電子限定版
ou wo suberu unmei no ko bangaihenshuu
嬉しい嬉しい番外編!
ルストとリオのその後が読めるとなってワクワクしながら購入しました。
が!!!
いきなり読み始めたところで前後関係が分からず意味プーでした。そんな自分にビックリ。ううっ…情けない話です…。
なので私。1巻から読み返しました。番外編読むために1日で4巻読み直しました、気合いで(笑)
読み返して良かったーー!めちゃ分かってニヤついちゃったし^ ^
うっすら覚えてるだけでは、えーーっと…と私のようにアワアワするかも。せっかくのストーリーなので、私のように本編を忘れてるかもって方は読み返しをおすすめします。
さて。この番外編は二編収録されています。
1つは、「ユリアのお気に入りの硝子玉」で、2つ目が「辺境に生まれた王の夢」です。前者はユリア視点、後者はリオ視点のお話です。
ユリアの〜は、リオのために硝子玉を購入したユリアの思いを綴った内容。リオの大事な人たちの瞳の色と同じ硝子玉をを選んだことに、ユリアがリオのことが大好きだって感じる気持ちが伝わってきます。これからどんな運命が待ち受けていても、自分たちは不幸なんかじゃない。幸せなんだよっていうメッセージが胸にジンとくる……。完結巻まで読んだからこそ染みるユリアの思いに浸れるお話でした。
そして、最もページを割いたのがアフターストーリーとなる「辺境に生まれた王の夢」です。
これはフロシフランの王となったリオが教育制度を整えたいと奔走するお話。あと一歩でその夢が叶うってときに、有能な右宰相の前に何度も撃沈しションボリしちゃうけど、でも諦めないよってもの。夢の実現に向けて自分の原点を今一度振り返り、自分がどうしてこの夢を実現したいのかに向き合っていくリオの姿がちゃんと王の姿してて嬉しくなりました。
本編で王家転覆を狙ったイネラドもちょっとだけど登場し、いい距離感でうまく関係をつくってるところもホッコリ。アランやエミル、フェルナンなど使徒たちももちろん登場してて懐かしかったです。
二王制となったルストとリオを支えてる彼らの姿はまさにこのアフターストーリーの理想形♪( ´▽`)リオに甘いアランとか、精神的な支えのエミルとかめちゃ良かったです。
もちろんルストは相変わらずリオにデレてて、頼もしい相方であり恋人でした。
この番外編でちょい残念だったのは、2人のあまい時間やイチャイチャがなかったことかな。そもそものルストの存在感が番外編では薄めなんで仕方ないかもですが(笑)、期待してたぶんちょっと物足りなさを感じました。
リオは王としてまだまだ未熟なところは多々ありますが、国を統べる王として成すべきことに向き合いながら少しずつ夢に向かって頑張って欲しいなと思います。
久しぶりのメンバー集結に嬉しくなった番外編でした♪