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そのオヤジは西ノ宮龍太郎、足長おじさんであり、社長であり、部長。
そしてあるときは掃除夫に変身してまで雄也につく悪い虫を追っ払おうとする執念のオヤジw
しかし、その正体はアラブの王国、カタブラ王国の王子様。でもおっさん。
彼にアラブの印象は凄く薄く。兄弟は明らかにアラブ!なんだけど、日本の血が強く出ているのか、普通の日本のかっこいいおっさんである。
まぁそういう容姿だから普通に日本支社を勝手に作って、社長に就任してそこの部長追い出してより近くで見張れる位置につく、とかするわけで・・・
そんなどうにもこうにもストーカーっぽい西ノ宮「部長」の事を雄也が好きになっちゃったから大変だ。すでに相思相愛なんだけど、西ノ宮さん的には雄也にプレッシャー与えないために本当の立場は明かしたくない。
でも体は非常にしんどい、母国の事情もそれを許してくれない、と。
そしてその立原雄也はぱっとみー新入社員だけど実は幼少の頃から西ノ宮は知ってるし、ゆくゆくは父親の持っていた社長を継ぐことの出来る人物。
ぱっと見ショタっぽいルックスだが、実は背はそんなに低くない・・・んだよな(ハートストリングスの裄也と同じ177cm)
そんな二人の間に障害物として入ってくるオジャマなバイセクシャルの課長(これもまた政治家を親族に持つやっかいなセレブ)とか兄とかの登場でどんどん社長であるとか王族であるとかバケの皮がはがれてくるわけで、最終的には雄也は父親の会社を次ぐために辞めてしまう。西ノ宮に「ふさわしい人間になる」ために。
最終的には全部きれいさっぱり告白するわけだけど、そこからの愛との引き換えのふっきりが凄い。でも、あれだ。ゴール地点にたどり着いた二人、幸せそうで何よりです。
これが雄也視点だったらこういう「実は隣にいた」あしながストーリーは結構ありそうなんだけど、これがおじさん視点だからこそ面白いんでしょうねー。