピーエンドで、何も気にせず楽しめました。