DOGLA+MAGLA

DOGLA+MAGLA
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
40
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
33.3%
著者
寿たらこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイコミックス
シリーズ
GARDEN
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784835214825

あらすじ

「神は人間をご自身の形に創造された」イエス・キリストの蘇りをめぐる謀略により、幼いクリスは宗教組織に監禁された。彼の心を支えるのは献身的な側近・アベルだけ。そして数年後、クリスは決死の逃亡を試みるが…!?死と隣り合わせ、過酷な運命を背負った彼らを「生」へと導いたのは「愛する者を死なせはしない」という「希望」であった!命をかけて、愛する人を救ってください…。出産系BL「SEXPISTOLS」を著す寿たらこ渾身の大作。(ZCDX「GARDEN」収録作品)

表題作DOGLA+MAGLA

その他の収録作品

  • アダムの大罪<前後編>

レビュー投稿数4

ネタバレ注意

分かり辛く描かれています。奇書たるドグラ・マグラの名前を借りているのだから当然とも言える。以下が正解とは思いませんが、自分なりの整理を。ガッツリネタバレです。

・30年前:騎士団とメソリカント財団が分裂、財団が"キリストの複製"を作る
・クリスと武の幼馴染時代
・クリスの両親が殺され、クリス(GRAPE=神の寵児)は"キリストの複製"の身体となるために、財団から教育を受ける ※人に作られた"キリストの複製"は、神に創造された人の躰を求めた
・アベル(キリストの複製であるスペアーズの一人)がクリスの世話役となり、愛を深め、財団を出た暁にはアベルに新しい名前(=アダム)をつけることを約束する
・5年前:クリスはアベルと財団を脱出しようとするが、アベルが撃たれ叶わず
・カイン(スペアーズの一人)がアベルに成り代わる※それに気づかなかった事(=アベルに対する裏切り)へのクリスの後悔っぷりから、5年の間カインもアベルとしてなんだかんだ愛されていたよう
・アベルは財団から追放され騎士団に入りアダムと名乗る
・現在:カイン(クリスはアベルと信じている)の手引きで、クリスは再び財団を脱出するが、アダム(アベル)がカインを殺し騎士団へ。騎士団はクリスを"聖なる血"として擁立しようとする ※武が騎士団の施設内に飾られた絵を「クリスの母」と言っているので、祭り上げられるべき血筋?
・クリスはアダムと信じていた人がカイン、アダムがアベルと気付きアダムを延命するため財団に戻るが、"複製されたキリスト"の目的は神の寵児たるクリスに殺される事だった
・"複製されたキリスト"は親から愛されていないと知ったスペアーズに殺される ※スペアーズの親=複製されたキリスト

私はアダムはある程度の延命を受けたかもしれない(クリスが全てを手に入れたと言っているため、死んでしまったとも考えにくい)けれど、遠くない未来に死ぬと思います。ただ、クリスはスペアーズ達に囲まれ、彼らを愛して過ごすのでしょう。

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ハッピーではあるけれど

聖書の有名な話をモチーフにしています。
とはいえ、作中に書いてあるので分かりやすいです。

表題作「DOGLA+MAGLA(ドグラ マグラ)」はカインが神に愛された弟アベルを殺してしまった話が登場します。

「アダムの大罪」は現代日本の話、主人公も大学生で分かりやすいのですが、「DOGLA+MAGLA」は現代日本も舞台にはなりますが、途中に外国の島へも出向いたり、クローン技術が使われるので、ややこしいです。

ストーリーは、キリストのクローンのクローンであるクリスの身体をめぐる攻防戦です。クリスはボディーガードであるアダム(昔の名は「アベル」)を愛するのですが、彼は細胞限界により寿命が近い。そんな彼を助けるために、逃げていた財団へ出向き、キリストのクローンを脅すのですが…結局、アダムは助かったのでしょうか?最後にクリスが「すべてを手に入れた」と言っているのですけど、いまいち分かりません。(私が鈍いから?)ややこしい状況の中、クリスの幼馴染である日本人タケルの、まっすぐさが心地よかったです。

同時収録「アダムの大罪」は最初の人間であるアダムと、アダムの助骨から作られたイブが禁断の実を食べて天国を追放されてしまう話を、同性・義理の弟・妹の彼氏である和司(攻め)への禁断の恋にと絡めています。妹、圭子が気の毒ですが、自殺じゃなく事故だったと信じています。

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表題作だけなら中立評価ですが…

うう…私がアホなのか、表題作は話が解りづらくて、苦痛でした。
寿たらこさんは大好きな作家さんなんですが、はじめて「さすがにこれは…」という気分になってしまいました。
ストーリーだけじゃなく、顔の書き分けなどももうちょい分かりやすく丁寧にして欲しかったです。
なにしろクローンなお話なので「同じ顔」の人がいろいろと登場するんですよね。でも、「誰と誰を同じ顔ってことにしてる」のか、見た目じゃスパッと分からない。考えたら分かるんですが。登場人物が多いから、なおさらそれが読みすすめる上でかなりのストレスになりました。
なにより、キリスト教的な要素まで絡めるのは、さすがに風呂敷を広げすぎじゃないかと…。

表題作だけなら中立評価にしてたと思います。
でも同時収録されてる『アダムの大罪』という作品がめちゃくちゃ面白かったので萌え評価にしました。
亡くなった“ケイ”のことを思って、ほろ苦い切ない気分になりました。

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アダム

作られた人。
今を生きる人。
クローン。再生。
世界感というか、構成というか。
ガッツリ読んでも正直私には難しくてよく意味が理解できなかったというのが雑感。
絵柄的には、すごく好きな作家さんなので、苦痛ではないのですが、イマイチこぉ・・・何がどうなっているのかというのがわかりませんでした。
役立たずで申し訳ない(´。_。`)ゞぅぅぅ…
ただ、あのボディーガードさん。
自分の命が短いこと。自らが、自らを作り出しているもとであること。
守りたいもの。守りたいからこそ。。。。胸を締め付け、ぐっと来るシーンも多くありました。
もう一度読み返したらわかってくるのかしら。

■アダムの大罪
どちらかというと、こちらのほうがわかりやすい。
勘違いと、すれ違い。そして思う相手と重ねるからだ。
ちょっと強引に続いてきたこの間系のいきつくさきは・・?!
もっと素直になっていたら。
もっとわかりやすく行動できたら。
もっと早くお互いに。とも思いますが、ハッピーエンドの行く末に気持ちよく読み終えることができました

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