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onnoukeki koukyuu ni torawareta josou no nyokann ha ouji ni dekiaisareru
おおお…!これ、すごく面白かったです…!!
初めタイトルの意味が分からず「?」とちょっと躊躇したのですが、一度読み始めたら
ページをめくる手が止まりませんでした。
この、タイトルにもある「温旺家記(おんおうけき=温家という貴族の記録)」と
呼ばれる書物が鍵となる、手に汗握る中華×王家×陰謀(+女装)ファンタジー。
時間を忘れて読み耽ってしまいました。
中華風の世界観、ミステリーや陰謀といったものがお好きな方に特におすすめです◎
自分もこういった↑要素が大好きなので、どっぷり浸って楽しめた〜✨
以下、あらすじと感想を。
ちょっと大きなネタバレになるかなという部分を含んでいますので、
未読の方はご注意ください。
主人公は後宮女官・灯雪(とうせつ・受)。
今は亡き姉と共に後宮に入り、姉の一人息子であり皇太子である煉旺(とうおう)を守るため、女と偽り後宮仕えを続けています。
ところがある日、隠れて水浴びしているところを帝の弟・翠延(すいえん・攻)に
見つかり、男である事実がバレてしまい…
なんとか秘密にして欲しいと頼み込む灯雪に対し、願いを聞き入れる条件として
翠延は”温旺家記”と呼ばれる書物を探し、見つけてくるように言います。
書物を秘密裏に探し、その結果を知らせるため定期的に会うようになる二人。
そのうち少しずつ距離が縮まり、灯雪は翠延に対し恋心を抱くようになりー
と続きます。
この、物語のキーとなる「温旺家記」とは一体何で、どんなことが書かれているのか?
探しても探しても見つからないこの書物は、どこにあるのか?そもそも実在するのか?
そして正妃がこの書物の存在を知ってしまったことで、灯雪と煉旺に迫る危機とは…
そんな謎解きのようなサスペンス要素に大興奮。(*゜∀゜)=3!!
そして、帝の弟である翠延 × 姉の喪が明けたら帝の妻となる予定の灯雪という、
”禁断の関係”にこれまたドキドキするし、萌える…!
しみず水都先生もあとがきに書かれていますが、「兄弟間で受けを取り合う」って
シチュ、最っ高に萌えるし滾ります。
で、しかもそこに更に、女装している灯雪の秘密が帝(や周囲の人々)にも
いつかバレてしまうんじゃないか…
バレるとしたらどのタイミングで、どうやって!? というハラハラが加わり、
約300Pとボリュームのある一冊を貪るように読みました。
最後の最後、身分差があるため翠延の妾扱いとなるしかなく、
甥っ子・煉旺とも自由に会えなくなる…という悲しみからのどんでん返しも良かったー…!
(実際ちょっと予想はしていたものの)ほっとすると同時に「良かったね…!」と
グッと拳を握っていました。
攻め受け二人のキャラにもグッときました。特に受けの灯雪の”美人でカッコいい”姿!
健気美人でいじらしいけれど、可愛い甥っ子を守るためには迷わず体を張り、
傷つけられても怯まない姿に最高に心が燃えた〜!☺︎
と、えち描写は割と少なめながらも個人的にたぎるシーンいっぱいの
手に汗握る中華ファンタジーでした・:*+.面白かった〜!