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menkui
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最後までエッチなし!
でしたがすごく面白かったです。
まあエッチしてもいいのにぃとは思いましたが、この「足りない感じ」はキライではありません。(←これ、作品によって違うんですよね)
目玉くりくりのメンクイの受けくんと、外国人みたいな要望のイケメン攻め。
ついにパラレルワールドまで飛んでいくことになりました。
パラレルワールドの攻めがめちゃくちゃ可愛かったので、こっちのカップルを主役にした作品も読みたいぞ!と思いました。
読みたいといえば、受けの兄ちゃんを主役にしたお話もがっつり読んでみたいぞ!とも思いました。
さらに受けの美形の友人たちもみんな個性的なので、それぞれ読んでみたくなったし…。
つまり、登場するキャラクターが脇役ふくめみんな魅力的すぎるんですよね~。このシリーズの魅力はこの脇役たちの多彩さにもあると思います。
あと『仰視の果て』『濁流』という趣味のわかれそうな短編も同時収録されてます。
二編とも座りの悪い暗い結末のお話なんですが、私は非常に面白かったです。
表題作「メンクイ!」のシリーズ最終巻ですが、他に短編が2作品収録されています。
その短編が2作品とも少しSF要素のある未来を舞台にしているシリアスで少し暗めの作品なので、表題作シリーズとのギャップがかなり感じられました。
表題作にもSF要素のあるエピソードがあって、もしかして作者さんはSFもお好きなのかな?と思わせる1冊でした。
個人的な好みとしては、この作家さんの作品では暗めのお話より明るいコメディの方が好きです。
興味深かったのは、表題作カプの出会いのエピソード。
赤岩君がハンサムでクールな表情のせいか、あまり心情が表情に出ないのですが、心中では緊張しまくりなのが可愛かったです。
2人の友人達やことりのお兄さんのお話などももっと読みたかったので、シリーズ終わりなんてちょっと残念です。